上智大学 外国語学部 ポルトガル語学科の志望理由NG例|推薦入試で避けたいポイントを解説
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、
「上智大学 外国語学部 ポルトガル語学科の志望理由NG例|推薦入試で避けたいポイントを解説」です。
「良いことを書こう」としすぎると伝わらなくなる
推薦入試の出願書類を書き始めると、多くの高校生が「大学が喜びそうなことを書かなければ」と考えてしまいます。
その結果、インターネットで見つけた例文に似た文章になったり、立派な言葉を並べたりしてしまうことがあります。
しかし、上智大学外国語学部ポルトガル語学科が知りたいのは、「きれいな文章を書ける人」ではありません。
大学で学ぶ意欲があり、自分なりに考え続けられる人かどうかを知りたいと考えています。
そのため、内容よりも表現を飾ることを優先してしまうと、本来伝えたい気持ちが見えにくくなってしまいます。
NG例① 「外国語が好きだからです」だけで終わる
「外国語が好きだから志望しました。」
この一文だけでは、なぜポルトガル語学科なのかが伝わりません。
外国語を学べる大学や学部はたくさんあります。その中で、なぜ上智大学外国語学部ポルトガル語学科なのかという理由が必要です。
例えば、ブラジルの文化に興味を持った経験や、多文化社会について学びたいと思ったきっかけなど、自分自身の経験と結び付けて説明できると説得力が増します。
「好き」という気持ちだけではなく、その理由まで考えてみることが大切です。
NG例② 大学名や知名度だけを理由にする
「上智大学は有名だからです。」
「国際的な大学だからです。」
もちろん、上智大学には魅力がたくさんあります。
しかし、それだけでは「この学科でなければならない理由」が見えてきません。
大学側は、「この学生はポルトガル語学科で何を学びたいのだろう」と考えます。
大学のブランドではなく、自分の興味と学科の学びがどう結び付いているのかを伝えることが重要です。
NG例③ 将来の夢だけを話してしまう
「将来は海外で働きたいです。」
「国際的な仕事に就きたいです。」
これも悪い内容ではありません。
ただ、「そのために大学で何を学びたいのか」が書かれていないと、内容が少し浅く見えてしまいます。
大学は職業訓練の場ではありません。
まずは大学でどのような学びを深め、その経験を将来にどう生かしたいのかという順番で考えることが大切です。
将来の話をする場合も、「大学での学び」が中心になるよう意識してみましょう。
NG例④ 調べた情報を並べるだけになる
学科について一生懸命調べることは、とても大切です。
しかし、ホームページに書かれている内容をそのまま並べるだけでは、自分自身の考えが見えてきません。
例えば、「ポルトガル語圏について学べます」「異文化理解ができます」という説明だけでは、大学案内と同じ内容になってしまいます。
「その学びのどこに興味を持ったのか」「自分なら何を深く学びたいのか」を付け加えることで、自分らしい内容になります。
調べた情報は、自分の考えを伝えるための材料として使うことを意識しましょう。
NG例⑤ 「経験のすごさ」を伝えようとする
推薦入試では、海外留学や特別なボランティア経験がなければ不利だと思う人もいます。
しかし、必ずしもそうではありません。
例えば、学校の文化祭で海外文化を紹介した経験や、部活動で外国人留学生と交流した経験など、小さな出来事でも十分です。
大切なのは、経験そのものではなく、その経験から何を感じ、何を考えたのかです。
同じ出来事でも、人によって学ぶことは違います。
大学は、その「考える力」を見ています。
推薦入試で評価されるのは「考える過程」
推薦入試では、「正しい答え」を書くことが目的ではありません。
提出書類や面接で問われる志望理由を通して、「どのように考えてきたか」が見られています。
大学では、一つのテーマに対してさまざまな立場から考え、議論しながら学びを深めていきます。
そのため、知識量だけではなく、問いを持つ姿勢や思考の深さ、多面的な視点、他者を理解しようとする姿勢、対話を大切にする姿勢が評価されます。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。
これから大学で成長していける人かどうかを見極めるための入試です。
自分らしい言葉で伝えることが一番の近道
上智大学外国語学部ポルトガル語学科を目指すなら、「良い文章」を書こうとするより、「自分らしい考え」を伝えることを意識してみてください。
興味を持ったきっかけ、学びたい理由、大学で挑戦したいこと、将来につながる思いを一つひとつ整理していくことで、自分だけの内容になっていきます。
高校生活での経験は決して大きなものである必要はありません。
身近な出来事から生まれた疑問や興味こそが、大学での学びにつながる第一歩になります。
ぜひ、「自分はなぜこの学科で学びたいのだろう」という問いを大切にしながら、自分らしい提出書類を作り上げていきましょう。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


