上智大学 外国語学部 フランス語学科の探究テーマの見つけ方|推薦入試につながる考え方とは

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学 外国語学部 フランス語学科の探究テーマの見つけ方」です。


探究テーマは「すごいテーマ」である必要はありません

推薦入試を考え始めると、「探究テーマは何を選べばいいですか?」という相談をよく受けます。

「他の人と違うテーマでないと評価されないのでは」「難しい社会問題を扱わなければならないのでは」と不安になる人もいるでしょう。

しかし、上智大学外国語学部フランス語学科で大切にされるのは、珍しいテーマを見つけることではありません。

身近な疑問から出発し、自分なりに考え続ける姿勢が何よりも大切です。

探究は「正解を探す活動」ではなく、「問いを深めていく活動」です。

まずは、自分が普段の生活の中で気になっていることを思い出してみましょう。


フランス語学科らしい探究テーマとは

フランス語学科では、語学だけでなく、文化や歴史、社会、文学、国際交流など幅広い分野を学びます。

そのため、探究テーマも「フランス語そのもの」に限定する必要はありません。

例えば、次のような疑問から探究を始めることができます。

  • なぜ国によってコミュニケーションの取り方が違うのだろう。
  • 外国映画を見ると価値観の違いを感じるのはなぜだろう。
  • フランス料理や日本料理には文化の違いが表れているのだろうか。
  • フランス革命の考え方は現代社会にも影響を与えているのだろうか。
  • フランス語が使われている国は、どのような歴史を歩んできたのだろう。

このように、自分が興味を持ったことを少し深く考えるだけでも、立派な探究テーマになります。


高校生活の中にテーマのヒントはたくさんある

探究テーマは、学校生活の中から見つかることも少なくありません。

例えば、英語の授業で海外の文化について学んだとき、「日本とこんなに違うのか」と驚いた経験はありませんか。

文化祭で留学生と交流したり、探究学習で国際問題を調べたりした経験も、大切なきっかけになります。

また、部活動でもヒントは見つかります。

海外の選手が活躍するスポーツを見て興味を持ったり、音楽や美術を通してフランス文化に触れたりすることもあるでしょう。

「なぜだろう」と思った瞬間を見逃さないことが、探究の第一歩です。


ニュースや映画、本も探究の入り口になる

学校の外にも探究のきっかけはたくさんあります。

ニュースでフランスやヨーロッパの出来事を見たり、映画や小説を読んだりする中で、新しい疑問が生まれることがあります。

例えば、フランス映画を見て、「日本映画とは会話の雰囲気が違う」と感じたとします。

そこから、「文化によって人との距離感は変わるのだろうか」「言葉の使い方には価値観が表れているのだろうか」と考え始めれば、それは探究テーマになります。

普段楽しんでいることの中にも、大学で学びにつながるヒントはたくさん隠れています。


テーマよりも「考え方」が大切

推薦入試では、「どんなテーマを選んだか」だけではなく、「どのように考えたか」が重視されます。

例えば、「フランス料理について調べました」というだけでは、学びは伝わりません。

そこから、「食文化は気候や歴史とどのように関係しているのか」「食事のマナーには文化の違いが表れるのではないか」と考えを深めていくことが重要です。

一つのテーマについて、「なぜ」「本当にそうなのか」「別の考え方はあるのではないか」と問い続ける姿勢が、大学で求められる学びにつながります。

高校までの勉強では答えを覚えることが多いですが、大学では答えのない問いについて考え続けることが増えていきます。


推薦入試で評価される探究とは

推薦入試では、専門的で難しい研究をしていることよりも、自分らしく考え続けた過程が評価されます。

提出書類や面接で問われる志望理由では、「このテーマを選んだ理由」「調べて分かったこと」「さらに知りたくなったこと」を説明できると、自分の学びへの姿勢が伝わります。

フランス語学科では、多様な文化や価値観について学ぶため、他者の立場を理解しようとする姿勢や、一つの答えだけにとらわれない視点が大切です。

そのため、探究活動でも「自分とは違う考え方もあるかもしれない」と意識しながら調べることが、より深い学びにつながります。

推薦入試で評価されるのは、知識量ではありません。

問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、そして対話する姿勢が大切にされています。

完璧な結論を出すことよりも、考え続ける姿勢こそが評価されるのです。


まとめ

上智大学外国語学部フランス語学科を目指すなら、探究テーマは身近な疑問から見つけることができます。

授業で感じたこと、ニュースで気になったこと、映画や本から受けた印象、学校生活での経験など、日常には探究のきっかけがたくさんあります。

大切なのは、「なぜだろう」という気持ちを大切にし、その疑問について少しずつ考え続けることです。

大学では、一つの正解を覚えるよりも、自分なりに問いを立てて学びを深めることが求められます。

ぜひ高校生活の中でも、小さな疑問を見つけ、自分だけの探究テーマを育ててみてください。それが推薦入試にも、大学での学びにもつながっていきます。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。