こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科に向いている人|推薦型選抜で評価される資質」です。
海外経験や英語力だけで決まるわけではない
総合グローバル学部に興味を持つ受験生から、「どんな人がこの学部に向いていますか」と聞かれることがあります。
名前から考えると、「海外経験がある人」「英語が得意な人」が向いていると思う人も多いかもしれません。
もちろん、海外や外国語に関心があることは一つのきっかけになります。しかし、上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科で本当に大切なのは、それだけではありません。
より重要なのは、世界や社会の問題に関心を持ち、「なぜそうなっているのだろう」と考えようとする姿勢です。
社会問題に関心を持てる人
総合グローバル学部では、世界のさまざまな社会問題について学びます。
- 環境問題
- 貧困問題
- 紛争や平和
- 人権問題
- 開発問題
こうしたテーマに対して、「自分には関係ない」と思うのではなく、「なぜこの問題が起きているのだろう」と考えられる人は、この学部に向いています。
たとえばニュースで難民問題を見たときに、ただ大変そうだと感じるだけでなく、その背景にある政治、経済、歴史、社会の仕組みに関心を持てるかどうかが大切です。
多様な価値観を知りたい人
世界には、さまざまな文化や価値観があります。
教育のあり方、家族の考え方、働き方、宗教、社会制度などは、国や地域によって大きく異なります。
総合グローバル学部では、こうした違いを単に「珍しいもの」として見るのではなく、その背景にある社会の仕組みや歴史を考えていきます。
自分とは違う考え方に出会ったときに、すぐに否定するのではなく、「なぜそのように考えるのだろう」と理解しようとする姿勢が大切です。
一つの問題を多面的に考えられる人
社会問題には、簡単に答えが出ないものが多くあります。
たとえば環境問題を考える場合、自然を守ることは大切です。しかし一方で、企業活動、地域の雇用、生活の便利さなども関係してきます。
一つの立場だけで考えると、問題の全体像は見えにくくなります。
総合グローバル学部では、政府、企業、市民、国際機関、地域社会など、さまざまな立場から問題を考える力が求められます。
そのため、「正解を一つに決める」よりも、「複数の視点から考え続ける」ことが得意な人に向いています。
海外経験がなくても志望理由は作れる
総合グローバル学部を志望する人の中には、「海外経験がないと不利なのでは」と不安に思う人もいます。
しかし、海外経験が必須というわけではありません。
大切なのは、世界や社会の問題に関心を持ち、自分なりに考えてきたかどうかです。
たとえば、授業で扱った国際問題、ニュースで知った社会課題、探究活動で調べたテーマなども、十分に志望理由の材料になります。
推薦型選抜では、特別な経験の有無だけでなく、その経験から何を考えたのかが見られます。
推薦型選抜で見られるポイント
上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科の推薦型選抜では、専門知識の量だけが評価されるわけではありません。
大切なのは、社会問題への関心、多様な価値観への理解、自分の考えを言葉にする力です。
出願書類や面接で問われる志望理由では、「国際問題に興味があります」だけでは少し弱くなります。
どのような問題に関心を持ったのか、なぜその問題が気になったのか、その問題を大学でどう学びたいのかを、自分の言葉で説明することが大切です。
高校生活の経験も学びにつながる
総合グローバル学部の志望理由は、高校生活の中から考えることもできます。
授業で社会問題を扱った経験、探究活動で調べたテーマ、ニュースについて友人と話した経験など、身近な出来事がきっかけになることもあります。
たとえば、学校の授業で貧困問題を学び、「支援だけで本当に解決できるのだろうか」と疑問を持ったなら、それは総合グローバル学部での学びにつながる問いになります。
最後に:自分の関心を大切にしよう
上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科に向いている人は、最初から完璧な知識や海外経験を持っている人だけではありません。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
大切なのは、社会の出来事に関心を持ち、「なぜだろう」と考えようとする姿勢です。
ニュース、授業、探究活動、日常の出来事の中で、自分が気になった問題を一つ思い出してみてください。
その疑問を深めていくことが、上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科を志望する理由の出発点になります。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


