こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「部活動や学校生活はどう活かせる?日常から考える力の伝え方」です。
特別な活動がなくても大丈夫なのか
「社会活動をしていないと不利ですか?」
受験生からよくある質問の一つです。ボランティアや海外経験のような特別な活動がないと評価されないのではないか、と不安になる人も多いと思います。
ですが、上智大学総合人間科学部教育学科の推薦入試では、活動の大きさそのものはそこまで重視されていません。
大切なのは、その経験をどのように考えてきたかです。
どれだけ立派な活動でも、振り返りが浅ければ伝わりにくくなります。一方で、日常の経験でも、深く考えられていれば大きな強みになります。
日常の中にある「問い」に気づけるか
学校生活や部活動の中には、実は多くの「問い」が隠れています。
たとえば、次のような場面に心当たりはないでしょうか。
- レギュラーと控えの間に大きな差を感じたこと
- 発言する人がいつも同じだと感じたこと
- 男女で自然と役割が分かれていたこと
これらは一見すると当たり前の出来事に見えますが、少し立ち止まって考えると、「なぜそうなっているのか」という問いが生まれます。
教育学科では、このような日常の中の違和感を大切にし、その背景を考えようとする姿勢が重要です。
具体例から考えてみる
たとえば、「女子はサポート役になることが多かった」という経験があったとします。
そのときに、「そういうものだから」と受け入れるだけで終わるのではなく、「なぜそのような役割分担が当たり前になっているのか」と考えることができます。
さらに、「自分自身もその考えを無意識に受け入れていなかったか」と振り返ることで、より深い視点が生まれます。
このように、経験→疑問→振り返りという流れがあると、考えの深さが伝わります。
教育学科で求められる視点とは
教育学科では、個人の行動だけでなく、その背景にある仕組みや環境も含めて考えることが求められます。
たとえば、発言する人が限られている場合でも、「その人の性格」で終わらせるのではなく、「発言しやすい雰囲気はあるのか」「評価の仕組みが影響していないか」と考えることができます。
このように、個人と環境の両方に目を向けることが、教育学的な視点につながります。
推薦入試で見られているポイント
推薦入試では、実績の量を比べる場ではありません。
出願書類や面接で問われる志望理由では、「どんな経験をしたか」よりも、「その経験をどう考えたか」が見られます。
たとえば、部活動の中で感じた違和感について、「なぜそう感じたのか」「どのように考えが変わったのか」「これからどのように学びたいのか」までつながっていると、思考の深さが伝わります。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ている試験です。
自分の経験をどう見直すか
志望理由を考えるときは、自分の高校生活を「学び」という視点で見直してみることが大切です。
授業、部活動、クラスでのやり取りなど、日常の中にヒントはたくさんあります。
その中で、「なぜだろう」と感じた出来事を一つ取り上げてみてください。
そして、「そのとき自分はどう考えたのか」「今振り返るとどんな見方ができるのか」を整理していくことで、自分なりの問いが見えてきます。
最後に
特別な経験がないと不安に感じる必要はありません。
大切なのは、今ある経験をどれだけ丁寧に振り返り、考えを深められるかです。
まずは、自分の高校生活を「社会の縮図」として見てみてください。
その中にある小さな違和感や疑問を大切にすることが、教育学科への第一歩になります。
ぜひ、自分の経験に目を向けながら、「自分は何を考えていきたいのか」を少しずつ言葉にしてみてください。
その積み重ねが、あなたらしい志望理由につながっていきます。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


