上智大学 外国語学部 フランス語学科の探究活動をどう深める?推薦入試につながる考え方を解説

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学 外国語学部 フランス語学科の探究活動をどう深めるか」です。


探究活動は「調べて終わり」ではありません

高校で探究活動に取り組んでいる人は多いと思います。しかし、「テーマは決めたけれど、その先をどう進めればいいか分からない」という悩みを持つ人も少なくありません。

実は、推薦入試で評価される探究活動は、調べた情報の量ではなく、「どのように考えを深めていったか」が大切です。

上智大学外国語学部フランス語学科でも、答えを暗記する学びではなく、自分で問いを立て、多面的に考え続ける姿勢が求められます。

そのため、高校での探究活動も「発表が終われば終了」ではなく、「もっと知りたい」という気持ちを育てる時間として考えることが大切です。


興味を持った理由を掘り下げてみよう

探究活動を深める第一歩は、「なぜこのテーマに興味を持ったのか」を振り返ることです。

例えば、「フランス料理について調べたい」と思った場合、「料理が好きだから」で終わらせるのではなく、「食文化は歴史や気候と関係があるのではないか」「日本との違いはどこから生まれるのだろう」と考えてみます。

また、「フランス映画が好き」というテーマでも、「作品に描かれる家族観は日本とどう違うのだろう」「社会問題はどのように表現されているのだろう」と問いを広げることができます。

興味を持った理由を一歩深く考えるだけで、探究活動はぐっと充実していきます。


一つの情報だけで判断しない

インターネットで検索すると、多くの情報が見つかります。

しかし、最初に見つけた情報だけで結論を出してしまうのはもったいありません。

例えば、「フランスでは〇〇が一般的」と書かれていても、本当にすべての地域や世代に当てはまるとは限りません。

本や新聞記事、大学の研究、複数のニュースなどを読み比べることで、「同じテーマでもさまざまな見方がある」ということに気づけます。

大学では、一つの情報をそのまま受け入れるのではなく、複数の資料を比較しながら考える姿勢が大切になります。

高校の探究活動でも、その姿勢を意識してみましょう。


自分の意見を持つことを恐れない

探究活動では、「正しい答えを書かなければならない」と考えてしまう人もいます。

しかし、フランス語学科で学ぶような文化や社会には、一つだけの正解があるとは限りません。

だからこそ、「自分はこう考えた」という意見を持つことが大切です。

もちろん、その意見は根拠があることが必要です。

資料を読んだり、人の話を聞いたりした上で、「私はこのように感じた」「この点には疑問が残った」と考えられれば、それは立派な探究です。

自分の考えを持ちながらも、「別の見方もあるかもしれない」と考えられる柔軟さも忘れないようにしましょう。


身近な経験と結び付けて考える

探究活動は、社会の大きな問題だけを扱う必要はありません。

普段の学校生活や日常生活の中にも、学びのきっかけはたくさんあります。

例えば、留学生と話した経験、海外旅行で感じた違和感、外国の映画や音楽に触れた経験などは、探究を深める材料になります。

「文化が違うと、どうして考え方も変わるのだろう」「同じ言葉でも伝わり方は違うのだろうか」と考えることは、フランス語学科での学びにもつながります。

自分自身の体験を取り入れることで、探究活動はより自分らしいものになります。


推薦入試では探究の「過程」が見られている

推薦入試では、「どんなテーマだったか」だけではなく、「どのように考えを深めてきたのか」が大切です。

提出書類や面接で問われる志望理由でも、「最初はこう思っていたけれど、調べるうちに新しい疑問が生まれた」と話せる人は、学び続ける姿勢が伝わります。

大学は、答えを知っている人を求めているわけではありません。

問いを持ち、その問いについて考え続けられる人を求めています。

推薦入試で評価されるのは、知識量だけではなく、思考の深さ、多面的な視点、他者を理解しようとする姿勢、そして対話を大切にする姿勢です。

探究活動は、その力を自然に育てることができる大切な機会でもあります。


大学での探究はさらに広がっていく

高校での探究活動は、大学での学びのスタート地点です。

上智大学外国語学部フランス語学科では、言葉だけではなく、その背景にある文化や歴史、社会について幅広く学びます。

高校で興味を持ったテーマが、大学ではさらに多くの資料や議論を通して深まっていくでしょう。

「調べて終わり」ではなく、「もっと知りたい」と思えることが、大学で学ぶ楽しさにつながります。

そのためにも、高校の探究活動では結論だけを急がず、自分なりの問いを大切に育てていきましょう。


まとめ

上智大学外国語学部フランス語学科を目指すなら、探究活動はテーマの珍しさよりも、「どのように考えを深めたか」が大切です。

興味を持った理由を振り返り、複数の資料を読み比べ、自分なりの意見を持ち、身近な経験と結び付けながら考えることで、探究活動はより充実したものになります。

推薦入試は、完璧な答えを持つ人を選ぶ試験ではありません。問いを持ち、考え続けられる人を見ています。

ぜひ今取り組んでいる探究活動も、「もっと知りたい」という気持ちを大切にしながら、一歩ずつ深めていってください。その経験は、大学での学びにもきっとつながっていきます。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。