
上智大学神学部神学科 片山はるひ教授とは?「文学と霊性」から人間の生き方を考える
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、
「上智大学神学部神学科の片山はるひ教授と、文学・霊性から考える人間の生き方」です。
上智大学神学部神学科について調べていると、「神学では聖書やキリスト教の歴史だけを学ぶのだろうか?」と感じる人もいるかもしれません。しかし、実際の学びはもっと幅広く、人間の生き方、文学、倫理、社会、文化などともつながっています。
その一例として注目したいのが、上智大学神学部神学科の片山はるひ教授です。上智学院の教員教育研究情報データベースでは、片山教授の研究テーマとして「カルメル会の霊性」「キリスト教文学研究」が示され、日本のキリスト教文学やフランスのカトリック作家、物語論などについても研究を続けていることが紹介されています。
片山はるひ教授はどのような研究をしている?
片山教授は、現在、上智大学神学部神学科の教授として紹介されています。教員データベースによると、フランス20世紀のカトリック作家の研究から始まり、日本のキリスト教文学、物語論、キリスト教の霊性などへと研究領域を広げてきました。
「文学と神学がどう関係するの?」と思う人もいるでしょう。小説には、人間の弱さ、孤独、罪、希望、愛、赦しなどが描かれます。そうした物語を読むことは、単にストーリーを楽しむだけではなく、「人間とはどのような存在なのか」「人は苦しみの中で何を支えに生きるのか」と考えるきっかけにもなります。
例えば遠藤周作の作品を読んだとき、登場人物の行動を「正しい」「間違っている」と判断するだけではなく、なぜその人物はそう行動したのか、その弱さをどう受け止めればよいのか、と問いを深めることができます。片山教授の研究には、日本キリスト教文学として遠藤周作などを扱ってきたことも公式データベースに記載されています。
「霊性」とは難しい言葉なの?
片山教授の専門を調べると、「霊性」という言葉が出てきます。高校生にとっては、少し馴染みのない言葉かもしれません。
上智大学神学部の公式サイトでは、片山教授が担当する「倫理と霊性」という科目について、人間の宗教性や生きる意味を考え、フランクルや神谷美恵子などの著作から学ぶこと、さらに祈りについても考える授業として紹介されています。 :contentReference[oaicite:3]{index=3}
つまり、霊性を単なる知識として覚えるのではなく、「自分は何を大切にして生きるのか」「苦しいときに人は何を支えにするのか」といった、自分自身の生き方にも関わるテーマとして考えることができます。
神学部で学ぶことは、宗教について外側から説明できるようになることだけではありません。人間の内面や生き方についても、哲学や倫理、文学など複数の視点を行き来しながら考えていくことにつながります。
高校の国語や読書経験も神学につながる
神学部を目指すためには、特別な宗教活動をしていなければならないと思う必要はありません。普段の高校生活の中にも、学問への入口はあります。
例えば国語の授業で小説を読み、登場人物の考え方が気になった経験はありませんか。ある人物の弱さに共感したり、「なぜこの人はこんな選択をしたのだろう」と考えたりした経験も、人間について深く考える出発点になります。
また、家族や友人との関係で悩んだ経験から、「人を理解するとはどういうことなのか」と考えることもできます。ボランティア活動をしている人なら、「人を助けることと、相手に寄り添うことは同じなのだろうか」という問いが生まれるかもしれません。
こうした身近な問いを文学や神学の視点から考え直してみることで、自分が大学で探究したいテーマが少しずつ見えてきます。
片山教授の研究を推薦入試につなげるなら
推薦入試の準備として教員について調べるとき、注意したいのは「片山教授のもとで学びたいです」と名前を書くだけで終わらせないことです。
大切なのは、片山教授の研究のどこに自分が興味を持ったのかを考えることです。
例えば、小説を読むことが好きな人なら、「文学作品に描かれる孤独や弱さを通して、人間の救いや希望について考えてみたい」と発展させることができます。学校生活で人間関係について考える経験が多かった人なら、「他者の痛みを本当に理解することはできるのか」という問いにつなげることもできます。
そのうえで、なぜ神学という学問が必要なのか、なぜ上智大学神学部神学科なのかを考えてみます。教授の研究内容を自分の考えを飾るために使うのではなく、自分の問いを深める手がかりとして捉えることが大切です。
「文学の扉」から神学へ入ることもできる
片山教授の現在の研究活動を見ると、文学とキリスト教の関係を長く探究していることが分かります。2025年には『文学の扉から―キリスト教文学への招き』が上智大学出版から刊行されていることも、公式の教員データベースで確認できます。
これは、神学への入口が一つではないことを考えるヒントにもなります。
聖書そのものへの関心から神学を目指す人もいれば、文学、哲学、社会問題、教育、人間関係などから神学に興味を持つ人もいます。
「宗教について詳しくないから自分には向いていない」と決めつけず、自分がこれまで何に心を動かされてきたのかを振り返ってみてください。そこから神学につながる問いが見つかることがあります。
上智大学神学部神学科を目指すあなたへ
片山はるひ教授の研究から見えてくるのは、文学や霊性を通して、人間の生き方そのものを考えていく神学の広がりです。
推薦入試に向けて大切なのは、難しい専門用語をたくさん覚えたり、教授の研究内容をそのまま説明できるようにしたりすることだけではありません。
「なぜこの物語に心を動かされたのだろう」「なぜ人は孤独を感じるのだろう」「苦しんでいる人に寄り添うとはどういうことだろう」。そんな問いを一つ持ち、自分とは異なる考え方にも触れながら考え続けてみてください。
推薦入試は、最初から完璧な答えを持っている人だけのためのものではありません。問いを持ち、調べ、考え、他者との対話を通して自分の考えを深めていく姿勢が、大学での学びにもつながっていきます。
片山教授の研究をきっかけに、文学作品を一冊読んでみるのもよいでしょう。そこに登場する一人の人間の生き方について考えることが、神学という学問への入口になるかもしれません。
もし一人で整理するのが難しいと感じたら、KOSSUN教育ラボの無料個別相談も活用してみてください。
※本記事は、記事作成時点で上智大学公式サイトおよび上智学院教員教育研究情報データベース等に掲載されている情報を確認したうえで作成しています。片山はるひ教授の所属・研究分野・担当科目、神学部神学科のカリキュラム、推薦入試の制度、出願条件、提出書類、試験内容などは今後変更・更新される場合があります。受験を検討している方は、本記事の情報だけで判断せず、必ず上智大学の公式サイト、神学部神学科の公式ページ、教員教育研究情報データベース(REDB)および対象年度の最新の入学試験要項をご自身で確認してください。2027年度推薦入学試験(公募制)の要項は、上智大学入試情報サイトで公開されています。
KOSSUN教育ラボでは、上智大学の推薦入試対策に特化した
上智大学合格プロジェクト
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


