こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、「上智大学 総合人間科学部 心理学科志望で志望理由を一段深める最終チェック」です。

上智大学では「志望理由書」はないが、志望理由は重要

上智大学の推薦入試では、いわゆる「志望理由書」という形式の書類は課されていません。

しかし、 出願書類や面接の中で、 「なぜこの学科を志望するのか」 という点は必ず問われます。

つまり、形式としての志望理由書がないだけで、 志望理由そのものの完成度は非常に重要です。

書類で書く場合も、面接で話す場合も、 自分の考えが整理されているかどうかが評価に直結します。


仕上げの段階で確認したい4つのポイント

志望理由がある程度まとまってきたとき、 「これで大丈夫かな」と不安になる人も多いと思います。

そんなときは、次の4つのポイントを確認してみてください。

  • 具体的な場面が書けているか
  • 感情だけで終わっていないか
  • 「なぜ心理学なのか」が明確か
  • 自分の考えの変化が書けているか

これらがそろっているかどうかで、 志望理由の伝わり方は大きく変わります。


①具体的な場面が書けているか

志望理由でまず大切なのは、 具体的な経験が書かれているかどうかです。

「人の心に興味がある」 「人間関係について考えたい」 といった表現だけでは、 どのようなきっかけで関心を持ったのかが伝わりません。

たとえば、 友人とのすれ違い、 部活動での意見の対立、 クラスで発言できなかった経験など、 自分が実際に経験した場面を具体的に書くことで、 志望理由に説得力が生まれます。

上智大学 総合人間科学部 心理学科では、 「何に関心があるか」だけでなく、 「どのような経験からその関心が生まれたのか」が見られています。


②感情だけで終わっていないか

次に確認したいのは、 感情だけで終わっていないかという点です。

「驚いた」「悲しかった」「もっと理解したいと思った」 といった感情を書くこと自体は問題ありません。 むしろ、そこが出発点になります。

ただし、 その後に 「なぜそう感じたのか」 「そのとき自分はどう考えていたのか」 まで踏み込めているかが重要です。

心理学科では、 感情をそのまま受け止めるだけでなく、 その背景にある理由を考えようとする姿勢が求められます。


③「なぜ心理学なのか」が明確か

志望理由の中で特に重要なのが、 「なぜ心理学なのか」が明確になっているかです。

たとえば、 「人を助けたいから心理学を学びたい」 という表現はよく見られます。

ですが、このままだと、 教育や福祉、医療など他の分野でも説明できてしまいます。

そこから一歩進んで、

「人の行動の背景を理解することで、より良い関わり方を考えたい」

といったように、 心理学という学問でなければならない理由を言葉にできるかどうかがポイントです。

上智大学 総合人間科学部 心理学科を志望するなら、 「人に関わる」ではなく、 「人をどのように理解したいのか」まで考えることが重要です。


④自分の考えの変化が書けているか

最後に確認したいのは、 自分の考えの変化が書けているかどうかです。

心理学科の志望理由では、 最初の考えだけで終わるのではなく、 そこからどのように見方が変わったのかが重要です。

たとえば、

「最初は性格の問題だと思っていたが、
環境や集団の影響もあると気づいた」

と書けると、 一つの出来事を多面的に捉えようとしていることが伝わります。

このような変化は、 心理学的な思考ができていることを示す重要なポイントになります。


心理学科志望で大切なのは「やさしさ」と「探究心」

上智大学 総合人間科学部 心理学科を志望するうえで大切なのは、 「やさしさ」と「探究心」の両方です。

他者に関心を持つこと、 相手の立場を想像しようとすることはもちろん大切です。

それと同時に、 「なぜそうなるのか」 「他の見方はないのか」 と考え続ける姿勢も欠かせません。

この二つがそろっていることで、 心理学科志望としての説得力が高まります。


最後は「もう一度なぜ?」と問い直してみる

志望理由が書き終わったら、 そこで終わりにするのではなく、 もう一度自分に問いかけてみてください。

「なぜ自分はこの問いにこだわっているのか」
「なぜ心理学で学びたいのか」

この「なぜ?」をもう一段深く掘り下げることで、 志望理由はさらに強くなります。

立派な経験を書く必要はありません。 小さな出来事でも、 どれだけ丁寧に考えてきたかが評価されます。

上智大学 総合人間科学部 心理学科の推薦入試では、 完成された答えではなく、 考え続けている姿勢が見られています。

その姿勢を、自分の言葉で伝えられるように、 最後まで丁寧に見直していきましょう。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。