こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学法学部法律学科|推薦型選抜で評価される思考の見せ方とは」です。


評価されるのは経験そのものだけではない

上智大学法学部法律学科の推薦型選抜では、出願書類や面接を通してさまざまな点が見られます。

その中でも特に大切なのが、思考の過程です。

つまり、「どんな経験をしたか」だけではなく、その経験を通して何を考えたのか、どんな疑問を持ったのかが評価されます。

部活動、生徒会、ボランティア、探究学習などの経験はもちろん大切です。しかし、それを並べるだけでは、法律学科を志望する理由としては少し弱くなってしまいます。


思考を伝える3つの流れ

自分の思考を分かりやすく伝えるには、「出来事」「気づき」「考察」の流れを意識すると整理しやすくなります。

  • どのような出来事があったのか
  • その中で何に気づいたのか
  • そこから何を考えたのか

たとえば、学校行事の運営で意見が対立した経験があったとします。

そのときに、「大変だった」で終わるのではなく、「なぜ意見が分かれたのか」「全員が納得できるルールとは何か」「合意を作るには何が必要なのか」と考えられると、法律学につながる視点になります。


法律学らしい視点とは何か

法律学の特徴の一つは、公平さを考えることです。

社会には、さまざまな立場の人がいます。企業、働く人、消費者、行政、子ども、高齢者など、それぞれの立場によって見える問題は変わります。

法律を考えるときには、一つの立場だけで判断するのではなく、複数の立場から物事を見ることが大切です。

たとえば校則について考える場合も、生徒の自由だけでなく、学校側の安全管理や保護者の安心など、いくつもの視点があります。

このように、多面的に考える姿勢が、法律学科で求められる思考につながります。


出願書類で思考を見せる方法

出願書類で問われる志望理由では、経験から学問へのつながりを示すことが大切です。

たとえば、ニュースで社会問題を知った経験があるなら、「そのニュースを見ました」だけで終わらせないようにしましょう。

そこから、「なぜこの問題が起きるのか」「法律はどのように人を守るのか」「制度にはどのような限界があるのか」と考えた流れを言葉にすることが重要です。

志望理由は、考えのストーリーでもあります。自分の疑問がどのように法律学への関心につながったのかを、丁寧に整理してみましょう。


面接でも思考の過程が見られる

推薦型選抜の面接でも、思考の姿勢は大切に見られます。

たとえば、「関心のある社会問題はありますか」と聞かれたとき、難しい問題を選ぶ必要はありません。

大切なのは、なぜその問題に関心を持ったのか、どのような立場の人が関わっているのか、自分はどう考えているのかを説明できることです。

面接では、正解を言うことよりも、考えながら対話する姿勢が評価されます。


思考力は日常の中で育てられる

思考力は、特別な能力ではありません。日常の中で少しずつ育てることができます。

ニュースを見たときに、「なぜこの問題が起きたのだろう」と考えること。学校生活の中で、「このルールは誰のためにあるのだろう」と考えること。

こうした小さな問いが、法律学の学びにつながっていきます。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。


最後に:自分の考えを言葉にしてみよう

上智大学法学部法律学科を目指すなら、まずは自分がこれまで何に疑問を持ってきたのかを振り返ってみてください。

法律の専門知識を最初から持っている必要はありません。

大切なのは、社会の出来事に関心を持ち、自分なりに考えようとする姿勢です。

出願書類や面接では、その思考の過程を自分の言葉で伝えることが大切になります。

ぜひ、身近な出来事を一つ選び、「自分はそこで何を考えたのか」を整理してみてください。その作業が、あなたらしい志望理由につながっていきます。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。