上智大学 外国語学部 フランス語学科の推薦入試で評価される力とは?今から高校生活で意識したいポイント

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学 外国語学部 フランス語学科の推薦入試で評価される力とは?」です。


推薦入試は「できる人」を探す試験ではありません

「推薦入試では何が評価されるのでしょうか?」

この質問は、高校生からよくいただきます。

「英語が得意でなければダメなのかな」「フランス語を勉強していないと不利なのかな」と不安になる人もいるでしょう。

しかし、上智大学外国語学部フランス語学科の推薦入試で見られているのは、語学力だけではありません。

もちろん、日頃から勉強に取り組む姿勢は大切です。しかし、それ以上に重視されるのは、「大学でどのように学びたいのか」「なぜその学びに興味を持ったのか」を自分の言葉で説明できることです。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。これから大学で学び続ける力を持っているかどうかを見ている試験なのです。


知識量よりも「問いを持つ姿勢」が大切

フランス語学科では、言葉だけではなく、その背景にある文化や歴史、社会についても学びます。

そのため、授業では「なぜこの文化が生まれたのだろう」「どうしてこの価値観が大切にされているのだろう」と考える機会がたくさんあります。

推薦入試でも同じように、「自分で疑問を持ち、考えようとしているか」が大切になります。

例えば、海外旅行のニュースを見て「観光客が増えることは地域にとって良いことばかりなのかな」と考えたり、学校で留学生と話して「文化が違うと考え方も変わるのだな」と感じたりすることがあります。

こうした小さな気づきが、大学での学びにつながる第一歩になります。

答えを知っていることよりも、「もっと知りたい」と思える姿勢が評価されるのです。


自分の経験を深く考えられる人

推薦入試では、高校生活での経験も大切な材料になります。

部活動、生徒会、文化祭、ボランティア活動、探究学習、アルバイトなど、経験の内容そのものに優劣はありません。

重要なのは、「その経験から何を学んだのか」を考えられているかです。

例えば、文化祭で意見がまとまらず苦労した経験があったとします。

そこで、「みんなの考えを聞くことの大切さを知った」「自分と違う意見にも理由があることに気づいた」と振り返ることができれば、その経験には大きな意味があります。

フランス語学科でも、さまざまな価値観を持つ人と学ぶ機会があります。そのため、自分の経験を通して他者理解につなげられる人は、大学でも成長しやすいでしょう。


多面的に考える力が求められる

一つの物事を「良い」「悪い」だけで判断しない姿勢も大切です。

例えば、SNSを見ていても、同じニュースに対してさまざまな意見があります。

「自分はこう思うけれど、別の立場から見るとどうだろう」と考えられる人は、大学での学びにも向いています。

フランス語学科では、異文化理解や国際社会について学ぶ場面が多くあります。

文化や価値観が違えば、「当たり前」も変わります。

だからこそ、一つの見方だけではなく、複数の視点から物事を考える力が大切になります。

高校生活でも、友達との話し合いやグループ活動などを通して、この力は少しずつ育てることができます。


対話する姿勢も評価される

面接では、自分の考えを話すだけではありません。

質問を受け、その場で考え、自分の言葉で答えることが求められます。

そのため、話すことの上手さだけではなく、相手との対話を大切にする姿勢が見られています。

例えば、面接で予想していなかった質問をされたとしても、焦る必要はありません。

「少し考えてもよろしいでしょうか」と一呼吸置き、自分なりに考えを整理して答えることも立派な対話です。

分からないことをごまかすのではなく、考えながら話そうとする姿勢が伝わるほうが、自然な受け答えになります。


大学で学び続けられる人が求められている

高校までの勉強では、正解を覚えることが中心になる場面も多くあります。

一方、大学では「答えが一つではない問い」と向き合うことが増えます。

フランス語学科でも、「文化とは何か」「異文化を理解するとはどういうことか」といったテーマについて、自分なりに考えながら学びを深めていきます。

そのため、推薦入試でも「今どれだけ知っているか」より、「大学で考え続けられるか」が大切になります。

完璧な答えを持っている必要はありません。

分からないことに出会ったとき、「もっと知りたい」と思える気持ちこそが、大学で大きく成長する力になります。


まとめ

上智大学外国語学部フランス語学科の推薦入試では、知識量だけで評価されるわけではありません。

問いを持つ姿勢、自分の経験を振り返る力、多面的な視点、相手を理解しようとする姿勢、そして対話を大切にする姿勢が評価されています。

これらは特別な活動をしなければ身につかないものではありません。

毎日の学校生活の中で、「なぜだろう」と考えたり、友達の意見を聞いたり、自分の経験を振り返ったりすることで少しずつ育っていく力です。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではなく、大学で学び続けられる人を見つける試験です。

ぜひ今の高校生活を大切にしながら、自分の興味や疑問を少しずつ深めてみてください。それがフランス語学科での学びにもつながっていきます。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。