こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科|社会問題とのつながりを考える推薦型選抜対策」です。


総合グローバル学部は「海外のこと」だけを学ぶ学部ではない

上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科に興味を持つ受験生の多くは、「国際問題に関心がある」という思いを持っています。

もちろん、国際問題への関心はとても大切です。

しかし、総合グローバル学部で扱うテーマは、単に海外の出来事を知ることだけではありません。

むしろ重要なのは、世界と社会のつながりを理解することです。

社会問題は、一つの国だけで完結しているわけではありません。さまざまな地域、国、企業、市民、国際機関が関わり合いながら起きています。


世界の問題は複雑につながっている

社会問題は、それぞれが別々に起きているように見えることがあります。

しかし実際には、多くの問題が互いに関係しています。

たとえば、気候変動によって農作物の生産が不安定になると、食料不足や貧困の問題につながることがあります。

また、資源をめぐる問題は、経済や政治、国際関係にも影響することがあります。

このように、環境問題、貧困問題、食料問題、資源問題などは、切り離して考えることが難しいテーマです。

総合グローバル学部では、こうしたつながりを広い視点から考えていきます。


一つの視点だけでは理解しにくい

社会問題を理解するためには、一つの立場だけで考えるのでは不十分なことがあります。

たとえば環境問題を考える場合、自然を守ることは大切です。

しかし同時に、企業の活動、政府の政策、市民の生活、発展途上国の経済成長など、さまざまな立場が関わっています。

それぞれの立場には、それぞれの事情や考えがあります。

だからこそ、総合グローバル学部では、複数の視点から社会問題を考える姿勢が求められます。


国際社会の仕組みを学ぶ意味

総合グローバル学部では、社会問題の背景にある国際社会の仕組みについても学びます。

たとえば、国際機関、国際協力、開発政策、地域社会の取り組みなどです。

社会問題は、気持ちだけで解決できるものではありません。

どのような制度があり、どのような支援が行われ、どのような課題が残っているのかを理解することが大切です。

そのため、社会問題をただ「大変なこと」として見るのではなく、仕組みとして考える力が必要になります。


世界の問題は身近な生活とも関係している

国際問題というと、日本から遠い場所の出来事のように感じる人もいるかもしれません。

しかし実際には、世界の問題は私たちの生活とも深く関係しています。

たとえば、私たちが着ている服、使っているスマートフォン、食べている食品の多くは、世界のさまざまな地域とつながっています。

その背景には、労働環境、資源、物流、環境負荷などの問題が関わっていることもあります。

身近な生活から世界とのつながりを考えることも、総合グローバル学部らしい学びの入り口になります。


志望理由に社会問題をどうつなげるか

出願書類や面接で問われる志望理由では、自分が関心を持った社会問題を具体的に書くことが大切です。

ただし、問題を説明するだけでは十分ではありません。

大切なのは、その問題を知ったときに何を考えたのか、なぜもっと学びたいと思ったのかを伝えることです。

たとえば、「ニュースで難民問題を知った」だけでなく、「なぜ支援が届かない人がいるのか」「国際社会はどのように関わっているのか」と考えた流れを書くと、志望理由に深さが生まれます。


推薦型選抜で見られる姿勢

上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科の推薦型選抜では、専門知識の量だけが評価されるわけではありません。

問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢などが大切に見られます。

一つの社会問題について、「なぜ起きているのか」「どのような背景があるのか」「どんな立場の人が関わっているのか」と考えられることが重要です。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。


最後に:世界と自分の生活をつなげて考えてみよう

総合グローバル学部での学びは、遠い世界の出来事を知るだけではありません。

世界の問題が、自分たちの生活や社会とどのようにつながっているのかを考える学びです。

ニュース、授業、探究活動、日常の出来事の中で、「なぜこの問題が起きているのだろう」と感じた経験があれば、それは志望理由の出発点になります。

ぜひ、自分が気になった社会問題を一つ選び、その背景や関わる人々の立場を考えてみてください。

その問いが、上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科で学びたい理由につながっていきます。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。