上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科|将来像の考え方とは?推薦入試で伝わる将来ビジョンを解説

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「将来像の考え方」です。

推薦入試の準備を進めていると、「将来は何になりたいですか」「大学で学んだことを将来どう生かしたいですか」といった質問に悩む人は少なくありません。

「まだ高校生なのに、将来の仕事なんて決められない」「具体的な職業が決まっていないと評価されないのでは」と不安になる人もいるでしょう。

しかし、上智大学総合人間科学部社会福祉学科の推薦入試では、将来の職業を完璧に決めていることが求められているわけではありません。

大切なのは、自分がどのような社会に関心を持ち、そのために大学で何を学びたいのかを、自分の言葉で説明できることです。

今回は、社会福祉学科を目指す高校生が、将来像をどのように考えればよいのかをわかりやすく解説します。


将来像は「職業」だけではない

将来像という言葉を聞くと、「社会福祉士になりたい」「公務員になりたい」といった職業を思い浮かべる人が多いでしょう。

もちろん、具体的な目標があることは素晴らしいことです。

しかし、まだ将来の職業が決まっていなくても心配する必要はありません。

社会福祉学科では、福祉施設や病院だけでなく、行政、教育、企業、NPO法人など幅広い分野で活躍する卒業生がいます。

そのため、「どんな仕事に就くか」だけではなく、「どのような社会をつくりたいか」という視点も大切にされています。


まずは「関心があること」を整理しよう

将来像を考える第一歩は、自分が何に興味を持っているのかを整理することです。

例えば、高齢者福祉に関心があるのか、子どもの支援に興味があるのか、地域づくりに魅力を感じるのか、人によって関心はさまざまです。

ニュースを見て印象に残った出来事や、学校生活で感じたこと、探究活動で調べたテーマなどを振り返ると、自分が大切にしていることが見えてきます。

「なぜそのテーマが気になるのか」を考えることで、将来像も少しずつ形になっていきます。


大学で学びたいことと将来をつなげる

推薦入試では、「大学で何を学びたいのか」と「将来どう生かしたいのか」がつながっていることが大切です。

例えば、「地域福祉について学び、地域のつながりを支える仕事に関わりたい」「子どもの支援について学び、教育や福祉の現場で生かしたい」といったように、大学での学びと将来を結び付けて考えてみましょう。

このとき、将来の仕事内容を細かく決める必要はありません。

大学で学ぶ中で興味が広がったり、進路が変わったりすることは自然なことです。

「今の自分はこの分野に関心があり、大学でさらに学びたい」という気持ちが伝われば十分です。


高校生活の経験も将来像につながる

将来像は、高校生活の経験とも深く関わっています。

例えば、部活動で後輩を支えた経験から「人を支える仕事に興味を持った」、文化祭でみんなが参加しやすい仕組みを考えた経験から「誰もが安心して過ごせる環境づくりに関心を持った」ということもあるでしょう。

アルバイトやボランティア、家族との出来事なども、自分の価値観を形づくる大切な経験です。

将来像を考えるときは、「何をしたか」だけでなく、「その経験から何を感じたか」を振り返ることが大切です。


推薦入試で評価される将来像とは

推薦入試では、「将来は○○になります」と断言することが評価されるわけではありません。

大学が見ているのは、「自分なりに将来について考えているか」「大学で学ぶ意味を理解しているか」という点です。

提出書類や面接で問われる志望理由でも、「今は地域福祉に関心があるが、大学で幅広く学びながら将来の方向性を考えていきたい」といった内容は、十分に前向きな将来像として伝わります。

また、「なぜそのように考えるようになったのか」という背景まで説明できると、より説得力が増します。

推薦入試は、完璧な人生設計を持つ人を選ぶ試験ではありません。

学びを通して成長しようとする姿勢が大切にされています。


大学では将来像も変化していく

高校では、限られた情報の中で進路を考えます。

しかし、大学では授業や実習、多くの人との出会いを通して、新しい価値観に触れる機会が増えます。

社会福祉学科では、現場実習や地域との交流などを通して、自分が本当に取り組みたいテーマを見つけていく学生も少なくありません。

そのため、高校生の段階で将来像が少し変わることを恐れる必要はありません。

大切なのは、「学びながら考え続けたい」という姿勢を持つことです。


社会福祉学科だからこそ大切にしたい視点

社会福祉学科では、自分の成功だけではなく、「社会にどのような貢献ができるか」という視点も大切にしています。

例えば、「困っている人を支えたい」という思いだけでなく、「誰もが安心して暮らせる社会をつくるためには何が必要だろう」と考えることが、社会福祉の学びにつながります。

このような視点は、推薦入試でも自然と評価されるポイントになります。


まとめ

上智大学総合人間科学部社会福祉学科の推薦入試では、将来の職業を明確に決めていることよりも、自分がどのような社会に関心を持ち、そのために大学で何を学びたいのかを考えていることが大切です。

高校生活での経験や探究活動、ニュースを通して感じたことを振り返ることで、自分らしい将来像が少しずつ見えてきます。

推薦入試で評価されるのは、知識量ではなく、問いを持ち、思考を深め、多面的な視点で社会を見つめ続ける姿勢です。

ぜひ、「将来どんな仕事に就くか」だけではなく、「どのような社会に関わっていきたいか」という視点でも、自分の未来について考えてみてください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。