こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学総合人間科学部教育学科に向いている人とは?」です。
教育学科に向いている人とはどんな人か
教育学科に向いている人は、どんな人でしょうか。
「子どもが好きな人」「教えるのが得意な人」といったイメージを持つ人も多いと思います。もちろん、それも一つの大切な要素です。
しかし、上智大学総合人間科学部教育学科で求められているのは、それだけではありません。
この学科で大切にされているのは、「教育というものを深く考え続けられるかどうか」です。つまり、知識の多さや経験の華やかさよりも、問いを持ち続ける姿勢が重視されます。
当たり前を疑えるかどうか
教育学に向いている人の一つ目の特徴は、「当たり前を疑えること」です。
たとえば、「学校は毎日通うもの」という考え方は、多くの人にとって自然なものかもしれません。
ですが、少し立ち止まって考えてみると、「なぜその仕組みなのだろう」「他の形はありえないのだろうか」といった疑問が生まれることがあります。
たとえば、オンライン授業の経験を思い出してみてください。通学しなくても学べる場面を経験したことで、「学校に行く意味って何だろう」と考えた人もいるのではないでしょうか。
こうした日常の中の違和感に気づき、それをそのままにせず考え続けられる人は、教育学の学びと相性が良いです。
人の成長を長い目で見られるか
二つ目の特徴は、「人の成長を長い目で見られること」です。
教育は、すぐに結果が出るものではありません。テストの点数のように、短期間で測れるものばかりではないからです。
たとえば、部活動で後輩を指導した経験を思い出してみてください。最初はうまくできなかったことが、少しずつできるようになっていく姿を見たことがあるのではないでしょうか。
その変化は、一日や二日で起きるものではなく、時間をかけて積み重なっていくものです。
教育学では、こうした長い時間軸で人の成長をとらえる視点が求められます。相手の立場を想像しながら、焦らず向き合う姿勢が大切になります。
社会とのつながりを考えられるか
三つ目の特徴は、「教育を社会とのつながりの中で考えられること」です。
教育は学校の中だけで完結するものではありません。家庭環境や経済状況、地域の違い、文化的背景など、さまざまな要素と深く関係しています。
たとえば、同じクラスの中でも、学びやすさに違いがあると感じたことはないでしょうか。
塾に通える人とそうでない人、家で集中できる環境がある人とそうでない人。こうした違いが、学びに影響していることに気づくこともあると思います。
こうした視点を持ち、「なぜその差が生まれるのか」「どうすればよりよい環境をつくれるのか」と考えられる人は、教育学科での学びを深めていくことができます。
推薦入試で見られているポイント
上智大学の推薦入試では、「教育学科に向いている性格かどうか」を表面的に判断されるわけではありません。
出願書類や面接を通して見られているのは、次のような点です。
- 教育に対してどんな問題意識を持っているか
- その関心がどのような経験から生まれたのか
- 他者の立場をどのように理解しようとしているか
大切なのは、「すでに正解を持っていること」ではありません。むしろ、「まだ答えが出ていない問いに向き合い続けているか」が評価されます。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではなく、考え続けられる人を見ている試験です。
教員志望でなくてもよい理由
教育学科というと、「将来は先生になる人が行く場所」と思われがちですが、必ずしもそうではありません。
もちろん教員を目指す人もいますが、それ以外にも、教育に関わるさまざまな分野に関心を持つ学生が集まります。
大切なのは、「よりよい学びのあり方を考えたい」という気持ちです。
教育は、人と人、人と社会をつなぐ分野です。その広がりに興味を持てるかどうかが、向いているかどうかの一つの目安になります。
最後に
ここまで読んで、「自分に向いているのか分からない」と感じた人もいるかもしれません。
ですが、最初から明確な答えを持っている必要はありません。
むしろ大切なのは、「なぜだろう」と感じたことをそのままにせず、自分なりに考えてみることです。
これまでの学校生活の中で、少しでも違和感を覚えたことや、印象に残っている経験を思い出してみてください。
そこには、あなただけの問いの種があります。
その問いをこれからどう深めていくかを、ぜひ一度考えてみてください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


