こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学法学部法律学科|志望理由でよくあるNG例と推薦型選抜で伝わる考え方」です。


志望理由は「立派な言葉」を並べるだけでは伝わらない

推薦型選抜の出願書類を書くとき、多くの受験生が「良いことを書かなければ」と考えます。

その結果、立派に見える言葉を並べようとしてしまうことがあります。

もちろん、社会への関心や将来の目標を書くこと自体は大切です。しかし、言葉だけが大きくなってしまうと、「なぜそう考えたのか」が見えなくなってしまいます。

上智大学法学部法律学科の推薦型選抜で見られているのは、完璧な文章ではありません。

大切なのは、自分の経験をもとに、どのような疑問を持ち、どのように考えてきたのかです。


NG例①「法律に興味があります」だけで終わる

法律学科を志望する人の中で、とても多いのが「法律に興味があります」という書き出しです。

もちろん、興味を持つこと自体は大切です。しかし、それだけでは理由としては少し弱く見えてしまいます。

読み手が知りたいのは、「なぜ法律に興味を持ったのか」です。

例えば、ニュースで社会問題を見た経験なのか、学校のルールについて考えた経験なのか、ボランティア活動を通して不公平さを感じた経験なのか。

きっかけが具体的になると、その人らしい問題意識が見えてきます。

法律への関心は、「興味があります」で止めるのではなく、「なぜそう思ったのか」まで言葉にすることが大切です。


NG例②「社会に貢献したい」が抽象的なまま

「社会に貢献したい」という言葉も、よく見かける表現です。

しかし、この言葉だけでは、どのような社会問題に関心があるのかが分かりません。

法律学科では、社会のルールや制度を考えていきます。そのため、「どのような課題に関心があるのか」を具体的に考えることが重要です。

例えば、労働問題に関心があるのか、インターネット上の誹謗中傷に関心があるのか、子どもの権利に関心があるのかによって、問題意識は大きく変わります。

抽象的な言葉を使うこと自体が悪いわけではありません。ただ、その言葉の中身を、自分の経験や考えで説明できるかが大切です。


NG例③ 実績の紹介だけになってしまう

志望理由の中で、経験をたくさん書こうとする人もいます。

例えば、

  • 生徒会を経験しました
  • 部長を務めました
  • ボランティア活動に参加しました

こうした経験を書くこと自体は問題ありません。

しかし、経験を並べるだけでは、「何を考えた人なのか」が見えにくくなってしまいます。

推薦型選抜で大切なのは、経験の大きさだけではありません。

その経験を通して、どのような疑問を持ち、何を考えたのかが重要です。

例えば、生徒会活動の中で「ルールを決める難しさ」を感じたのか、部活動で「公平な役割分担」について考えたのか。

経験の意味を自分の言葉で整理することが大切です。


法律学科らしい視点とは何か

法律学科では、一つの問題をさまざまな立場から考えることが求められます。

そのため、志望理由でも「自分はこう思いました」だけで終わるのではなく、「別の立場ではどう見えるのか」まで考えられると、思考の深さが伝わります。

例えば、学校の校則について考える場合でも、生徒側だけではなく、学校側の立場や安全面なども含めて考えようとする姿勢が大切です。

法律学は、人と人との関係を調整する学問です。だからこそ、多面的な視点や、他者を理解しようとする姿勢が重視されます。


志望理由は「完成品」ではなく「考えの過程」

志望理由を書くと、「正しい答えを書かなければ」と感じてしまう人もいます。

しかし、推薦型選抜では、最初から完璧な考えを持っている必要はありません。

むしろ大切なのは、自分なりに考え続けていることです。

なぜ法律を学びたいのか。なぜその問題に関心を持ったのか。どのような社会を考えているのか。

そうした問いに向き合いながら、少しずつ言葉にしていくことが重要です。


最後に:あなた自身の視点を大切にしよう

上智大学法学部法律学科の推薦型選抜では、立派な肩書きや難しい知識だけが評価されるわけではありません。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではなく、考え続けられる人を見ています。

だからこそ、志望理由を書くときは、「どう見られるか」だけではなく、「自分は何に疑問を持ったのか」を大切にしてください。

日常の中で感じた小さな違和感や疑問こそ、法律学につながる大切な出発点になります。

ぜひ、自分自身の言葉で、少しずつ考えを整理してみてください。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。