こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学法学部法律学科|探究テーマの見つけ方と推薦型選抜で評価される視点」です。
探究テーマは完成していなくても大丈夫
推薦型選抜を考え始めると、「法律について、しっかりした研究テーマを考えなければいけないのでは」と不安になる人がいます。
しかし、高校生の段階で、大学生のように完成された研究テーマを持っている必要はありません。
大切なのは、どのような社会問題に関心を持ち、なぜそれを考えたいと思ったのかという方向性です。
推薦型選抜で見られるのは、難しいテーマ名ではなく、問いを持つ姿勢や考え続けようとする姿勢です。
法律のテーマは身近なところにある
法律というと、裁判や専門書の世界を思い浮かべるかもしれません。
しかし実際には、法律に関わるテーマは日常の中にたくさんあります。
- インターネット上の誹謗中傷
- アルバイトの労働条件
- 学校のルールや校則
- 環境問題
- 社会の不平等
これらはすべて、社会のルールや制度と関係しています。
法律は、人と人との関係を調整し、社会の問題に向き合うための仕組みです。そのため、身近な疑問からでも十分に探究テーマは見つけられます。
テーマは「疑問」から考える
探究テーマを見つけるときは、最初から難しい言葉にしようとしなくて大丈夫です。
まずは、自分が日常の中で感じた疑問を思い出してみましょう。
たとえば、ニュースでインターネットの誹謗中傷問題を見て、「なぜ匿名だと人を傷つける発言が増えるのだろう」と感じたとします。
そこから、「表現の自由はどこまで守られるべきか」「被害を受けた人を法律はどう守れるのか」と考えていくと、法律学につながるテーマになります。
このように、疑問、社会問題、法律との関係という流れで考えると、テーマは整理しやすくなります。
法律学の分野と結びつけてみる
法律学には、いくつかの分野があります。
- 憲法:人権や国家と個人の関係を考える
- 民法:契約や家族、財産など日常生活のルールを考える
- 刑法:犯罪と責任について考える
- 行政法:国や自治体と社会の関係を考える
- 国際法:国と国との関係や国際社会のルールを考える
たとえば校則や表現の自由に関心があるなら憲法、アルバイトの契約や働き方に関心があるなら民法や労働に関わる法律、犯罪報道や刑罰に関心があるなら刑法につながります。
専門用語を無理に使う必要はありませんが、自分の疑問がどの分野に近いのかを考えると、志望理由も整理しやすくなります。
推薦型選抜で見られるのはテーマの難しさではない
探究テーマを考えるとき、「難しいテーマでないと評価されない」と思う必要はありません。
むしろ大切なのは、自分の経験や関心から出発しているかどうかです。
たとえば、「インターネットの匿名性はどこまで認められるべきか」という問いでも十分です。
その問題について、なぜ関心を持ったのか、どの立場の人にどんな影響があるのか、法律はどのように関わるのかを考えられていれば、思考の深さが伝わります。
出願書類や面接でどう伝えるか
出願書類や面接で問われる志望理由では、探究テーマを一言で示すだけではなく、そこに至るまでの流れを伝えることが大切です。
「ニュースで社会問題を知った」「その問題に疑問を持った」「法律が社会をどう支えているのかを学びたいと思った」というように、経験から問題意識、学びたいことへとつなげていきます。
面接でも、完璧な答えを言う必要はありません。むしろ、なぜその問題に関心を持ったのか、今どのように考えているのかを、自分の言葉で説明できることが大切です。
最後に:身近な「なぜ?」を大切にしよう
上智大学法学部法律学科を目指すうえで、探究テーマは特別な場所から見つけるものではありません。
ニュース、学校生活、日常の出来事の中で感じた「なぜだろう」が、法律学への入り口になります。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
ぜひ、自分が最近気になった社会問題や、学校生活の中で疑問に思ったルールを一つ思い出してみてください。
その疑問を少し深く考えることが、あなたらしい探究テーマの出発点になります。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


