こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学経済学部経営学科|推薦型選抜で評価される思考の見せ方とは」です。
評価されるのは経験の大きさではない
推薦型選抜を考えるとき、「どんなすごい経験を書けばいいのだろう」と悩む人は多いです。
大会の実績やリーダー経験など、目に見える成果があったほうが有利なのではないかと感じるかもしれません。
しかし、上智大学経済学部経営学科の推薦型選抜で見られているのは、経験そのものの大きさだけではありません。
大切なのは、その経験を通して何を考え、どのように捉えたかです。
つまり、「何をしたか」よりも「どう考えたか」という思考のプロセスが評価につながります。
思考を伝えるための基本の流れ
自分の思考を相手に伝えるためには、ある程度の流れを意識すると分かりやすくなります。
基本は、「出来事」「気づき」「考察」という3つのステップです。
- どんな出来事があったのか
- その中で何に気づいたのか
- なぜそうなったのかをどう考えたのか
この流れがあると、単なる経験の説明ではなく、「自分なりに考えてきたこと」として伝わります。
たとえば部活動で大会に負けた経験があった場合、「悔しかった」で終わらせるのではなく、「なぜ負けたのか」「チームにどんな課題があったのか」「自分はどのように考えたのか」まで言葉にしていくことが大切です。
具体例:同じ経験でも伝わり方は変わる
例えば、「文化祭で模擬店を担当しました」という経験を考えてみましょう。
単に「売上が伸びませんでした」と書くだけでは、出来事の説明にとどまってしまいます。
そこから一歩進んで、「なぜ売上が伸びなかったのか」を考えることが重要です。
立地の影響だったのか、商品に魅力がなかったのか、宣伝が不足していたのか、役割分担が曖昧だったのか。
さらに、「もし次に同じことをするならどう改善するか」まで考えられると、思考の深さが伝わります。
このように、一つの経験でも、どこまで考えを広げられるかによって評価は大きく変わります。
経営学科で求められる考え方
上智大学経済学部経営学科では、物事を個人の問題だけで捉えず、仕組みとして考える視点が大切です。
たとえば、「メンバーのやる気が低かった」と感じたときに、それを個人の性格の問題として終わらせるのではなく、「目標が共有されていなかったのではないか」「役割分担が曖昧だったのではないか」と考えられるかどうかです。
出来事の背景にある構造に目を向けることが、経営学らしい思考につながります。
面接でも同じ思考が見られている
この「思考の見せ方」は、出願書類だけでなく面接でも同じように見られます。
面接では、正解を答えることが求められているわけではありません。
大切なのは、「なぜそう考えるのか」を説明できることです。
たとえば「リーダーには責任感が必要だと思います」と答える場合でも、その理由や背景となる経験を話せると、考えの過程が伝わります。
さらに、面接官の問いかけを受けて考えを深めたり、別の視点を取り入れたりできると、対話する姿勢も評価されます。
日常から思考を鍛えることができる
思考力は特別な場面だけで必要になるものではありません。日常の中でも十分に鍛えることができます。
たとえば、「なぜこのお店は混んでいるのか」「なぜこのルールは必要なのか」といった身近な疑問に対して、自分なりに理由を考えてみることです。
こうした小さな積み重ねが、出願書類や面接での深い考えにつながっていきます。
難しい知識を増やすことよりも、「なぜだろう」と考える習慣を持つことが大切です。
最後に:あなたの考えを大切にしよう
上智大学経済学部経営学科の推薦型選抜は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。
考え続けられる人、自分なりの視点で物事を見ている人が評価されます。
そのためには、立派な経験を無理に作る必要はありません。これまでの高校生活の中で感じたことを、丁寧に振り返ることが大切です。
ぜひ一度、自分の経験を「出来事」「気づき」「考察」という流れで整理してみてください。
その積み重ねが、あなたらしい志望理由や面接での受け答えにつながっていきます。自分の考えを大切にしながら、一歩ずつ深めていきましょう。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


