こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学法学部法律学科を志望する前に知っておきたいこと|推薦型選抜で後悔しないために」です。


法律学科は人気がある一方で誤解も多い

上智大学法学部法律学科は、多くの受験生が関心を持つ人気の学科です。

その理由の一つは、法律という学問が社会のさまざまな場面に関わっているからです。将来の進路も幅広く、法曹だけでなく、企業、公務員、金融、マスコミ、国際分野など、多様な道につながります。

一方で、「法律は暗記の学問」「弁護士になる人だけが行く学科」というイメージを持っている人も少なくありません。

しかし、実際の法律学は、そのイメージだけでは語れない学問です。


法律学は暗記だけの学問ではない

法律というと、条文を覚える学問だと思う人もいるかもしれません。

もちろん、法律を学ぶうえで条文や制度を理解することは大切です。しかし大学での法律の学びは、単なる暗記ではありません。

重要なのは、ある問題に対して、どの法律が関係するのか、その法律をどのように解釈できるのか、どの判断がより妥当なのかを考える力です。

つまり法律学では、理由をもって説明する力や、筋道を立てて考える力が求められます。


正解が一つとは限らない問題に向き合う

法律の問題には、必ずしも一つの正解だけがあるとは限りません。

同じ出来事でも、立場によって見え方が変わることがあります。

たとえば、学校の校則について考える場合、生徒の自由を重視する立場もあれば、安全や秩序を重視する立場もあります。

法律学では、どちらか一方をすぐに正しいと決めるのではなく、それぞれの理由を整理し、どの考え方がより説得力を持つのかを考えていきます。

このように、法律学は議論を通して理解を深める学問でもあります。


法律学科の進路は幅広い

法律学科というと、弁護士や裁判官、検察官などを目指す人の学科というイメージがあるかもしれません。

もちろん、そのような進路に進む人もいます。

しかし、法律学科で学んだ力は、それ以外の分野でも活かすことができます。

  • 企業
  • 公務員
  • 金融
  • マスコミ
  • 国際分野

法律を学ぶことで、社会のルールや制度を理解し、物事を公平に考える力が身につきます。その力は、多くの仕事で必要とされます。


推薦型選抜で見られるのは専門知識だけではない

上智大学法学部法律学科の推薦型選抜では、法律の専門知識をどれだけ知っているかだけが評価されるわけではありません。

高校生の段階で、法律を深く学んでいないのは自然なことです。

むしろ大切なのは、社会問題への関心、物事を考える姿勢、他者の立場を理解しようとする力です。

出願書類や面接で問われる志望理由では、「法律を知っているか」よりも、「社会をどう見ているか」「なぜ法律学を学びたいのか」が見られます。


法律学科に向いている人とは

法律学科に向いているのは、最初から法律に詳しい人だけではありません。

社会の出来事に関心を持ち、「なぜこの問題が起きるのだろう」「このルールは誰のためにあるのだろう」と考えられる人です。

また、自分の意見だけでなく、相手の立場や社会全体への影響を想像できる人も、法律学に向いています。

法律は、人と人との関係を調整するためのルールです。だからこそ、多面的に考える姿勢や対話する姿勢が大切になります。


最後に:社会への疑問を大切にしよう

上智大学法学部法律学科を志望する前に知っておきたいのは、法律学が単なる暗記科目ではなく、社会の仕組みを考える学問だということです。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。

ニュース、学校生活、日常の出来事の中で、「なぜこのルールがあるのだろう」「誰にとって公平なのだろう」と感じたことがあれば、それは法律学への入り口になります。

ぜひ、自分がこれまでに感じた疑問を振り返り、法律を学ぶことで何を考えたいのかを整理してみてください。

その小さな問いが、あなたらしい志望理由の出発点になります。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。