こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学総合人間科学部教育学科の志望理由を一段深める最終チェック」です。
書き終えたあとに感じる不安は自然なこと
志望理由を書き終えたとき、「これで本当に伝わるのだろうか」と不安になる人はとても多いです。
時間をかけて考えた分、これで十分なのか、それともまだ足りないのか分からなくなることもあると思います。
そんなときに大切なのは、一度立ち止まって、自分の文章を少し客観的に見直してみることです。
上智大学総合人間科学部教育学科の推薦入試では、きれいにまとまっているかよりも、「どのように考えてきたか」が伝わるかが重要です。
ここでは、志望理由を一段深めるための視点を確認していきます。
具体的な場面が見えるか
まず確認したいのは、あなたの経験が具体的に伝わるかどうかです。
たとえば、「教育に興味を持ちました」と書くだけでは、その背景が見えにくくなります。
それよりも、「部活動で後輩に教えたとき、同じ説明をしても理解の仕方が違うことに気づいた」といったように、場面が思い浮かぶ形で書くことが大切です。
読み手があなたの経験をイメージできると、その後の考えも伝わりやすくなります。
感情だけで終わっていないか
次に大切なのは、感情だけで終わっていないかという点です。
「悔しかった」「支えたいと思った」といった気持ちはとても重要ですが、それだけでは思考の深さは伝わりにくくなります。
大切なのは、その感情からどんな問いが生まれたかです。
たとえば、うまく教えられなかった経験があったとき、「なぜ伝わらなかったのだろう」と考えたかどうか。
さらに、「自分の教え方だけでなく、学び方の違いや環境の影響もあるのではないか」と視点を広げられているかが重要です。
制度や社会の視点が入っているか
教育学科志望で特に意識したいのが、個人だけでなく制度や社会の視点があるかどうかです。
たとえば、「子どもを支えたい」という思いはとても大切です。
ただ、それだけだと個人の関わりにとどまりやすくなります。
そこから一歩進んで、「なぜ支えが必要な状況が生まれているのか」「学校の仕組みや評価方法に課題はないのか」と考えられると、教育学科らしい視点になります。
教育は、人の気持ちだけでなく、環境や制度、社会の価値観とも深く関係しています。その広がりに目を向けられているかが重要です。
考えの変化が見えるか
もう一つ大切なのが、考えの変化が伝わるかどうかです。
最初から正しい答えを持っている必要はありません。むしろ、考えが変わっていく過程のほうが評価されます。
たとえば、「最初は努力不足が原因だと思っていたが、学習環境や家庭の状況も影響しているのではないかと気づいた」といった変化があると、思考の深まりが伝わります。
このように、自分の見方を見直しながら考えてきた過程を書くことが重要です。
「思い」と「問い」がつながっているか
教育学科志望では、「思い」と「問い」の両方が必要です。
「支えたい」「役に立ちたい」という思いだけではなく、「なぜそう感じたのか」「どんな疑問を持ったのか」がつながっているかを確認してみてください。
たとえば、「人が安心して学べる環境をつくりたい」と考えたとき、その背景にどんな経験があり、そこからどんな問いが生まれたのかが重要になります。
思いと問いが結びついていると、志望理由に一貫性が生まれます。
推薦入試で見られていること
上智大学総合人間科学部教育学科の推薦入試では、立派な実績があるかどうかよりも、「どのように考えてきたか」が見られています。
出願書類や面接で問われる志望理由でも、あなたがどのような経験をし、そこからどんな問いを持ち、どのように考えを深めてきたのかが重視されます。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ている試験です。
そのため、すべてをきれいにまとめる必要はありません。むしろ、迷いながら考えてきた過程が伝わることが大切です。
最後に
志望理由を書き終えたあとこそ、もう一度自分に問いかけてみてください。
「なぜこの経験が印象に残っているのか」「なぜそう考えるようになったのか」「他の見方はないのか」といった問いを重ねることで、もう一段深い考えが見えてくることがあります。
大きく書き直さなくても、少し言葉を付け足すだけで、伝わり方が大きく変わることもあります。
ぜひ、自分の文章を丁寧に読み返しながら、「自分はどこまで考えられているか」を確認してみてください。
その積み重ねが、あなたらしい志望理由をより強いものにしてくれます。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


