こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学法学部法律学科とは何を学ぶ学科か|推薦型選抜で求められる視点」です。


法律学科は「弁護士になるためだけ」の学科ではない

「法律学科って、弁護士になる人の学科ですか?」

これは、高校生からよく聞かれる質問です。確かに、法律学科で学んだ後に、弁護士や裁判官、検察官などの法曹を目指す人もいます。

しかし、上智大学法学部法律学科は、それだけを目的とした学科ではありません。

法律学科で学ぶのは、「社会のルールをどう考えるか」という視点です。

法律とは、単に条文を暗記するものではありません。人と人との関係をどう調整するか、社会をどのように成り立たせるかを考えるための仕組みでもあります。

そのため、法律を学ぶことは、社会そのものを考えることにつながっていきます。


法律学科ではどのようなことを学ぶのか

法律学科では、さまざまな分野の法律について学びます。

  • 憲法
  • 民法
  • 刑法
  • 行政法
  • 国際法

例えば憲法では、人権や国家のあり方について考えます。民法では、契約や財産、家族など、私たちの日常生活に関わるルールを学びます。

刑法では犯罪と刑罰について考え、行政法では国や自治体がどのように社会を運営しているのかを扱います。

それぞれ分野は違いますが、共通しているのは、「社会のルールをどう設計するか」という視点です。


法律は日常生活とも深くつながっている

法律というと、裁判所やニュースの中だけの話に感じる人もいるかもしれません。

しかし実際には、法律は日常生活のあらゆる場面に関わっています。

例えば、アルバイトをするときの労働条件、スマートフォンの利用規約、インターネット上のトラブル、商品の売買なども、すべて法律と関係しています。

最近では、SNSでの誹謗中傷やAIの利用、環境問題など、新しい社会課題に対して法律がどう対応していくべきかも大きなテーマになっています。

つまり法律学は、「今の社会で何が問題なのか」を考える学問でもあるのです。


推薦型選抜で法律の知識は必要なのか

上智大学法学部法律学科の推薦型選抜を考えるとき、「法律を詳しく知らないと不利なのでは」と不安になる人もいます。

ですが、実際には法律知識そのものが重視されるわけではありません。

推薦型選抜で見られているのは、社会への関心や、物事を深く考えようとする姿勢です。

例えば、ニュースを見たときに「なぜこういう問題が起きるのだろう」と考えたり、「このルールは本当に公平なのだろうか」と疑問を持ったりすること。

そうした視点が、法律学科を目指すうえで大切になります。


法律学科で評価される考え方とは

法律は、人と人との関係を調整するためのルールです。

そのため、推薦型選抜でも、「自分の意見だけを主張する人」より、「さまざまな立場を考えられる人」が評価されやすい傾向があります。

例えば学校生活でも、ルールを作るときには、全員が同じ考えではありません。

文化祭の運営、部活動の方針、校則のあり方などでも、立場によって意見は変わります。

法律学では、こうした対立や違いをどう調整するかを考えていきます。

だからこそ、多面的に考えようとする姿勢や、他者の立場を理解しようとする姿勢が大切です。


志望理由は「社会への疑問」から始まる

法律学科の志望理由は、「社会への疑問」から始まることが多いです。

例えば、

  • なぜ法律は必要なのか
  • なぜルールは時代によって変わるのか
  • なぜ同じ出来事でも意見が分かれるのか
  • なぜ社会問題はなくならないのか

こうした疑問が、法律を学ぶきっかけになります。

大切なのは、「正解」を持っていることではありません。

むしろ、「なぜだろう」と考え続けることが重要です。


高校生活の経験も法律学につながる

法律学というと難しく感じるかもしれませんが、高校生活の経験ともつながっています。

例えば、部活動でルール変更について意見が分かれた経験や、クラスで役割分担の不公平さを感じた経験なども、社会のルールを考えるきっかけになります。

「なぜこのルールがあるのか」「誰にとって公平なのか」と考えることは、すでに法律的な視点です。

推薦型選抜では、こうした日常の経験をどのように考えてきたかが見られています。


最後に:あなたの「なぜ?」を大切に

上智大学法学部法律学科は、単に法律を覚える学科ではありません。

社会の仕組みを理解し、「よりよいルールとは何か」を考える学問です。

推薦型選抜でも、完璧な知識を持っている人が求められているわけではありません。

大切なのは、社会に疑問を持ち、考え続けようとする姿勢です。

もしあなたが、「社会のルールはどう作られているのだろう」「なぜ人によって意見が違うのだろう」と感じたことがあるなら、それは法律学への入り口かもしれません。

ぜひ、自分の中にある「なぜ?」を大切にしながら、少しずつ考えを深めてみてください。その問いが、あなたの学びの出発点になります。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。