こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学経済学部経営学科に向いている人とは|推薦型選抜で評価される資質」です。
経営学科に向いている人はリーダータイプだけではない
「経営学科に向いている人って、リーダータイプですか?」
そう思っている高校生は多いかもしれません。たしかに、部活動や生徒会でリーダー経験がある人は、その経験を経営学への関心につなげやすい面があります。
しかし、上智大学経済学部経営学科に向いている人は、必ずしも目立つリーダータイプだけではありません。推薦型選抜で見られるのは、肩書きそのものではなく、物事をどのように見て、どのように考えてきたかです。
つまり、「部長だった」「代表だった」という事実よりも、その経験を通して何に気づき、どのような問いを持ったのかが大切になります。
経営学科に向いている人の特徴
経営学科に向いているのは、身近な出来事に対して「なぜそうなるのだろう」と考えられる人です。
たとえば、部活動でなかなか結果が出ないときに、「努力が足りないから」で終わらせるのではなく、練習の進め方、役割分担、目標の共有、チーム内の雰囲気などに目を向けられる人です。
経営学は、会社だけを学ぶ学問ではありません。人が集まり、何かを成し遂げようとする場には、必ず組織の課題があります。学校行事、文化祭、アルバイト、ボランティア活動なども、見方を変えれば経営学につながるテーマになります。
- うまくいかない理由を考えるのが好きな人
- 人の立場や気持ちを想像できる人
- 物事を一人の責任だけで片づけない人
- 全体の仕組みや流れを見るのが得意な人
- 社会や企業の動きに関心がある人
このような姿勢は、経営学科を目指すうえで大きな強みになります。
リーダー経験がなくても評価される理由
「自分は部長でも生徒会長でもないから、経営学科には向いていないのでは」と不安に思う人もいるかもしれません。
しかし、リーダー経験は必須ではありません。むしろ、サポート役、調整役、裏方として全体を見ていた経験が、深い学びにつながることもあります。
たとえば文化祭で、表に立つ係ではなかったとしても、準備が遅れている人を手伝ったり、連絡が行き届いていない部分に気づいたりした経験があるかもしれません。
そのときに、「なぜ情報共有がうまくいかなかったのか」「どうすれば全員が動きやすくなったのか」と考えられていれば、それは経営的な視点です。
経営学は、目立つ人だけの学問ではありません。人や組織がどう動くのかを観察し、よりよい仕組みを考える学問です。
推薦型選抜で評価される資質とは
上智大学の推薦型選抜では、専門知識をどれだけ持っているかだけで合否が決まるわけではありません。大切なのは、自分の経験をもとに問いを立て、考えを深められるかどうかです。
たとえば、アルバイト先で人がすぐ辞めてしまう状況を見たとします。そのとき、「店長が厳しいから」で終わらせるのではなく、人員配置、教育体制、評価の仕組み、職場の雰囲気などに目を向けられるかが大切です。
一つの出来事を、個人の問題だけでなく、組織全体の問題として考える姿勢が求められます。
また、経営は人と関わる学問でもあります。自分と違う意見をどう受け止めたのか、対立が起きたときにどう考えたのか、少数派の意見にどのように向き合ったのか。こうした他者理解や対話姿勢も、推薦型選抜では大切な要素になります。
提出書類や面接で差がつく考え方
提出書類や面接で差がつくのは、経験の大きさではありません。経験にどのような意味づけができているかです。
たとえば、「生徒会で副会長を務めました」とだけ伝えても、それだけでは十分ではありません。
そこから、「意見をまとめる難しさを感じた」「情報共有の仕方によって組織の動きが変わることに気づいた」「立場の違う人同士が納得できる仕組みに関心を持った」と深められると、経営学への関心が伝わりやすくなります。
面接で問われる志望理由も、きれいな答えを用意することが目的ではありません。自分の経験からどんな疑問を持ち、その疑問を上智大学経済学部経営学科でどのように学びたいのかを、自分の言葉で説明することが大切です。
よくある誤解に注意しよう
経営学科については、「起業したい人が行く学科」「お金の勉強をする学科」「数字に強い人だけが向いている学科」と思われることがあります。
もちろん、起業や会計、マーケティングなども経営学の大切な分野です。しかし、それだけが経営学ではありません。
経営学は、組織がどのように動き、人がどのように意思決定し、社会にどのような価値を生み出すのかを考える学問です。
だからこそ、必要なのは派手な実績だけではありません。日常の中で気づいた違和感を大切にし、それを深く考える力です。
最後に:自分の経験を「構造」で見直してみよう
上智大学経済学部経営学科に向いている人は、最初から完璧な答えを持っている人ではありません。
むしろ、身近な出来事に疑問を持ち、「なぜだろう」と考え続けられる人です。
部活動でのチーム運営、文化祭での役割分担、アルバイト先での人間関係、学校生活で感じた不公平さ。そうした経験の中に、経営学につながる問いはたくさんあります。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
ぜひ、自分の高校生活を振り返り、「この経験から自分は何を考えたのか」「どんな仕組みに疑問を持ったのか」を整理してみてください。その問いが、上智大学経済学部経営学科を目指す出発点になります。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


