こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科とは何を学ぶ学科か|推薦型選抜で求められる視点」です。


総合グローバル学部とはどんな学部なのか

上智大学の中でも人気の高い学部の一つが、総合グローバル学部総合グローバル学科です。

名前を聞くと、「国際関係について学ぶ学部なのかな」と思う人も多いかもしれません。

たしかに、この学部では世界のさまざまな問題を扱います。しかし、単に海外事情を学ぶだけではありません。

総合グローバル学部で大切にされているのは、世界と社会のつながりを考える視点です。

世界で起きている問題は、日本の社会とも深く関係しています。そのつながりを、多面的に考えていくことがこの学部の特徴です。


「グローバル」とは何を意味するのか

グローバルという言葉は、ニュースや学校でもよく聞く言葉です。

しかし、「英語」や「海外」というイメージだけで理解してしまうと、この学部の本当の特徴は少し見えにくくなります。

総合グローバル学部で扱うのは、世界全体に関わる社会問題です。

たとえば、環境問題、貧困問題、人権問題、紛争、難民問題、ジェンダー、開発問題などがあります。

こうした問題は、一つの国だけで解決できるものではありません。

国と国だけではなく、地域社会、企業、市民、国際機関など、さまざまな立場の人が関わっています。

そのため、この学部では「世界の出来事を広い視点から考える力」が求められます。


総合グローバル学部では何を学ぶのか

総合グローバル学部では、社会問題をさまざまな角度から学びます。

  • 国際政治
  • 国際協力
  • 開発問題
  • 人権問題
  • 文化や価値観の違い
  • 平和や紛争の問題

これらを単独で学ぶのではなく、「なぜその問題が起きるのか」「どのような立場の人が関わっているのか」を考えながら学んでいきます。

たとえば環境問題一つを考える場合でも、企業、政府、市民、発展途上国など、それぞれの立場によって考え方は変わります。

総合グローバル学部では、その違いを理解しながら、社会問題を多面的に考えていきます。


「国際系学部」との違い

高校生からよくある質問の一つが、「国際系の学部とは何が違うのですか」というものです。

一般的な国際関係学では、国家と国家の関係を中心に扱うことが多くあります。

一方、総合グローバル学部では、国家だけではなく、地域社会やNGO、市民活動などにも注目します。

つまり、「国同士」だけではなく、「社会そのもの」を考える学部とも言えます。

そのため、社会問題や人々の暮らしに関心を持っている人にとっては、とても興味深い学びにつながることがあります。


推薦型選抜で見られていること

総合グローバル学部の推薦型選抜では、「海外経験が豊富な人が有利なのでは」と不安になる人もいます。

しかし実際には、海外経験そのものだけが評価されるわけではありません。

むしろ重視されているのは、社会問題への関心や、多様な価値観を理解しようとする姿勢です。

たとえば、ニュースを見て疑問を持った経験や、学校の授業で社会問題について考えた経験も、十分に志望理由の材料になります。

推薦型選抜で見られているのは、「どれだけ知識があるか」だけではありません。

社会をどう見ているのか。どんな問題に関心を持っているのか。そこに、その人らしい視点があるかが大切になります。


志望理由の出発点は「疑問」

総合グローバル学部を志望するきっかけは、人によってさまざまです。

たとえば、ニュースで紛争問題を見た経験、授業で貧困問題を学んだ経験、環境問題について調べた経験などがあります。

大切なのは、「どんな問題に関心を持ったのか」です。

そして、その問題について「なぜそうなるのだろう」と考えた経験が、推薦型選抜では大きな意味を持ちます。

推薦入試は、完璧な知識を持つ人を選ぶ試験ではありません。

考え続けられる人、自分なりに問いを持てる人を見ています。


世界の問題は、私たちの生活ともつながっている

国際問題というと、遠い国の出来事のように感じる人もいるかもしれません。

しかし実際には、世界の問題は私たちの日常とも深くつながっています。

たとえば、環境問題、食料問題、エネルギー問題、物価の変化などは、日本で暮らす私たちにも影響しています。

総合グローバル学部では、こうした「世界と自分たちの生活のつながり」を考えていきます。

だからこそ、日常の中で感じた疑問も、学びの入り口になることがあります。


最後に:あなたの関心から学びは始まる

総合グローバル学部を志望するうえで大切なのは、特別な海外経験や完璧な知識ではありません。

むしろ重要なのは、社会の出来事に関心を持ち、「なぜだろう」と考え続ける姿勢です。

ニュース、授業、学校生活、日常の出来事。

その中で感じた違和感や疑問は、すべて学びの入り口になります。

もしあなたが、「世界の問題はなぜ起きるのだろう」「異なる立場の人はどう考えているのだろう」と考えたことがあるなら、その関心は総合グローバル学部につながっているかもしれません。

ぜひ、自分が気になった社会問題を振り返りながら、「なぜ自分はその問題に関心を持ったのか」を考えてみてください。

そこから、あなたらしい志望理由が少しずつ見えてくるはずです。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。