上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科|推薦入試前に確認したい志望理由の最終チェックポイント

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「志望理由の最終チェック」です。

提出書類が完成に近づくと、「これで本当に大丈夫かな」と不安になる人は少なくありません。

何度も読み返しているうちに、「何が良くて、何を直せばよいのか」が分からなくなってしまうこともあります。

しかし、最後の見直しで大切なのは、難しい表現を加えたり、文章を長くしたりすることではありません。

上智大学総合人間科学部社会福祉学科の推薦入試では、自分らしい考えが一貫して伝わっているかどうかが重要です。

今回は、提出前にぜひ確認しておきたい志望理由の最終チェックポイントを紹介します。


「なぜ社会福祉学科なのか」が明確になっているか

まず確認したいのは、「なぜ社会福祉学科を志望するのか」がはっきり伝わっているかです。

「人の役に立ちたい」「社会に貢献したい」という内容だけでは、多くの受験生と同じような文章になってしまいます。

大切なのは、その思いがどのような経験から生まれたのかを書くことです。

例えば、学校生活で感じたこと、家族との出来事、ニュースを見て考えたこと、探究活動など、自分だけの経験が書かれているか確認してみましょう。

読み終えたときに、「この人だから社会福祉学科を目指しているのだ」と伝わる内容になっていることが理想です。


大学で学びたいことが具体的になっているか

次に確認したいのは、大学で学びたい内容です。

「福祉について学びたい」という表現だけでは少し広すぎます。

例えば、地域福祉、子ども支援、高齢者福祉、障がい者支援、社会保障制度など、自分が特に関心を持っているテーマが書かれているでしょうか。

また、そのテーマに興味を持った理由まで説明できていると、より説得力が増します。

社会福祉学科だからこそ学びたい内容が伝わることを意識して見直してみましょう。


経験を書くだけで終わっていないか

提出書類では、高校生活の経験を書く人が多くいます。

部活動や委員会活動、探究活動、ボランティア、アルバイトなど、経験そのものを書くことは大切です。

しかし、「何をしたか」だけでは十分ではありません。

その経験から何を考えたのか、どのような気付きがあったのかまで書けているか確認してみましょう。

例えば、「文化祭を頑張りました」ではなく、「全員が参加しやすい環境を考える中で、多様な立場を意識するようになった」というように、自分の考えの変化が伝わる内容になっていることが重要です。


考えが一貫しているか

文章全体を読み返したときに、一つの軸が通っているでしょうか。

例えば、最初は子どもの支援について書いていたのに、最後は地域づくりだけについて書かれていると、読み手は少し違和感を覚えるかもしれません。

もちろん、興味が複数あることは自然です。

ただし、「自分はどのようなことに関心を持ち、それを大学で深めたいのか」という流れは、一貫していることが大切です。

文章全体が一つのストーリーとしてつながっているかを確認してみましょう。


推薦入試で評価されるポイントが伝わっているか

上智大学総合人間科学部社会福祉学科の推薦入試では、知識量だけが評価されるわけではありません。

提出書類や面接で問われる志望理由では、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者への理解、対話を大切にする姿勢などが自然と伝わることが大切です。

例えば、「調べました」で終わるのではなく、「調べる中で考えが変わった」「別の立場にも目を向けるようになった」といった内容があると、大学で学ぶ姿勢が伝わります。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。

これからも考え続け、成長していける人を見ています。


自分の言葉で書けているか

最後に、ぜひ確認してほしいことがあります。

それは、「自分の言葉で書けているか」ということです。

難しい言葉や立派な表現を並べても、自分らしさが伝わらなければ意味がありません。

高校生らしい言葉で、自分が感じたことや考えたことを素直に表現した文章のほうが、読み手の心に届きます。

もし迷ったら、「この文章は自分が本当に話せる内容だろうか」と考えてみてください。

面接では提出書類について質問されることも多いため、自分の言葉で書いた内容であれば、自信を持って説明することができます。


大学での学びを意識した内容になっているか

高校までの学びでは、知識を身に付けることが中心です。

一方で大学では、自分で問いを立て、多くの人と対話しながら考えを深めていきます。

提出書類からも、「大学でさらに学びたい」「もっと考え続けたい」という姿勢が伝わると、社会福祉学科との相性が伝わりやすくなります。

「大学で答えを教えてもらいたい」のではなく、「大学で学びながら自分自身も成長したい」という思いを意識してみましょう。


まとめ

上智大学総合人間科学部社会福祉学科の推薦入試では、華やかな経験や難しい言葉よりも、自分らしい考えが一貫して伝わることが大切です。

提出前には、「なぜ社会福祉学科なのか」「大学で何を学びたいのか」「高校生活の経験から何を学んだのか」がしっかりつながっているかを確認してみましょう。

推薦入試で評価されるのは、知識量ではなく、問いを持ち、考え続け、多様な立場を理解しようとする姿勢です。

最後の見直しでは、文章をきれいに整えることだけでなく、自分らしさが伝わっているかという視点も忘れないようにしてください。

この記事を読み終えたら、ぜひ一度、自分の提出書類を最初から読み返してみましょう。きっと、さらに良くできるポイントが見つかるはずです。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。