上智大学 外国語学部 フランス語学科の志望理由の基本構造|推薦入試で伝わる考え方とは

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学 外国語学部 フランス語学科の志望理由の基本構造」です。


志望理由は「好き」を並べるだけでは伝わらない

推薦入試の準備を始めると、多くの高校生が最初に悩むのが志望理由です。

「フランスが好きだから」「語学が好きだから」「海外で活躍したいから」。このような理由を考える人は少なくありません。

もちろん、それらはフランス語学科に興味を持ったきっかけとして大切です。しかし、それだけでは「なぜ上智大学で学びたいのか」が十分には伝わりません。

推薦入試で見られているのは、立派な経験ではなく、自分自身の考えです。

「なぜ興味を持ったのか」「大学でどのように学びたいのか」「将来どのようにつなげたいのか」を自分の言葉で説明できることが大切になります。


志望理由は4つの流れで考えると整理しやすい

志望理由は、一から文章を書こうとすると難しく感じます。

そこでおすすめなのが、次の4つの流れで考える方法です。

  • きっかけ
  • なぜフランス語学科なのか
  • 大学で何を学びたいのか
  • 将来どのように生かしたいのか

この流れを意識すると、自分の考えを整理しやすくなります。

最初から完璧な文章を書く必要はありません。まずは一つひとつについて考えてみることが大切です。


「きっかけ」は特別な経験でなくても大丈夫

「きっかけ」と聞くと、留学や海外旅行の経験が必要だと思う人もいます。

しかし、そのような経験がなくても心配はいりません。

例えば、学校で第二外国語に興味を持ったことや、フランス映画や音楽に触れたこと、ニュースを見て国際社会に関心を持ったことも立派なきっかけになります。

部活動で留学生と交流した経験や、文化祭で海外文化を調べた経験なども、自分らしいエピソードになります。

大切なのは経験の大きさではなく、「その出来事から何を感じたのか」です。

自分がどのように考え、どんな疑問を持ったのかを振り返ることで、あなたらしい志望理由につながります。


「なぜ上智大学のフランス語学科なのか」を考える

推薦入試では、「フランス語を学びたい」だけでは十分ではありません。

なぜ上智大学で学びたいのかを説明できることも重要です。

上智大学外国語学部フランス語学科では、語学だけではなく、文化や歴史、社会、文学など幅広い分野を学びます。

さらに、異文化理解を大切にし、多様な価値観に触れながら学ぶ環境があります。

そのような特徴を理解した上で、「自分がどのような学びをしたいのか」を結びつけることが大切です。

大学のホームページや授業内容を調べながら、「この授業を受けてみたい」「この分野をもっと学びたい」と感じたことを整理してみましょう。


大学で何を学びたいかを具体的に考える

推薦入試では、「入学したい」という気持ちだけではなく、「入学して何を学びたいのか」も見られています。

例えば、「フランス語を話せるようになりたい」だけでは少し抽象的です。

「フランス語を学びながら、多文化共生について考えたい」「フランス語圏の歴史や社会を学び、日本との違いを理解したい」といったように、自分が興味を持っているテーマまで考えられると、大学で学ぶ姿勢が伝わります。

高校までの勉強は知識を身につけることが中心ですが、大学では問いを立て、自分なりに考え続けることが求められます。

そのため、「もっと知りたい」という気持ちを具体的に伝えることが大切です。


将来とのつながりを考えてみよう

将来の夢がはっきり決まっていない人も多いでしょう。

それでも問題ありません。

「海外と関わる仕事がしたい」「異文化理解を生かして人と人をつなぐ仕事がしたい」「国際的な視点を持って社会に貢献したい」といった方向性があれば十分です。

将来の職業名を断言するよりも、「大学での学びをどのように生かしたいのか」を考えるほうが自然です。

大学で学びながら将来の可能性を広げたいという姿勢も、前向きな考え方として伝わります。


推薦入試で評価されるのは考え続ける姿勢

提出書類や面接で問われる志望理由では、知識量や華やかな経験だけが評価されるわけではありません。

「なぜそう考えたのか」を自分の言葉で説明できることが大切です。

例えば、一つの出来事についても、「自分はこう感じた」「その理由を考えてみた」「別の立場から見ると違う考え方もある」と整理できる人は、大学でも学びを深められる可能性があります。

推薦入試で評価されるのは、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者を理解しようとする姿勢、そして対話する姿勢です。

完璧な答えを持っている人ではなく、考え続けられる人が求められています。


まとめ

上智大学外国語学部フランス語学科の志望理由を考えるときは、「好きだから」で終わらせないことが大切です。

興味を持ったきっかけ、なぜ上智大学なのか、大学で何を学びたいのか、そして将来どのようにつなげたいのか。この流れで整理すると、自分らしい考えが少しずつ見えてきます。

最初から完璧にまとめようとする必要はありません。

高校生活の経験や日常の出来事を振り返りながら、「なぜ自分はそう思ったのだろう」と考えてみてください。

その積み重ねが、推薦入試の提出書類や面接で問われる志望理由にもつながっていきます。

そして何より、大学で学び続けるための土台にもなります。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。