こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学法学部法律学科|将来像はどう考えればいいのか」です。
将来の職業が決まっていなくても大丈夫
推薦型選抜の出願書類や面接では、「将来どんなことをしたいですか」と聞かれることがあります。
この質問を聞くと、「弁護士になりたいとはっきり言えないといけないのでは」「具体的な職業が決まっていないと弱いのでは」と不安になる人もいるかもしれません。
しかし、高校生の段階で将来の職業が完全に決まっている人は多くありません。
大切なのは、職業名を無理に決めることではなく、社会のどのような問題に関心があるのかを考えることです。
将来像は「職業名」より「方向性」で考える
法律学科の将来像というと、弁護士、裁判官、検察官などを思い浮かべる人が多いと思います。
もちろん、法曹を目指すことは法律学科の大きな進路の一つです。
ただし、推薦型選抜で将来像を語るときに、必ずしも具体的な職業名だけで説明する必要はありません。
たとえば、「社会制度に関わりたい」「公平な社会の仕組みづくりに関心がある」「弱い立場に置かれやすい人を支える制度について考えたい」といった方向性でも十分です。
法律学科の進路は幅広い
法律学科で学んだ人の進路は、法曹だけに限られません。
- 企業
- 公務員
- 金融
- マスコミ
- 国際分野
法律を学ぶことで、社会制度を理解する力、論理的に考える力、問題を整理する力が身につきます。
これらの力は、さまざまな仕事で必要とされます。
だからこそ、将来像を考えるときも、「法律を使ってどんな社会に関わりたいのか」という視点を持つことが大切です。
志望理由と将来像をつなげる
将来像を書くときに大切なのは、出願書類や面接で問われる志望理由とのつながりです。
たとえば、ボランティア活動を通して社会の不平等に関心を持った人であれば、法律がどのように人を守り、公平な社会を支えているのかを学びたい、という流れが考えられます。
そこから将来は、社会制度や支援の仕組みに関わる仕事に関心がある、とつなげることができます。
このように、経験、問題意識、大学で学びたいこと、将来像が自然につながっていると、志望理由に説得力が生まれます。
将来像は変わってもよい
将来の目標は、一度決めたら変えてはいけないものではありません。
大学に入って新しい知識を学んだり、さまざまな人と出会ったりする中で、関心が変わることは自然です。
むしろ、学びながら考えを深めていく姿勢こそ、推薦型選抜で大切にされる部分です。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
将来像を考えるための問い
将来像を整理するときは、自分に次のような問いを投げかけてみると考えやすくなります。
- どんな社会問題に関心があるのか
- どんな社会であってほしいと思うのか
- そのために法律学で何を学びたいのか
- どのような立場の人を支えたいのか
こうした問いを考えることで、自分の関心の方向が見えてきます。
最初からきれいな答えにする必要はありません。まずは、自分が気になっている社会の出来事を一つ選んでみることから始めましょう。
最後に:どんな社会に関わりたいかを考えてみよう
上智大学法学部法律学科を目指すうえで、将来像がまだはっきりしていなくても心配しすぎる必要はありません。
大切なのは、「どんな職業になりたいか」だけではなく、「どんな社会に関わりたいのか」を考えることです。
ニュース、学校生活、日常の中で感じた疑問を振り返ることで、法律を学びたい理由や将来の方向性が少しずつ見えてきます。
ぜひ、自分がこれまでに気になった社会問題を思い出し、「なぜそれが気になったのか」「法律を学ぶことで何を考えたいのか」を整理してみてください。
その問いが、あなたらしい将来像の出発点になります。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


