こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学法学部法律学科|志望理由の最終チェックポイントと推薦型選抜で伝わる見直し方」です。


書き終えたあとに見直すことが大切

志望理由を書き終えたとき、多くの受験生が「これで大丈夫だろうか」「ちゃんと伝わる文章になっているだろうか」と不安になります。

その不安は、とても自然なものです。志望理由は自分の考えを書くものですが、推薦型選抜では、それを読み手に伝わる形で整理することも大切になります。

上智大学法学部法律学科を目指す場合も、文章のきれいさだけではなく、「なぜ法律を学びたいのか」が分かりやすく伝わっているかを確認する必要があります。


基本の流れがあるか確認しよう

志望理由は、次の流れになっていると読み手に伝わりやすくなります。

  • 問題意識
  • きっかけとなった経験
  • 大学で学びたいこと
  • 将来へのつながり

たとえば、ニュースで社会問題に関心を持ち、その問題に法律や制度が関係していることを知り、法律学科で学びたいと思った、という流れです。

この流れがあると、単なる興味ではなく、自分なりに考えてきた志望理由として伝わりやすくなります。


「なぜ法律学科なのか」が書かれているか

読み手が特に知りたいのは、「なぜ法律学科を志望するのか」という点です。

たとえば、「社会問題に関心があります」だけでは、法律学科とのつながりが少し弱くなってしまいます。

そこから一歩進んで、「法律が社会のルールとして人々の権利や公平性を支えていることに関心を持った」と説明できると、法律学科を志望する理由がはっきりします。

志望理由を見直すときは、自分の経験と法律学の学びが自然につながっているかを確認してみてください。


抽象的な言葉だけになっていないか

志望理由では、「社会に貢献したい」「公平な社会を実現したい」といった言葉がよく使われます。

これらの言葉は大切ですが、それだけでは読み手に具体的なイメージが伝わりにくいことがあります。

大切なのは、どのような社会問題に関心があるのか、どんな経験がきっかけだったのかを具体的に書くことです。

たとえば、労働問題、インターネット上のトラブル、校則への疑問、人権問題など、自分が実際に考えたテーマを入れると説得力が増します。


自分の視点が入っているか

志望理由では、自分の考えが書かれているかどうかも重要です。

ニュースや社会問題について書く場合でも、「その問題を知りました」だけでは、その人らしさが見えにくくなります。

「なぜその問題に関心を持ったのか」「その問題をどの立場から考えたのか」「法律はどのように関わるべきだと思ったのか」まで書けると、自分の視点が伝わります。

同じ社会問題を見ても、人によって注目する点は違います。その違いが、志望理由の個性になります。


読み手の立場で読み直してみよう

志望理由を書き終えたら、一度時間を置いてから読み直すことも大切です。

そのときは、「初めて読む人にも伝わるか」という視点で確認してみましょう。

話の順番が分かりにくくないか、説明が足りない部分はないか、経験と学びたい内容がつながっているかを見直してみてください。

少し順番を入れ替えたり、具体例を加えたりするだけで、文章の伝わり方は大きく変わります。


見直しは思考を深める作業

志望理由は、一度書いて終わりではありません。

多くの受験生は、書く、読み直す、修正するという作業を何度も繰り返します。

この過程は、文章を整えるだけでなく、自分の考えを深める時間でもあります。

「なぜ法律を学びたいのか」「どんな社会問題に関心があるのか」を何度も考えることで、志望理由は少しずつ自分の言葉になっていきます。


最後に:自分の問いをもう一度見つめよう

上智大学法学部法律学科の推薦型選抜では、完璧な文章を書くことだけが求められているわけではありません。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。

志望理由を書き終えたあとこそ、「自分はなぜ法律を学びたいのか」をもう一度考えてみてください。

その問いに向き合う時間が、出願書類や面接で伝わる深さにつながります。

ぜひ、自分の経験と社会への疑問を丁寧に振り返り、あなた自身の言葉で志望理由を整えてみてください。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。