こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科|推薦型選抜で避けたい志望理由のNG例」です。
志望理由に「正解」はない
総合グローバル学部の推薦型選抜を考えるとき、多くの受験生が不安になるのが、出願書類や面接で問われる志望理由です。
「この内容で本当に大丈夫なのだろうか」「評価されない書き方になっていないだろうか」と悩む人も少なくありません。
実際には、志望理由に唯一の正解があるわけではありません。
しかし、推薦型選抜で伝わりにくくなってしまう共通のパターンはあります。
今回は、上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科を志望する受験生が気をつけたいNG例について整理していきます。
NG① 抽象的な言葉だけで終わっている
最も多いのが、抽象的な言葉だけで終わってしまうケースです。
たとえば、
- 世界の問題を解決したい
- 社会に貢献したい
- 国際社会で活躍したい
といった表現です。
もちろん、こうした思いを持つこと自体はとても大切です。
しかし、この言葉だけでは、「なぜそう思ったのか」「どんな問題に関心があるのか」が伝わりにくくなります。
推薦型選抜では、立派な言葉を並べることよりも、自分の関心の背景を説明できることが重要です。
たとえば、「ニュースで食品ロスの問題を知り、日本だけでなく世界的な課題だと感じた」など、具体的なきっかけがあると、読み手に考えの流れが伝わりやすくなります。
NG② 学部とのつながりが弱い
社会問題について詳しく書いていても、「なぜ総合グローバル学部なのか」が見えにくいケースもあります。
たとえば、環境問題や人権問題について書いていても、問題の説明だけで終わってしまうことがあります。
総合グローバル学部では、国際社会、多文化理解、開発問題、社会制度など、さまざまな視点から世界の課題を考えます。
そのため志望理由では、
- どのような視点からその問題を考えたいのか
- なぜこの学部で学びたいのか
を書くことが大切です。
単に「問題に興味があります」ではなく、「多様な地域や文化の視点から問題を考えたい」とつなげることで、学部との関係が見えやすくなります。
NG③ 海外への憧れだけになっている
総合グローバル学部という名前から、「海外が好きだから志望しました」という内容になってしまう人もいます。
もちろん、海外への関心は大切です。
しかし、それだけでは志望理由としては少し弱くなってしまいます。
総合グローバル学部は、単に海外に詳しくなるための学部ではありません。
世界の社会問題を、多様な立場から考える学部です。
そのため、「海外に行きたい」という気持ちだけではなく、
- どのような社会問題に関心があるのか
- なぜその問題を考えたいのか
を整理することが大切です。
NG④ 社会問題の説明だけになっている
志望理由を書くとき、ニュースや社会問題の説明ばかりになってしまうケースもあります。
たとえば、「世界では貧困問題が深刻です」という説明だけで終わってしまう文章です。
もちろん背景を説明することは大切ですが、それだけでは「あなた自身」が見えてきません。
推薦型選抜で見られているのは、問題そのものよりも、「あなたがその問題をどう考えたのか」です。
同じニュースを見ても、人によって感じ方は違います。
だからこそ、自分がなぜ気になったのか、どんな疑問を持ったのかを書くことが重要になります。
NG⑤ 話の流れが整理されていない
内容自体はよくても、話の流れが飛んでしまい、読み手に伝わりにくくなることもあります。
たとえば、
社会問題の話
↓
突然将来の話
↓
別の活動の話
というように話題が大きく変わると、読み手は流れを追いにくくなります。
志望理由を書くときは、
- 関心を持った社会問題
- きっかけとなった経験
- 大学で学びたいこと
- 将来とのつながり
という順番を意識すると、自然な流れになりやすくなります。
推薦型選抜で見られているもの
推薦型選抜では、「どんな立派な経験をしたか」だけが評価されるわけではありません。
むしろ重視されるのは、思考の姿勢です。
つまり、経験そのものよりも、その経験を通して何を感じ、どんな疑問を持ち、どのように考えたのかが見られています。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
最後に:あなた自身の関心を言葉にしよう
志望理由を書くとき、「評価されそうな内容を書こう」と考えすぎる人は少なくありません。
しかし本当に大切なのは、自分自身の関心を言葉にすることです。
ニュース、授業、探究活動、学校生活の中で、「なぜだろう」と感じた問題を振り返ってみてください。
その疑問こそが、総合グローバル学部での学びにつながる出発点になります。
まずは、自分がどんな問題に関心を持っているのかを、ゆっくり整理してみましょう。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


