こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学法学部法律学科|法律学と社会のつながりを考える推薦型選抜対策」です。
法律は裁判だけのものではない
法律という言葉を聞くと、裁判、弁護士、裁判所といったイメージを持つ人は多いかもしれません。
もちろん法律は、裁判や法曹の仕事と深く関わっています。しかし、法律はそれだけのものではありません。
法律は、私たちが社会の中で安心して生活するためのルールでもあります。
上智大学法学部法律学科で学ぶ法律学は、条文を覚えるだけではなく、社会の仕組みを理解し、よりよいルールのあり方を考える学問です。
社会にはさまざまなルールがある
私たちの生活は、たくさんのルールによって支えられています。
- 契約のルール
- 労働のルール
- 環境を守るためのルール
- インターネット利用のルール
- 個人情報を守るためのルール
たとえば、アルバイトをするときの勤務時間や給与、スマートフォンの利用規約、買い物をするときの契約なども、法律と関係しています。
普段はあまり意識しないかもしれませんが、社会が安定して動くためには、こうしたルールが必要です。
法律は社会問題と深く関わっている
法律は、社会問題とも密接に関係しています。
たとえば、労働環境の問題、環境問題、個人情報の保護、インターネット上の誹謗中傷などは、すべて法律の視点から考えることができます。
社会が変われば、必要とされるルールも変わります。
昔は想定されていなかったSNSやAIの問題も、今では法律や制度のあり方を考える重要なテーマになっています。
法律学では、このように社会の変化とルールの関係を考えていきます。
法律学は社会を理解する学問
法律学は、単に条文を暗記する学問ではありません。
社会でどのような問題が起きているのか、その問題に対して法律はどのような役割を持つのか、どのような制度が必要なのかを考える学問です。
たとえば、学校の校則について考えるときも、「ルールだから守るべき」で終わるのではなく、なぜそのルールがあるのか、誰を守るためのものなのか、見直す必要はないのかを考えることができます。
このような視点は、法律学を学ぶうえでとても大切です。
志望理由には社会の視点を入れる
出願書類や面接で問われる志望理由を書くとき、自分の経験だけで終わってしまうと、少し浅く見えてしまうことがあります。
たとえば、「ニュースで労働問題に関心を持ちました」と書くだけではなく、その問題が働く人、企業、社会全体にどのような影響を与えているのかまで考えると、内容に深さが出ます。
法律学科を目指す場合は、自分の経験や関心を、社会のルールや制度とつなげて考えることが大切です。
推薦型選抜では、専門知識の量だけではなく、問いを持つ姿勢や多面的に考える力が評価されます。
法律は公平な社会を支える
法律の大きな役割の一つは、社会の公平性を支えることです。
社会には、さまざまな立場の人がいます。働く人、企業、消費者、行政、子ども、高齢者など、それぞれの立場によって見える景色は違います。
法律は、こうした立場の違いを調整しながら、社会全体がよりよく成り立つためのルールでもあります。
だからこそ法律を考えるときには、一つの立場だけで判断するのではなく、複数の立場から物事を見る姿勢が大切です。
面接でも社会への関心が見られる
推薦型選抜の面接では、「関心のある社会問題はありますか」と聞かれることがあります。
このとき、難しいテーマを選ぶ必要はありません。
大切なのは、なぜその問題に関心を持ったのか、その問題をどのように考えているのかを自分の言葉で説明できることです。
たとえば、SNS上のトラブルに関心があるなら、表現の自由と被害者保護の両方の視点から考えてみることができます。
一つの答えを急がず、複数の立場を想像する姿勢が大切です。
最後に:社会のルールを自分の視点で考えてみよう
上智大学法学部法律学科は、社会のルールを理解し、社会の問題を考える学科です。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
ニュース、学校生活、日常の出来事の中で、「なぜこのルールがあるのだろう」「誰にとって公平なのだろう」と感じたことがあれば、それは法律学への入り口になります。
ぜひ、自分の身近な疑問を一つ選び、社会の仕組みやルールとつなげて考えてみてください。
その問いが、あなたらしい志望理由の出発点になっていきます。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


