上智大学 外国語学部 ポルトガル語学科の志望理由の基本構造|推薦入試で伝わる考え方とは
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、
「上智大学 外国語学部 ポルトガル語学科の志望理由の基本構造|推薦入試で伝わる考え方とは」です。
「なぜこの学科なのか」を自分の言葉で伝えることが大切
推薦入試の準備を始めると、「何を書けばいいのか分からない」「立派な経験がないと評価されないのでは」と悩む人は少なくありません。
しかし、上智大学外国語学部ポルトガル語学科が見ているのは、華やかな実績だけではありません。
大切なのは、「なぜポルトガル語学科で学びたいのか」を、自分自身の経験や考えと結び付けて説明できることです。
大学は、自分で問いを持ち、学びを深めていく場所です。そのため推薦入試でも、「どんなことに興味を持ち、どのように考えてきたのか」という過程が重視されます。
だからこそ、誰かの言葉を借りるのではなく、自分自身の言葉で語ることが何よりも重要になります。
志望理由は「きっかけ・興味・大学・将来」の4つで考えよう
出願書類や面接で問われる志望理由は、難しく考えすぎる必要はありません。
基本的には、次の4つの流れを意識すると整理しやすくなります。
- 興味を持ったきっかけ
- なぜポルトガル語学科なのか
- 大学でどのような学びをしたいのか
- 学びを将来どのように生かしたいのか
この4つが自然につながることで、「この人は本当にこの学科で学びたいのだな」という印象を与えやすくなります。
反対に、一つひとつがバラバラだと、熱意が伝わりにくくなってしまいます。
きっかけは特別な経験でなくても大丈夫
「海外留学をしたことがない」「ボランティア活動の経験もない」と不安に感じる人もいるかもしれません。
ですが、きっかけは日常の中にもたくさんあります。
例えば、ブラジル音楽を聴いて興味を持った経験、サッカーを通してブラジル文化に触れた経験、海外旅行のテレビ番組を見て異文化に興味を持った経験など、小さな出来事でも十分です。
大切なのは、その出来事をきっかけに「もっと知りたい」と思ったことです。
興味がどのように深まっていったのかを丁寧に説明すると、自分らしい志望理由になります。
「ポルトガル語が学びたい」だけでは少し足りない
「ポルトガル語を勉強したいからです。」
もちろん、その気持ちは大切です。しかし、それだけでは大学で学ぶ理由としては少し物足りません。
なぜなら、大学では言語だけではなく、その背景にある文化や歴史、社会、人々の価値観まで幅広く学ぶからです。
例えば、「ブラジルの多文化社会について学びたい」「ポルトガル語圏の歴史を通して異文化理解を深めたい」「国際交流に生かせる力を身につけたい」といったように、自分が学びたい内容まで考えられると説得力が増します。
大学でしかできない学びに目を向けることが大切です。
大学で学びたいことは具体的に考えてみよう
高校と大学では学び方が大きく違います。
高校では知識を身につけることが中心ですが、大学では自分で調べ、考え、議論しながら理解を深めていきます。
そのため、「何を学びたいか」を具体的に考えておくことが重要です。
例えば、ポルトガル語そのものだけではなく、文学、歴史、移民、多文化共生、国際協力など、興味のある分野を少し調べてみると、自分の関心が見えてきます。
「これについてもっと知りたい」という気持ちが、大学で学ぶ目的になります。
将来の話は「職業名」だけではありません
「将来はまだ決まっていません。」という高校生は珍しくありません。
無理に具体的な職業を書く必要はありません。
例えば、「異文化を理解できる人になりたい」「海外と日本をつなぐ仕事に興味がある」「さまざまな価値観を理解しながら社会に貢献したい」といった考え方でも十分です。
大学で学んだことを、どのように社会や人との関わりに生かしたいのかを考えることが大切です。
今はぼんやりとしていても、大学での学びを通して将来の方向性が見えてくることも少なくありません。
推薦入試で評価されるのは「考え続けられる人」
推薦入試では、知識量だけで合否が決まるわけではありません。
提出書類や面接で問われる志望理由を通して、「どのような問いを持っているのか」「自分なりに考え続けているか」が見られています。
大学で学ぶ内容には、一つだけの正解がないテーマも多くあります。
だからこそ、多面的に考え、相手の意見を受け止めながら、自分の考えを深めていける人が求められています。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。
これから大学でさらに成長できる人を見つけるための入試です。
自分だけの志望理由を少しずつ形にしていこう
上智大学外国語学部ポルトガル語学科を目指すなら、立派な言葉を並べる必要はありません。
自分がどのような経験をして、何に興味を持ち、その興味が大学での学びへどのようにつながっていくのかを整理することが大切です。
その過程で、「もっと調べてみよう」「自分はなぜ興味を持ったのだろう」と考える時間そのものが、大学で学ぶ準備にもなります。
焦って完成させようとするのではなく、自分自身と向き合いながら少しずつ形にしていきましょう。
その積み重ねが、自分らしい提出書類や面接で問われる志望理由につながっていきます。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


