こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学法学部法律学科|多様性をどう志望理由に活かすか」です。


法律学科でも多様性への理解は大切

上智大学を志望するうえで大切にしたい視点の一つに、多様性への理解があります。

大学では、さまざまな背景や価値観を持つ人と出会います。その中で、自分とは違う考え方に触れながら学んでいくことになります。

これは、上智大学法学部法律学科でも同じです。

法律は、人と人との関係を調整する社会のルールです。そのため、法律学を学ぶうえでは、自分とは異なる立場や考え方を理解しようとする姿勢がとても重要になります。


多様性とは何を意味するのか

多様性という言葉はよく使われますが、少し抽象的に感じる人もいるかもしれません。

多様性とは、価値観、文化、立場、経験、考え方の違いを認め、それらを尊重しようとする姿勢のことです。

社会にはさまざまな人がいます。学生、働く人、企業の経営者、高齢者、外国にルーツを持つ人、子育てをしている人など、それぞれの立場によって見える景色は変わります。

法律は、こうした違いがある社会の中で、どのように公平なルールを作るかを考える学問でもあります。


法律学と多様性の関係

法律を考えるとき、一つの立場だけで判断することはできません。

たとえば労働問題を考える場合、働く人の立場だけでなく、企業の立場、消費者の立場、社会全体の視点も関わってきます。

インターネット上のトラブルを考える場合も、発言する人の自由、傷つけられた人の権利、運営する企業の責任など、複数の視点があります。

法律学では、こうした複数の立場を整理しながら、どのようなルールがより公平なのかを考えていきます。

そのため、多様な視点を持つことは、法律学科で学ぶうえで欠かせない力です。


志望理由に多様性を書くときの注意点

出願書類や面接で問われる志望理由に、多様性の視点を入れることは有効です。

ただし、「多様性を大切にしたいです」と書くだけでは、少し抽象的に見えてしまいます。

大切なのは、実際の経験を通して、どのように他者の立場を考えるようになったのかを伝えることです。

たとえば、学校活動で意見が対立した経験、グループ活動で異なる考え方に触れた経験、社会問題について複数の視点から考えた経験などが材料になります。


学校生活の経験から考える

例えば、学校行事の準備で意見が対立した経験があったとします。

そのとき、「自分の意見が正しい」と考えるだけでなく、「なぜ相手はそう考えるのだろう」と考えた経験があれば、それは多様性への理解につながります。

また、部活動で目標への考え方が分かれた場合も同じです。勝つことを重視する人もいれば、楽しさや継続を大切にする人もいます。

その違いをどう受け止め、どのように話し合ったのかを振り返ることで、法律学につながる視点が見えてきます。


社会問題を考えるときにも多様な視点が必要

社会問題を考えるときにも、多様な視点は欠かせません。

環境問題、労働問題、インターネットのトラブル、人権問題などには、さまざまな立場の人が関わっています。

たとえば環境問題では、自然環境を守る視点、企業活動の継続、地域の雇用、消費者の便利さなど、複数の立場があります。

一つの立場だけで判断するのではなく、それぞれの事情を理解しながら考えることが、法律学らしい姿勢につながります。


推薦型選抜で見られる姿勢

上智大学法学部法律学科の推薦型選抜では、専門知識の量だけが評価されるわけではありません。

問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢などが大切に見られます。

面接でも、社会問題について聞かれたときに、一つの意見だけを強く主張するのではなく、さまざまな立場があることを理解しようとする姿勢が大切です。

法律学科では、自分の考えを持ちながらも、他者の立場を考えられる人が求められます。


最後に:他者の視点から考えてみよう

多様性は、特別に難しいテーマではありません。

学校生活、ニュース、日常の出来事の中にも、自分とは違う考え方に触れる場面はたくさんあります。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。

志望理由を考えるときは、「自分はどう思ったか」だけでなく、「相手はなぜそう考えたのか」「別の立場から見るとどう見えるのか」も考えてみてください。

その視点が、上智大学法学部法律学科で学ぶ理由をより深いものにしてくれます。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。