こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科|探究テーマの見つけ方と推薦型選抜で評価される視点」です。
探究テーマは「難しい言葉」から探さなくていい
上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科を志望する受験生の多くが、「どんなテーマに関心を持てばよいのだろう」と悩みます。
総合グローバル学部では、世界のさまざまな社会問題を扱います。そのため、出願書類や面接で問われる志望理由でも、自分が関心を持っているテーマを伝えることが大切になります。
ただし、最初から難しいテーマを用意する必要はありません。
大切なのは、自分が日常の中で感じた「なぜだろう」という疑問から考え始めることです。
テーマは身近な疑問から生まれる
探究テーマは、最初から大きな社会問題として完成している必要はありません。
たとえば、ニュースを見て「なぜこの地域では紛争が続いているのだろう」と感じたことや、授業で環境問題を学び「なぜ国によって取り組みに差があるのだろう」と思ったことも、テーマの出発点になります。
推薦型選抜で大切なのは、完璧な答えを持っていることではありません。
その問題に対して問いを持ち、考え続けようとしているかどうかです。
世界の問題は私たちの生活ともつながっている
国際問題というと、遠い国の出来事のように感じる人もいるかもしれません。
しかし実際には、世界の問題は日本で暮らす私たちの生活ともつながっています。
- 環境問題
- 食料問題
- 資源問題
- 労働問題
- 人権問題
たとえば、私たちが使っている服やスマートフォン、食べ物も、世界の生産や流通と関係しています。
身近な生活から世界とのつながりを考えることも、総合グローバル学部らしい探究の入り口になります。
ニュースは探究テーマの大きなヒントになる
探究テーマを見つけるとき、ニュースはとても大きなヒントになります。
気候変動、国際紛争、貧困問題、難民問題、ジェンダー、人権問題など、日々さまざまな出来事が報道されています。
ニュースを見るときは、出来事を知るだけで終わらせないことが大切です。
「なぜこの問題が起きているのか」「誰が困っているのか」「どの国や地域が関係しているのか」「自分たちの生活とはどうつながっているのか」と考えてみましょう。
その問いが、探究テーマにつながっていきます。
大きなテーマは小さく分けて考える
探究テーマを考えるとき、「大きなテーマにしなければ」と思う必要はありません。
むしろ、一つの問題を具体的に絞って考えることが大切です。
たとえば「環境問題」といっても、その中にはプラスチックごみ、森林破壊、気候変動、食品ロス、エネルギー問題など、さまざまなテーマがあります。
「環境問題に関心があります」だけで終わるよりも、「食品ロスがなぜ世界の食料問題と関係しているのかを考えたい」としたほうが、関心の方向が伝わりやすくなります。
多様な視点で考えることが大切
総合グローバル学部では、社会問題を一つの立場だけで見るのではなく、多面的に考える姿勢が求められます。
たとえば環境問題を考える場合、自然を守ることは大切です。しかし同時に、企業活動、地域の雇用、政府の政策、市民の生活なども関わってきます。
一つの立場だけで「正しい」「間違っている」と決めるのではなく、さまざまな立場の人がどのような事情を抱えているのかを考えることが大切です。
この姿勢は、推薦型選抜でも評価される視点になります。
完璧なテーマより、考え続ける姿勢
探究テーマを考えるとき、「正しいテーマを見つけなければ」と焦る必要はありません。
最初から完成されたテーマでなくても大丈夫です。
調べていく中で、新しい疑問が生まれたり、考えが変わったりすることは自然です。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
だからこそ、今の自分が本当に気になっている問題から出発することが大切です。
最後に:自分の「なぜ?」を探してみよう
上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科の探究テーマは、特別な場所から見つけるものではありません。
ニュース、授業、探究活動、日常の出来事の中で感じた「なぜだろう」が、テーマの出発点になります。
まずは、自分が最近気になった社会問題を一つ思い出してみてください。
そして、「なぜ自分はその問題に関心を持ったのか」「どの立場の人が関わっているのか」「世界と自分の生活はどうつながっているのか」を考えてみましょう。
その問いを深めていくことが、あなたらしい志望理由につながっていきます。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


