こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学総合人間科学部教育学科では何を学ぶ?高校との違いと学問の魅力」です。
教育学科=先生になるための場所、だけではない
「教育学科って、先生になるための学科ですよね?」
こうしたイメージを持っている人は多いかもしれません。たしかに教員を目指す人もいますが、上智大学総合人間科学部教育学科の学びは、それだけにとどまりません。
この学科で扱うのは、「教育とは何か」という根本的な問いです。学校という場に限らず、人が学ぶことそのものを広くとらえ、社会との関係の中で考えていきます。
教育を“当たり前”から問い直す学問
たとえば、次のような疑問を考えてみてください。
- なぜ学校は今のような仕組みになっているのか
- 学ぶとはそもそもどういうことなのか
- テストで評価することは本当に公平なのか
- 教育の機会はすべての人に平等に与えられているのか
普段はあまり立ち止まって考えないようなことですが、教育学ではこうした「当たり前」を一度疑い、さまざまな角度から考え直します。
歴史、社会、心理、制度など、多様な視点を組み合わせながら、「よりよい教育とは何か」を探究していくのが特徴です。
高校の学びとの大きな違い
高校では、授業を「受ける側」として学ぶことが中心だったと思います。決められた内容を理解し、テストで成果を示すという流れです。
一方、大学の教育学科では、自分自身が問いを立てる側になります。
たとえば、こんな場面を思い出してみてください。
- テストの点数で評価されることに違和感を持った経験
- クラスの中で発言しにくい空気を感じたこと
- 部活動で後輩との関わり方に悩んだこと
こうした日常の中の違和感や経験が、大学での学びの出発点になります。
教育学は、正解を覚える学問ではありません。むしろ、「なぜそうなるのか」「どうすればよりよくなるのか」を考え続ける学問です。
社会とつながる教育の視点
上智大学総合人間科学部教育学科の特徴の一つは、教育を社会との関係の中でとらえる点にあります。
教育は学校の中だけで完結するものではありません。家庭環境、地域社会、文化的背景、制度のあり方など、さまざまな要素と深く結びついています。
そのため、学びの中では次のようなテーマにも向き合います。
- 子どもの発達や心理の理解
- 教育制度や政策の仕組み
- 社会問題と教育の関係
- 多様な背景を持つ人への支援
一つの正解にたどり着くというよりも、複数の視点を持ちながら考え続ける力が求められます。
推薦入試で見られているポイント
上智大学の推薦入試では、「先生になりたい」という気持ちだけでは評価にはつながりません。
見られているのは、どれだけ深く考えているか、そして考え続けようとしているかです。
具体的には、次のような点が重視されます。
- 教育に対してどんな疑問や関心を持っているか
- その関心がどのような経験から生まれたのか
- これからどのような教育のあり方を考えていきたいのか
大切なのは、立派な実績があるかどうかではありません。日常の中で感じた違和感や気づきを、自分の言葉で丁寧に考えているかどうかです。
あなたの経験がそのまま学びにつながる
もしあなたが、
- 学校の仕組みに少しでも疑問を持ったことがある
- 友人との関わりの中で「学びって何だろう」と考えたことがある
- 後輩や子どもとの関わりで悩んだ経験がある
のであれば、それはすでに教育学への入り口に立っているということです。
教育学科は、「子どもが好き」という気持ちを出発点にしながら、それを社会の中でどう活かしていくかを考える学問です。
最後に
推薦入試は、「完璧な人」を選ぶ試験ではありません。
選ばれるのは、問いを持ち、考え続けようとする人です。
まずは、自分がこれまで受けてきた教育を少し振り返ってみてください。
どんな授業が印象に残っているのか。どんな場面で違和感を覚えたのか。どんなときに「学ぶって面白い」と感じたのか。
そうした一つひとつの経験の中に、これから深めていくテーマの種があります。
「自分は何に疑問を持っているのか」を、ぜひ考えてみてください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


