こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科|志望理由の基本構造と推薦型選抜で伝わる書き方」です。


志望理由は「特別な文章」ではなく考えの整理

上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科の推薦型選抜を考えるとき、多くの受験生が最初に悩むのが、出願書類や面接で問われる志望理由です。

「何を書けばよいのか分からない」「どんな内容なら評価されるのだろう」と不安になる人も少なくありません。

しかし、志望理由は特別な言葉で飾る必要はありません。

大切なのは、自分がどのような社会問題に関心を持ち、なぜ上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科で学びたいのかを整理することです。


志望理由は4つの要素で考える

志望理由は、次の4つの要素で考えると整理しやすくなります。

  • 関心を持った社会問題
  • きっかけとなった経験
  • 大学で学びたいこと
  • 将来とのつながり

この流れがあることで、「なぜこの学部なのか」が読み手に伝わりやすくなります。

特に総合グローバル学部では、社会問題への関心と、その問題を多面的に考えようとする姿勢が大切です。


関心を持った社会問題を明確にする

まず考えたいのは、自分がどのような社会問題に関心を持っているのかです。

総合グローバル学部では、環境問題、貧困問題、人権問題、紛争、開発問題、国際協力など、世界と社会に関わる幅広いテーマを扱います。

難しいテーマを選ぶ必要はありません。

大切なのは、自分が本当に気になった問題であることです。

たとえば、「ニュースで難民問題を知り、なぜ支援が届かない人がいるのか疑問に思った」というように、自分の関心が具体的に見えると、志望理由に説得力が生まれます。


きっかけとなった経験を書く

次に、その社会問題に関心を持ったきっかけを整理します。

きっかけは、海外経験や特別な活動でなくても構いません。

ニュース、学校の授業、探究活動、本、映画、友人との会話など、身近な出来事が出発点になることもあります。

重要なのは、「なぜその問題が気になったのか」です。

同じニュースを見ても、人によって感じ方は違います。その違いが、あなた自身の視点になります。

推薦型選抜では、経験の大きさだけでなく、その経験から何を考えたのかが見られます。


大学で何を学びたいのかにつなげる

志望理由では、関心を持った社会問題を、大学での学びにつなげることが大切です。

たとえば、貧困問題に関心がある場合、単に「困っている人を助けたい」と書くだけでは少し抽象的です。

そこから一歩進んで、「貧困が生まれる社会の仕組みを学びたい」「支援が届きにくい背景を国際社会の視点から考えたい」と書けると、学問への関心が伝わります。

総合グローバル学部で学べる国際社会の仕組み、開発問題、文化の違い、社会制度などと結びつけて考えると、志望理由がより自然になります。


将来とのつながりを考える

最後に、大学での学びを将来どのように活かしたいのかを考えます。

ただし、高校生の段階で具体的な職業を決めていなければいけないわけではありません。

「国際社会に関わる仕事に興味がある」「社会問題の解決に関わりたい」「多様な立場の人をつなぐ役割を考えたい」といった方向性でも十分です。

大切なのは、関心を持った社会問題、大学で学びたいこと、将来の方向性が自然につながっていることです。


志望理由は自分の関心のストーリー

志望理由は、単なる説明文ではありません。

社会問題を知り、疑問を持ち、その問題をさらに学びたいと思った流れを伝えるものです。

つまり、志望理由は自分の関心のストーリーでもあります。

最初から完璧に書こうとする必要はありません。書いて、読み直して、修正する中で、自分の考えは少しずつ整理されていきます。

その過程こそ、推薦型選抜で大切にされる「考え続ける姿勢」につながります。


最後に:自分の問いから始めてみよう

上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科の志望理由を考えるとき、一番大切なのは、「なぜこの学部で学びたいのか」という自分の考えです。

その出発点は、社会の出来事に対する関心です。

ニュース、授業、探究活動、学校生活の中で、「なぜこの問題が起きているのだろう」と感じたことを思い出してみてください。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。

まずは、自分が関心を持った社会問題を一つ選び、なぜ気になったのかを考えてみましょう。

その問いが、あなたらしい志望理由の出発点になります。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。