上智大学 外国語学部 フランス語学科を目指す人へ|高校生活を推薦入試に活かす方法
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、
「上智大学 外国語学部 フランス語学科を目指す人の高校生活の活かし方」です。
特別な経験がなくても大丈夫
「フランス語学科を目指すなら留学経験が必要ですか?」
「海外ボランティアをしていないと評価されませんか?」
このような質問をいただくことがあります。
しかし、上智大学の推薦入試では、特別な経歴があることだけが評価されるわけではありません。
むしろ、普段の高校生活の中でどのようなことを考え、どのように行動してきたのかが大切になります。
部活動や学校行事、探究学習、日々の授業など、一見すると当たり前に思える経験も、自分なりに振り返ることで大学での学びにつながる大切な材料になります。
「何をしてきたか」だけではなく、「そこから何を感じたのか」を意識して高校生活を過ごしてみましょう。
授業で感じた疑問を大切にする
フランス語学科では、言語だけではなく、その背景にある文化や歴史、社会についても学びます。
そのため、高校の授業で感じた小さな疑問も、大学での学びにつながることがあります。
例えば、世界史でフランス革命について学んだとき、「自由・平等・博愛という考え方は、今の社会にどのような影響を与えているのだろう」と考えた経験はありませんか。
現代社会や地理の授業で、多文化共生や国際問題について学び、「国によって価値観が違うのはなぜだろう」と感じた人もいるでしょう。
こうした疑問をそのままにせず、自分で調べたり先生に質問したりする習慣は、大学でも役立つ力になります。
推薦入試でも、知識量ではなく、自ら問いを持ち、考えようとする姿勢が評価されます。
部活動や学校行事も立派な学びになる
「部活動はフランス語学科とは関係ない」と思う人もいるかもしれません。
しかし、そのようなことはありません。
例えば、文化部でも運動部でも、仲間と協力して目標を達成した経験や、意見が違う相手と話し合った経験は、大学での学びにもつながります。
フランス語学科では、多様な文化や価値観について考える機会が多くあります。
そのため、相手の考えを尊重しながら対話する経験は、とても大切です。
文化祭で役割分担を工夫したこと、生徒会で意見をまとめたこと、体育祭で仲間を支えたことなども、自分らしい経験になります。
活動の規模ではなく、その経験を通して何を学んだのかを考えることが重要です。
日常生活にも学びのきっかけはある
高校生活の学びは、学校の中だけではありません。
ニュースを見ること、本を読むこと、映画を観ること、美術館へ行くことなども、自分の世界を広げるきっかけになります。
例えば、フランス映画を観て、日本との文化の違いに興味を持つこともあるでしょう。
あるいは、海外で起きた出来事をニュースで知り、「同じ出来事でも国によって受け止め方が違うのはなぜだろう」と考えることもあります。
こうした経験は、「異なる文化を理解したい」という気持ちにつながります。
普段の生活の中で興味を持ったことをメモしておくと、後から自分の考えを整理するときにも役立ちます。
英語以外にも興味を広げてみよう
フランス語学科を目指す人の中には、「英語だけ勉強していればよい」と考える人もいます。
もちろん、英語は大切です。
しかし、それだけではなく、さまざまな文化や価値観に触れることも意識してみましょう。
例えば、海外のニュースを読んでみる、日本とは異なる教育制度について調べてみる、世界各国の文化を紹介する本を読んでみるなど、小さな行動でも十分です。
フランス語学科では、一つの国だけではなく、フランス語が話されるさまざまな地域について学びます。
幅広い視点を持とうとする姿勢は、大学生活でも大きな強みになります。
推薦入試で評価される高校生活とは
推薦入試では、「全国大会に出場しました」「生徒会長でした」といった実績だけが評価されるわけではありません。
高校生活の中で、自分なりに考え、行動し、成長してきた過程が大切です。
提出書類や面接で問われる志望理由では、「どんな経験をしたか」だけではなく、「その経験から何を学び、大学でどのように学びを深めたいのか」が見られています。
例えば、友達との意見の違いを通して相手の立場を考えるようになった経験や、探究学習で一つのテーマを深く調べた経験は、大学での学びにつながる力として伝えることができます。
推薦入試で評価されるのは、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、そして対話する姿勢です。
完璧な高校生活ではなく、自分なりに考え続けてきた高校生活こそが、大学で学ぶ力につながります。
大学での学びは高校生活の延長線上にある
高校までの学びでは、正解を覚えることが中心になる場面もあります。
一方、大学では、「なぜそう考えるのか」「別の見方はないだろうか」と問い続けることが求められます。
そのため、高校生活の中で疑問を持つ習慣や、自分の考えを整理する習慣を身につけておくことは、とても大きな意味があります。
フランス語学科では、異文化を理解し、多様な価値観と向き合いながら学びを深めていきます。
高校生活の中で積み重ねた経験は、その学びの土台になります。
まとめ
上智大学外国語学部フランス語学科を目指すうえで、特別な経歴や華やかな実績は必須ではありません。
毎日の授業、部活動、学校行事、友達との会話、ニュースや本との出会いなど、高校生活には学びのきっかけがたくさんあります。
大切なのは、それらの経験を「やったこと」で終わらせず、「何を感じたのか」「なぜそう思ったのか」を考えることです。
その積み重ねが、推薦入試の提出書類や面接で問われる志望理由にもつながり、大学で学び続ける力にもなります。
ぜひ今日から、身近な出来事にも少しだけ目を向け、「なぜだろう」という気持ちを大切にしてみてください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


