こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学 総合人間科学部 心理学科志望で『思考力』をどう見せるか」です。
「思考力が評価される」とはどういう意味か
上智大学 総合人間科学部 心理学科の推薦入試では、 よく「思考力が評価される」という言葉が使われます。
しかし、「思考力」と聞くと、 難しい言葉を使うことや、 専門的な知識をたくさん書くことをイメージしてしまう人もいるかもしれません。
実際にはそうではありません。
心理学科で求められる思考力とは、 知識の多さではなく、 物事をどのように捉え、どのように考え続けているかという姿勢です。
つまり、「どれだけ知っているか」よりも、 「どのように考えてきたか」が見られているのです。
心理学科で求められる思考力の3つのポイント
上智大学 総合人間科学部 心理学科で評価される思考力は、 大きく分けて次の三つに整理できます。
- なぜ?と問いを持てること
- 一度考えたことを見直せること
- 別の視点も想像できること
どれも特別な能力ではありませんが、 意識しているかどうかで、志望理由や面接での印象は大きく変わります。
これらの力は、 心理学という学問の本質とも深く関わっています。
①「なぜ?」と問いを持てること
思考力の出発点は、「なぜ?」と問いを持つことです。
たとえば、 クラスで意見が対立したという出来事があったとします。
そのときに、 「相手が間違っている」 「自分の考えのほうが正しい」 と思うこと自体は自然です。
しかし、心理学的な思考はそこで止まりません。
「なぜあの人はそう考えたのだろう」
「なぜ自分はあの言い方に反応してしまったのだろう」
と問いを持てるかどうかが重要です。
日常の出来事をそのまま受け流すのではなく、 少し立ち止まって考える習慣がある人は、 心理学科での学びと相性がよいといえます。
②一度考えたことを見直せること
二つ目のポイントは、 一度考えたことを見直せることです。
人は一度「こうだ」と思うと、 その考えにとらわれてしまうことがあります。 しかし心理学では、 その最初の考えをそのまま正しいものとして扱うことはしません。
たとえば、 最初は「相手が冷たい」と感じていた出来事でも、 後から振り返ることで、 「自分が一方的にそう受け取っていただけかもしれない」 と気づくことがあります。
「もしかすると自分も思い込みをしていたかもしれない」
この一歩があるかどうかで、 思考の深さは大きく変わります。
上智大学 総合人間科学部 心理学科の推薦入試では、 最初の考えが正しかったかどうかよりも、 その後どのように考え直したのかが重視されます。
③別の視点も想像できること
三つ目のポイントは、 別の視点も想像できることです。
心理学では、 一つの出来事に対して一つの見方だけで判断することはほとんどありません。 人の行動や感情は、さまざまな要因によって変わるからです。
たとえば、 「意見を言わない人」を見て、 「やる気がない」と考えることもできます。 しかし、 「緊張しているのかもしれない」 「場の空気を気にしているのかもしれない」 「これまでの経験から発言しづらいと感じているのかもしれない」
と考えることもできます。
このように、 自分とは違う立場や状況を想像できる力は、 心理学科の学びにおいてとても重要です。
面接でも、 一つの意見に固執せず、 別の可能性に目を向けられるかどうかが見られています。
思考力は「変化のプロセス」で見せる
推薦入試で思考力を伝えるためには、 結論だけを書くのでは不十分です。
大切なのは、
- 最初にどう考えたのか
- その後どんな違和感や気づきがあったのか
- 考えがどのように変わったのか
という「変化のプロセス」を示すことです。
たとえば、 「最初は相手の意見に納得できなかったが、 後から相手の立場を考えることで見方が変わった」 といった流れがあると、 思考の動きが具体的に伝わります。
心理学科では、 完成された答えを持っている人よりも、 考えを更新し続けられる人のほうが評価されやすいのです。
心理学は「答えを急がない学問」
心理学は、 すぐに答えを出すことを求める学問ではありません。
人の行動や感情はとても複雑で、 一つの説明だけでは捉えきれないことが多いからです。
だからこそ、 「これが正しい」とすぐに決めるのではなく、 「他にも理由があるのではないか」 「別の見方はないか」 と考え続ける姿勢が大切になります。
上智大学 総合人間科学部 心理学科が見ている思考力とは、 瞬時に正解を出す力ではなく、 問いに向き合い続ける力です。
思考力は特別な才能ではなく、日常の中で育てられる
「思考力」と聞くと、 特別な能力のように感じるかもしれません。 ですが実際には、 日常の中で少し意識するだけで伸ばしていくことができます。
たとえば、 人間関係でうまくいかなかったときに、 すぐに相手のせいにするのではなく、 「なぜそうなったのか」を考えてみる。
あるいは、 自分の考えに違和感を持ったときに、 「他の見方もあるのではないか」と立ち止まってみる。
こうした小さな積み重ねが、 心理学科で求められる思考力につながっていきます。
上智大学 総合人間科学部 心理学科を志望するなら、 まずは日常の中での「なぜ?」を大切にしてみてください。
考え続ける力こそが、思考力です。 その姿勢が、志望理由や面接の中で自然と伝わるようになります。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


