上智大学 外国語学部 ポルトガル語学科|探究テーマの見つけ方と推薦入試につながる考え方
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、
「上智大学 外国語学部 ポルトガル語学科|探究テーマの見つけ方と推薦入試につながる考え方」です。
探究テーマは「立派なテーマ」を探す必要はありません
推薦入試を考え始めると、「探究テーマを決めなければ」と焦る人は少なくありません。
しかし、「国際問題の大きな課題を扱わなければいけない」「誰も考えたことがないテーマを見つけなければいけない」と思う必要はありません。
上智大学外国語学部ポルトガル語学科で大切にされるのは、テーマの大きさではなく、「なぜそのテーマに興味を持ったのか」という理由です。
大学では、一つの疑問を時間をかけて調べ、考え続ける姿勢が求められます。
そのため、推薦入試でも「自分らしい問い」を持てているかが重要になります。
まずは「気になること」を書き出してみよう
探究テーマは、日常生活の中から見つかることがたくさんあります。
例えば、ニュースを見て気になったこと、本を読んで印象に残ったこと、映画や音楽を通して興味を持った文化など、小さなきっかけで十分です。
「ブラジルの音楽はどうして世界中で親しまれているのだろう。」
「ポルトガル語はどんな国で話されているのだろう。」
「多文化社会ではどのように人々が共に暮らしているのだろう。」
こうした素朴な疑問が、探究のスタートになります。
最初から答えを持っている必要はありません。「知りたい」という気持ちこそが大切です。
ポルトガル語学科らしいテーマとは?
ポルトガル語学科では、語学だけではなく、文化や歴史、社会、文学、国際関係など幅広い分野を学びます。
そのため、探究テーマもさまざまな方向から考えることができます。
- ブラジルやポルトガルの文化
- 移民や多文化共生
- スポーツと国際交流
- 音楽や映画と社会の関わり
- 観光と地域文化
- 言葉とコミュニケーション
もちろん、これらをそのままテーマにする必要はありません。
「自分がなぜ興味を持ったのか」という視点を加えることで、自分だけの探究テーマになります。
高校生活の経験と結び付けると考えやすい
探究テーマは、高校生活の経験と結び付けると考えやすくなります。
例えば、文化祭で海外の文化を紹介した経験があるなら、「文化の違いはどのように伝わるのか」という疑問につながるかもしれません。
サッカー部なら、ブラジルのサッカー文化やスポーツを通した国際交流に興味を持つこともあるでしょう。
吹奏楽部なら、ブラジル音楽やポルトガル語圏の音楽文化について調べてみるのも面白いテーマになります。
自分が経験したことと結び付けることで、探究に説得力が生まれます。
「なぜ?」を繰り返してみよう
テーマがぼんやりしているときは、「なぜ?」を繰り返してみることがおすすめです。
例えば、「ブラジルに興味があります。」だけではテーマとしては少し広すぎます。
そこで、「なぜブラジルに興味があるのか」「何が気になるのか」「その背景にはどんな歴史や文化があるのか」と考えていくと、自分だけの問いが見えてきます。
大学での学びは、このように一つの疑問を深く掘り下げていくことの連続です。
高校の探究活動も、その第一歩になります。
推薦入試で見られるのは「問いを育てる力」
推薦入試では、探究テーマそのものだけが評価されるわけではありません。
提出書類や面接で問われる志望理由を通して、「どのようにテーマを見つけたのか」「どんなことを考えながら調べたのか」が見られています。
大学は、正解を覚える場所ではありません。
一つの問いに対して、さまざまな資料を読み、多面的な視点から考え、自分なりの考えを深めていく場所です。
そのため、推薦入試でも知識量より、問いを持つ姿勢や思考の深さ、他者を理解しようとする姿勢、対話を大切にする姿勢が重視されています。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではなく、大学で考え続けられる人を見つけるための入試です。
テーマは途中で変わっても大丈夫
「今考えているテーマで本当にいいのかな」と迷うこともあるでしょう。
ですが、探究テーマは調べる中で変わることも珍しくありません。
実際に本を読んだり、ニュースを調べたりするうちに、新しい疑問が生まれることもあります。
大学でも、一つの研究テーマを何度も見直しながら学びを深めていきます。
だからこそ、「途中で変えてはいけない」と考える必要はありません。
興味を持ったことを大切にしながら、少しずつ自分らしいテーマを育てていけば十分です。
あなた自身の「知りたい」が大学での学びにつながる
上智大学外国語学部ポルトガル語学科では、世界のさまざまな文化や価値観に触れながら、自分自身の視野を広げていきます。
その第一歩となるのが、「なぜだろう」「もっと知りたい」という気持ちです。
探究テーマは、誰かと同じである必要も、特別である必要もありません。
あなた自身が興味を持ったことを丁寧に掘り下げることが、大学での学びにも、推薦入試で伝える内容にもつながっていきます。
ぜひ身近な出来事にも目を向けながら、自分だけの問いを少しずつ育ててみてください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


