こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、「推薦入試で伝わる考え方」です。


書き終えたあとこそ見直しが大切

志望理由を書き終えたとき、「これで社会学科らしくなっているだろうか」と不安になる人は多いと思います。

社会学科を志望する場合、社会問題への関心を書くことは大切です。ですが、それだけでは十分に伝わらないことがあります。

上智大学総合人間科学部社会学科の推薦入試で見られているのは、問題への関心だけではなく、その問題をどのように考えてきたかです。

ここでは、志望理由を一段深めるために確認したいポイントを整理していきます。


具体的な経験が書かれているか

まず確認したいのは、具体的な経験が書かれているかどうかです。

たとえば、「格差に関心があります」「社会をよくしたいです」という表現だけでは、少し抽象的に見えてしまいます。

大切なのは、なぜその問題に関心を持ったのかが伝わることです。

ニュースを見て疑問を持ったのか、学校生活の中で違和感を覚えたのか、友人との会話を通して考えが変わったのか。きっかけが具体的に書かれていると、あなた自身の問題意識が伝わりやすくなります。


個人だけでなく構造に目を向けているか

社会学科志望で特に大切なのは、個人だけでなく、社会の仕組みや構造にも目を向けられているかです。

たとえば、学力差について考えるとき、「努力の差」とだけ見るのではなく、家庭環境、地域差、経済状況、学校の制度などにも目を向けることができます。

また、SNSでの炎上について考える場合も、「投稿した人が悪い」と決めつけるだけでなく、なぜ強い言葉が広がりやすいのか、どのような空気が生まれているのかを考えることができます。

このように、目の前の出来事を社会の仕組みと結びつけて考えられているかが重要です。


考えの変化が見えるか

次に確認したいのは、考えの変化が書かれているかどうかです。

推薦入試では、最初から完璧な意見を持っている必要はありません。

むしろ、「最初は○○だと思っていたが、今は△△の視点も必要だと考えるようになった」と書けると、思考の深まりが伝わります。

たとえば、「最初は個人の努力不足だと思っていたが、家庭環境や制度の影響もあると知り、考えが変わった」という流れです。

自分の考えを見直せることは、社会学科志望として大きな強みになります。


大学でどう深めたいかが明確か

志望理由では、最後に「大学で何を深めたいのか」までつなげることが大切です。

社会問題に関心があるだけで終わるのではなく、上智大学総合人間科学部社会学科でどのような視点を学びたいのかを考えてみましょう。

たとえば、「個人の問題と社会構造の関係を学びたい」「データや調査を通して、社会の仕組みを根拠を持って理解したい」といった方向性が考えられます。

大学での学びにつながる表現があると、志望理由に一貫性が生まれます。


強い主張よりも問いを広げる力

社会学科志望では、強い主張をすることだけが評価されるわけではありません。

大切なのは、一つの問題をさまざまな角度から考えられることです。

「これは悪い」「こうすべき」と言い切るよりも、「なぜそうなっているのか」「別の立場から見るとどうか」と問いを広げる姿勢が大切です。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ている試験です。


最後に

志望理由を読み直すときは、もう一度自分に「なぜ?」と問いかけてみてください。

なぜその問題が気になったのか。なぜ社会学科で学びたいのか。なぜその経験が自分にとって大切だったのか。

その問いを重ねることで、表面的だった言葉が少しずつ深まっていきます。

立派な活動があるかどうかよりも、どのように違和感を持ち、どのように考えを広げてきたかが大切です。

ぜひ、自分の経験を丁寧に振り返りながら、あなたらしい志望理由を育てていってください。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。