上智大学 理工学部 機能創造理工学科を目指す人へ 将来像の考え方と推薦入試で伝えるポイント

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学 理工学部 機能創造理工学科を目指す人の将来像の考え方」です。

「将来の夢はまだ決まっていない。」

「推薦入試では将来の仕事を具体的に決めていないといけないのかな。」

そんな不安を感じる高校生は少なくありません。

実際には、高校生の段階で将来の職業を明確に決めている人はそれほど多くありません。

上智大学理工学部機能創造理工学科の推薦入試でも、完成された将来設計よりも、「大学でどのように学び、その学びを社会でどのように活かしたいか」を考える姿勢が大切にされています。

今回は、将来像をどのように考えればよいのか、そのヒントをご紹介します。


将来像は「職業名」だけではない

将来像というと、「エンジニアになりたい」「研究者になりたい」といった職業を思い浮かべる人が多いでしょう。

もちろん、それも一つの将来像です。

しかし、それだけが将来像ではありません。

例えば、「環境に優しいものづくりに関わりたい」「災害時に役立つ技術を開発したい」「人々の暮らしを便利にする製品を作りたい」といったように、「どのような社会を実現したいか」という視点も大切です。

大学は、そのような思いを持って学びたい人を歓迎しています。


今の興味から将来を考えてみよう

将来像は、今興味があることから考え始めれば十分です。

例えば、ロボットに興味があるなら、「なぜロボットが好きなのか」を考えてみましょう。

介護現場を支える技術に関心があるのか、人が危険な場所で働かなくてもよい社会を目指したいのか、それとも便利な生活を支える製品を作りたいのか。

興味の理由を深掘りしていくことで、自分らしい将来像が少しずつ見えてきます。

最初から完璧な答えを持っている必要はありません。


社会課題と結び付けて考える

機能創造理工学科では、社会の課題を解決するための技術について学びます。

そのため、自分の興味と社会課題を結び付けて考えることも大切です。

例えば、高齢化社会、防災、環境問題、エネルギー問題、医療技術など、身近なニュースには理工学と関わる話題が数多くあります。

「この課題を少しでも解決できるような仕事がしたい」と考えることも、立派な将来像になります。

社会とのつながりを意識することで、大学で学ぶ意味もより深く理解できるでしょう。


大学で将来は変わっても大丈夫

高校生の中には、「将来が変わったらどうしよう」と心配する人もいます。

しかし、それは決して悪いことではありません。

大学では新しい授業や研究、実験を通して、多くの発見があります。

入学前にはロボットに興味があった人が、材料工学やエネルギー技術に魅力を感じるようになることもあります。

将来の目標が変化することは、学びが深まった証でもあります。

推薦入試でも、「これから大学で学びながら将来を広げていきたい」という姿勢は自然な考え方です。


高校生活の経験が将来像につながる

将来像は、高校生活の経験から生まれることもあります。

例えば、文化祭で仲間と一つの作品を作り上げた経験から、「ものづくりの仕事に興味を持った」という人もいます。

部活動で道具を工夫した経験から、「もっと使いやすい製品を作りたい」と思うこともあるでしょう。

また、ニュースやボランティア活動を通して社会課題を知り、「技術で人の役に立ちたい」と考える人もいます。

日々の経験を振り返ることが、自分らしい将来像につながっていきます。


推薦入試で見られていること

推薦入試では、「将来の会社名」や「具体的な職業」が決まっているかどうかは、それほど重要ではありません。

提出書類や面接で問われる志望理由では、「大学で何を学びたいのか」「その学びを将来どのように活かしたいのか」が伝わることが大切です。

例えば、「環境問題に関心があり、省エネルギー技術について学びたい」「人々が安心して暮らせる社会を支える技術に携わりたい」といった考え方でも十分です。

推薦入試で評価されるのは、知識量ではありません。

問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者への理解、そして考え続けようとする姿勢が大切にされています。

推薦入試は、完璧な将来設計を持つ人を選ぶ試験ではなく、大学で成長していける人を選ぶ試験です。


今日からできる将来像の考え方

将来像を考えるために、特別なことをする必要はありません。

まずは、自分が興味を持ったニュースや出来事を書き留めてみましょう。

「なぜ気になったのか」「自分ならどうしたいと思ったのか」を考えるだけでも、将来につながるヒントが見えてきます。

また、学校生活で楽しかったことや夢中になれたことを振り返ることも、自分らしい将来像を見つけるきっかけになります。


まとめ

上智大学理工学部機能創造理工学科を目指す人にとって、将来像とは「職業を決めること」だけではありません。

どのような社会に貢献したいのか、大学で何を学びたいのかを考えることが、将来像づくりの第一歩になります。

推薦入試でも大切なのは、完成された答えではなく、自分なりに考え続ける姿勢です。

ぜひ今の興味や高校生活での経験を振り返りながら、「自分はどんな未来をつくりたいのだろう」と少しずつ考えてみてください。

その積み重ねが、大学での学びにも、推薦入試にもつながっていきます。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。