こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学経済学部経営学科|推薦型選抜で本当に評価される思考力とは」です。
実績よりも見られているものがある
上智大学の推薦型選抜を考え始めると、「すごい実績がないと難しいのでは」と不安になる人は多いです。
たしかに、部活動の大会実績や表彰歴がある人は目に見える強みがあります。しかし実際の選考で重視されているのは、それだけではありません。
本当に見られているのは、「その経験をどう考えたか」という思考の部分です。
つまり、結果の大きさよりも、その裏にある考え方や気づきの深さが評価につながります。
思考力とは「考え続ける姿勢」
ここでいう思考力は、難しい知識を知っていることではありません。大切なのは、一つの出来事に対して立ち止まり、「なぜだろう」と考え続ける姿勢です。
たとえば部活動で大会に負けたとき、「相手が強かったから」で終わらせることもできます。
ですが、思考力が評価される人は、そこでさらに考えます。練習方法に課題はなかったのか、チーム内の役割分担は機能していたのか、目標設定は適切だったのか、といったように、背景に目を向けます。
このように、一つの出来事をきっかけに複数の視点から考えられることが、推薦型選抜でいう思考力です。
経営学で求められる「構造を見る視点」
上智大学経済学部経営学科で学ぶうえで重要になるのが、「構造を見る視点」です。
経営学は、個人の性格や努力だけで物事を説明するのではなく、仕組みや環境に目を向けて考えます。
たとえばアルバイト先で「人がすぐ辞めてしまう」という状況があったとします。このとき、「店長が厳しいから」と考えるだけでは、表面的な理解にとどまります。
一歩踏み込んで、教育体制は整っているのか、シフトの組み方に無理はないか、評価の基準は明確か、といった視点で考えられると、より深い理解につながります。
このように、目の前の出来事を仕組みとして捉えようとする姿勢が、経営学ではとても大切です。
高校生活の中で思考力をどう育てるか
思考力は、特別な経験がなければ身につかないものではありません。日常の中で少し意識を変えるだけでも、十分に伸ばすことができます。
たとえば、文化祭で準備がうまく進まなかったとき、「忙しかったから仕方ない」と終わらせるのではなく、情報共有の方法や役割分担に問題はなかったかを考えてみることです。
また、普段の生活の中でも、「なぜこのお店は人気なのだろう」「なぜこの商品は売れているのだろう」といった疑問を持つことも、立派な思考のトレーニングになります。
こうした小さな積み重ねが、出願書類や面接での深い考えにつながっていきます。
提出書類や面接で思考力を伝えるには
提出書類や面接で思考力を伝えるためには、経験をそのまま説明するだけでは不十分です。
大切なのは、「経験 → 気づき → その後の考え」という流れを意識することです。
たとえば、「文化祭の運営に関わりました」という事実だけではなく、「情報共有がうまくいかなかった経験から、組織の意思決定の仕組みに関心を持った」というように、自分の中でどのような問いが生まれたのかを言葉にしていきます。
面接でも同様に、正解を答えることが求められているわけではありません。その場で考え、自分なりの答えを探そうとする姿勢が大切です。
評価されるのは「気づきの深さ」
推薦型選抜では、「成功した経験」だけが評価されるわけではありません。むしろ、うまくいかなかった経験の中で何に気づいたのかが重要です。
たとえば、チームで意見がまとまらなかった経験があったとします。そのときに、「大変だった」で終わるのではなく、「なぜ意見が対立したのか」「どうすれば全員が納得できる形を作れたのか」と考えられていれば、それは大きな強みになります。
このように、経験の結果ではなく、その過程での気づきや学びが評価につながります。
最後に:あなたの「なぜ?」を大切に
上智大学経済学部経営学科の推薦型選抜は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
だからこそ、「自分にはすごい実績がない」と感じている人でも心配する必要はありません。
大切なのは、これまでの経験の中で感じた違和感や疑問に向き合い、「なぜだろう」と考えてきたかどうかです。
ぜひ一度、自分の高校生活を振り返ってみてください。印象に残っている出来事や、少し引っかかった経験の中に、きっとあなただけの問いがあるはずです。
その問いを大切にしながら、自分なりの考えを深めていくこと。それが、推薦型選抜で評価される思考力につながっていきます。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


