上智大学 文学部 国文学科を志望する前に知っておきたいこと|後悔しない進路選びのために

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学 文学部 国文学科を志望する前に知っておくこと」です。


「文学が好き」だけで決めてよいのか迷う人へ

国文学科に興味を持っている高校生の中には、「本を読むことが好きだから」という理由で志望を考え始めた人も多いでしょう。

その気持ちは、大学選びの大切なきっかけになります。

一方で、「本が好きという理由だけで本当に大丈夫だろうか」と不安になる人も少なくありません。

実は、そのように悩めること自体が、とても大切です。

大学では「好き」を出発点にしながら、その興味を学問へと深めていきます。

だからこそ、志望する前に「大学ではどのような学びが待っているのか」を知っておくことが重要です。


国文学科は「読書好き」を育てる学科ではありません

高校までの読書は、「物語を楽しむこと」が中心になる場合が多いでしょう。

しかし、大学では作品を読む目的が少し変わります。

例えば、「作者はなぜこの表現を選んだのだろう」「この作品は当時の社会をどのように映しているのだろう」といった問いを持ちながら読み進めます。

一冊の作品を何度も読み返したり、ほかの作品と比較したり、さまざまな資料を調べたりすることもあります。

つまり、国文学科は「本を読む学科」というより、「作品を通して言葉や人間、社会について考える学科」といえるでしょう。


高校と大学では学び方が大きく変わる

高校では、授業で先生が内容を説明し、知識を身につけていくことが中心です。

一方、大学では自分で資料を探し、自分で問いを立て、自分で考える時間が増えていきます。

例えば、一つの文学作品についてレポートを書くときも、「この作品のテーマは何ですか」という答えを探すのではありません。

「自分はなぜそのように考えたのか」を根拠とともに説明することが求められます。

答えを覚える学びから、答えを考える学びへ変わることを知っておきましょう。


古典だけではなく幅広く学ぶ

「国文学科は古典ばかり勉強するのでは」と思っている人もいるかもしれません。

もちろん、古典文学は大切な学びの一つです。

しかし、それだけではありません。

近代文学や現代文学、日本語学、言語表現、比較文学など、さまざまな分野を学ぶことができます。

さらに、作品が書かれた時代背景や文化、人々の価値観についても考えていきます。

文学を通して社会や人間を理解することが、国文学科の大きな魅力です。


「考えること」が好きな人ほど楽しめる

大学では、一つの作品について友人と意見を交換したり、先生と議論したりする機会もあります。

そのため、「答えが一つではない問い」を考えることが好きな人は、国文学科の学びを楽しめるでしょう。

逆に、「正解だけ知りたい」と考える人は、最初は戸惑うことがあるかもしれません。

しかし、心配する必要はありません。

高校生のうちから「なぜだろう」と考える習慣を少しずつ身につけていけば、大学での学びにも自然とつながっていきます。


推薦入試の準備は早めに始めよう

推薦入試では、提出書類や面接で問われる志望理由を通して、「大学でどのように学びたいのか」が見られます。

そのため、出願直前になって慌てて考えるよりも、高校生活の中で少しずつ興味を深めていくことが大切です。

読書をしたり、授業で気になったことを調べたり、ニュースを見て言葉について考えたりすることも立派な準備になります。

普段の生活の中で「なぜだろう」と感じたことを書き留めておくと、自分だけの学びが見えてきます。


推薦入試で評価されるのは「考え続ける力」

推薦入試では、「この作品を知っていますか」「古典を暗記していますか」といった知識だけが評価されるわけではありません。

大学が見ているのは、問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、そして対話する姿勢です。

提出書類や面接では、「どのような経験をしたか」だけではなく、「その経験から何を考えたか」が重要になります。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。

大学でも考え続けながら成長できる人を見ています。

だからこそ、自分の興味を焦らず育てていくことが何より大切です。


まとめ

上智大学文学部国文学科を志望する前には、「大学ではどのような学びが行われるのか」を知っておくことが大切です。

国文学科では、作品を読むだけではなく、言葉、人間、社会について深く考える力を育てていきます。

高校までの学びとは異なり、自分で問いを立て、自分で考え続ける姿勢が求められます。

そのため、高校生活の中でも、本や授業、日常生活の出来事から「なぜだろう」と考える習慣を大切にしてみてください。

その積み重ねが、推薦入試だけでなく、大学での充実した学びにもつながっていきます。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。