こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学総合人間科学部教育学科につながる探究テーマの見つけ方」です。
「教育っぽいテーマがない」と感じている人へ
「教育っぽい探究テーマをやっていません。」
そう感じて、不安になっている人もいるかもしれません。
ですが、上智大学総合人間科学部教育学科を志望するうえで、すでに専門的な研究テーマを持っている必要はありません。
大切なのは、立派なテーマがあるかどうかではなく、自分の中に問いがあるかどうかです。
教育学科の推薦入試では、「どんなテーマを扱っているか」以上に、「なぜその問いを持ったのか」「どのように考えているのか」が重視されます。
教育のテーマは日常の中にある
教育という分野は、とても身近なものです。特別な場所に行かなくても、学校生活の中に多くのヒントがあります。
たとえば、次のような疑問を持ったことはないでしょうか。
- 授業中に発言する人はなぜ限られているのか
- テストの点数だけで評価するのは本当に公平なのか
- 学校に来づらいと感じる人がいるのはなぜか
- 部活動は学びや成長にどのような影響を与えているのか
どれも特別なものではなく、日常の中でふと感じる違和感です。
こうした「なぜだろう」と思った瞬間が、探究テーマの出発点になります。
テーマを見つけるための考え方
探究テーマを考えるときは、いきなり大きな社会問題から考える必要はありません。
まずは、自分の経験を振り返ることから始めてみましょう。
ポイントは、大きく分けて次の三つです。
- 自分の経験とつながっているか
- すぐに答えが出ない問いになっているか
- 個人だけでなく環境や仕組みも考えられるか
この三つを意識するだけで、テーマの深さは大きく変わります。
具体例から考えてみる
たとえば、「クラスで発言できない友人がいた」という経験があったとします。
この出来事をそのまま書くだけでは、まだテーマにはなっていません。
ここから、「なぜその人は発言できなかったのだろう」と考えてみます。
さらに、「本人の性格だけが原因なのか」「周りの雰囲気に問題はなかったのか」「発言することが評価につながる仕組みが影響していないか」と視点を広げていきます。
このように、個人の問題だけでなく、環境や制度に目を向けることができると、教育学的なテーマに近づいていきます。
また、「自分はその場でどう関わったのか」「何もできなかったとしたら、それはなぜか」と振り返ることも大切です。
自分自身の立場を含めて考えることで、より深い問いになります。
テーマの大きさよりも「自分との距離」が大切
探究テーマを考えるとき、「大きなテーマのほうが評価されるのではないか」と感じる人もいるかもしれません。
たとえば、「教育格差をなくしたい」といったテーマです。
もちろん重要なテーマですが、自分の経験と結びついていないと、どうしても表面的な内容になりやすいです。
一方で、「部活動でうまく指導できなかった経験から、人によって学び方が違うことに興味を持った」といったテーマは、一見小さく見えるかもしれません。
しかし、自分の経験に根ざしている分、具体的で説得力のある内容になります。
推薦入試では、テーマの大きさよりも、そのテーマにどれだけ自分が向き合っているかが大切です。
推薦入試で見られているポイント
上智大学の推薦入試では、「立派なテーマを持っているか」よりも、「問いにどう向き合っているか」が見られています。
出願書類や面接では、なぜその問いを持ったのか、どのように考えてきたのかが重視されます。
また、自分の考えに固執するのではなく、「別の見方もあるかもしれない」と考えられる柔軟さも大切です。
教育という分野は、多様な立場や価値観と向き合う場面が多いため、一つの答えにこだわりすぎない姿勢が求められます。
推薦入試は、完璧な答えを持っている人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ている試験です。
最後に
探究テーマを見つけるうえで大切なのは、「正しいテーマ」を探そうとしすぎないことです。
それよりも、自分が実際に感じた違和感や疑問を大切にすることが重要です。
これまでの学校生活を振り返り、「なぜだろう」と思った出来事を一つ思い出してみてください。
その問いに対して、自分なりに考えを深めていくことが、教育学科への第一歩になります。
ぜひ、自分の中にある問いと向き合ってみてください。それが、これからの学びにつながっていきます。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


