上智大学神学部神学科 竹内修一教授とは?「いのちの倫理」から推薦入試で深めたい問いを考える

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学神学部神学科の竹内修一教授と、いのちの倫理」です。

上智大学神学部神学科を目指している高校生の中には、大学で具体的にどのような先生から学べるのかを調べている人もいると思います。学科のカリキュラムだけではなく、教員がどのようなテーマを研究しているのかを知ることは、自分が大学で考えてみたいことを具体化するきっかけになります。

今回は、上智大学神学部神学科の竹内修一教授に注目します。上智大学公式サイトでは、竹内教授の研究分野として「いのちの倫理、物語としてのキリスト教倫理」が紹介されています。生命や人間の尊厳について考えてみたい人にとって、とても興味深い研究テーマといえるでしょう。


竹内修一教授はどのようなことを研究している?

竹内教授の研究分野にある「いのちの倫理」という言葉を聞くと、少し難しく感じるかもしれません。しかし、私たちの身近なところにも、いのちについて考える場面はたくさんあります。

例えば、医療技術が進歩する中で、治療をどこまで続けるべきなのか。病気や障害を抱える人が、その人らしく生きるとはどういうことなのか。生まれること、老いること、死を迎えることを、私たちはどのように受け止めればよいのか。こうした問いには、簡単な正解がありません。

だからこそ、医学や法律だけではなく、倫理や宗教、人間観といったさまざまな視点から考えることが大切になります。

神学を学ぶというと、聖書やキリスト教の歴史を覚えることを想像するかもしれません。しかし上智大学神学部神学科では、カトリック神学を基盤としながら、人間や社会、文化、倫理についても学んでいきます。


高校での学びと大学での学びはどう違う?

高校までの勉強では、問いに対して正しい答えを出すことが求められる場面が多いと思います。一方、大学では「そもそも、この問いをどう考えるべきなのか」というところから考えることも増えていきます。

例えば、「いのちは大切です」という考えには、多くの人が賛成するでしょう。しかし大学では、そこからさらに踏み込みます。「いのちを大切にするとは具体的にどういうことなのか」「本人の意思と家族の希望が異なる場合はどう考えるのか」「社会全体の利益と一人ひとりの尊厳はどのように両立できるのか」といった問いへ広げていきます。

一つの答えを覚えるだけではなく、複数の立場を知り、自分の考えを問い直していく。こうした学び方が、大学での神学や倫理の面白さの一つです。


身近な経験から「いのちの倫理」を考えてみる

竹内教授の研究テーマに関心を持ったからといって、高校生のうちから生命倫理の専門知識をたくさん持っている必要はありません。

例えば、祖父母の介護を身近で見た経験から、「高齢者が自分らしく生きるためには何が必要なのだろう」と疑問を持つこともあります。保健の授業やニュースをきっかけに、医療と人間の尊厳について考えることもあるでしょう。

また、ボランティア活動を通じて「困っている人を助けるとはどういうことなのか」と考えたり、友人との関わりの中で「相手の価値観を尊重するとはどういうことなのか」と悩んだりした経験も、広い意味では倫理的な問いにつながります。

特別な出来事を無理に探す必要はありません。日常生活で感じた小さな違和感や疑問を、「なぜ自分はそう感じたのだろう?」と考えてみることから始められます。


教授について調べることを目的にしない

推薦入試の準備で教員について調べるときに大切なのは、教授の名前を提出書類に入れることそのものではありません。

「竹内教授の研究に興味があります」と書くだけでは、自分が何を考えているのかは十分に伝わりません。大切なのは、「なぜその研究に興味を持ったのか」「自分自身の経験や問題意識とどこでつながったのか」まで考えることです。

例えば、身近な人の入院を経験して医療について関心を持ったのであれば、「医療技術が発達することと、人が幸せに生きることは同じなのだろうか」という問いにつなげることができます。

そこから、キリスト教では人間の尊厳をどのように考えてきたのか、異なる意見を持つ人とどのように対話すればよいのか、とさらに問いを深めていくことができます。


推薦入試では「自分の問い」を育てていこう

上智大学の推薦入試に向けて準備するとき、知識を増やすことはもちろん大切です。しかし、知っていることの量だけではなく、そこから自分が何を考えたのかも大切にしてください。

一つの社会問題について、「私はこう思う」で終わらず、反対の立場ならどう考えるのか、当事者の立場ではどう見えるのか、宗教や倫理の視点を加えると何が変わるのか、と考えてみましょう。

こうした問いを持つ姿勢や、多面的に物事を見る姿勢、異なる考えを持つ他者と対話しようとする姿勢は、大学に入ってからの学びにもつながります。

推薦入試は、最初から完成された人だけが受けるものではありません。分からないことに出会ったときに、すぐに答えを決めつけず、調べ、考え、他者の意見にも耳を傾けながら、自分の考えを深めていくことが大切です。


上智大学神学部神学科を目指すあなたへ

竹内修一教授の「いのちの倫理」という研究テーマは、神学が現代社会と深くつながっていることを知る一つの入口になります。

生命、医療、家族、他者との関係、人間の尊厳。これらはどれも、私たちの日常から遠く離れた問題ではありません。

まずは自分が最近気になったニュースや、高校生活で心に残っている出来事を一つ思い出してみてください。そして、「なぜ自分はこれが気になったのだろう?」と考えてみましょう。

その小さな問いが、神学部で学びたいテーマにつながるかもしれません。教授の研究内容をそのまま借りるのではなく、自分自身の経験や疑問と照らし合わせながら、大学で何をもっと知りたいのかを考えてみてください。

もし一人で整理するのが難しいと感じたら、KOSSUN教育ラボの無料個別相談も活用してみてください。

※本記事は、記事作成時点で上智大学公式サイト等に掲載されている情報を確認したうえで作成しています。竹内修一教授の所属・研究分野、神学部神学科のカリキュラム、推薦入試の制度、出願条件、提出書類、試験内容などは今後変更・更新される場合があります。受験を検討している方は、本記事の情報だけで判断せず、必ず上智大学の公式サイト、神学部神学科の公式ページ、教員紹介および対象年度の最新の入学試験要項をご自身で確認してください。2027年度推薦入学試験(公募制)の入試要項は、上智大学入試情報サイトで公開されています。


KOSSUN教育ラボでは、上智大学の推薦入試対策に特化した 上智大学合格プロジェクト を完全定員制(先着10名限定)にて設け、専門性の高い個別サポートを行っています。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。