こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学経済学部経営学科をこれから志望するあなたへ|推薦型選抜で大切にしてほしいこと」です。


これまでの内容をふり返って

ここまで、上智大学経済学部経営学科の推薦型選抜について、さまざまな視点からお伝えしてきました。

志望理由の考え方、探究テーマの見つけ方、面接で見られるポイントなど、少しずつイメージがついてきた人もいるのではないでしょうか。

最後に、これから志望を考えていくあなたに、改めて大切にしてほしいことをお伝えします。


推薦型選抜は「思考を見る入試」

推薦型選抜では、目に見える実績の大きさだけで評価が決まるわけではありません。

たとえば、大会での結果や役職の経験がなくても、しっかりと評価されることはあります。

なぜなら見られているのは、「どのように考えてきたか」という思考の部分だからです。

同じ経験でも、「楽しかった」で終わるのか、「なぜうまくいったのか」「なぜうまくいかなかったのか」と考えているのかで、評価は大きく変わります。

つまり推薦型選抜は、完璧な人を選ぶ試験ではなく、考え続けられる人を見ている入試です。


経営学の出発点は「疑問」

上智大学経済学部経営学科での学びは、特別な知識から始まるわけではありません。

むしろ、「なぜだろう」という素朴な疑問から始まります。

たとえば、通学途中でいつも混んでいるお店を見て、「なぜこの店には人が集まるのだろう」と感じたことはありませんか。

あるいは、部活動でチームの雰囲気によって結果が変わる経験をして、「何が違いを生んでいるのだろう」と思ったことはないでしょうか。

こうした日常の疑問が、経営学の入り口になります。


高校生活の経験はすべて意味がある

「特別な経験がない」と感じている人もいるかもしれません。

ですが、部活動、文化祭、探究学習、アルバイト、友人との関わりなど、高校生活の中にはたくさんのヒントがあります。

大切なのは、その経験をどう見るかです。

たとえば文化祭で準備が遅れたとき、「忙しかったから仕方ない」で終わるのではなく、「なぜ役割分担がうまくいかなかったのか」「情報共有に問題はなかったのか」と考えることで、そこから学びが生まれます。

どんな経験でも、そこから気づきがあれば、志望理由につながっていきます。


出願書類や面接で伝えるべきこと

出願書類や面接で問われる志望理由では、立派な言葉を並べる必要はありません。

それよりも、自分の経験をもとにどのような疑問を持ち、どのように考えてきたのかを伝えることが大切です。

また、面接ではその場で考える力も見られます。準備した答えをそのまま話すのではなく、質問を受けて自分なりに考えを深めていく姿勢が評価につながります。

他者の意見を受け止めながら、自分の考えを少しずつ言葉にしていくことが重要です。


焦らず、少しずつ考えていこう

志望理由は、一度で完成するものではありません。

書いてみて、見直して、また考えて、少しずつ形になっていきます。

最初から完璧な答えを出そうとすると、かえって手が止まってしまうこともあります。

それよりも、「今の自分はこう考えている」と言える状態を作ることが大切です。

大学での学びを通して、考えはこれからいくらでも変わっていきます。


最後に:あなたの「なぜ?」を大切に

上智大学経済学部経営学科を目指すうえで、いちばん大切なのは、自分の中にある「なぜ?」という感覚です。

その疑問を大切にし、少しずつ言葉にしていくことが、志望理由や面接での受け答えにつながっていきます。

推薦型選抜は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。

ぜひ、自分の経験を振り返りながら、「自分は何に疑問を持ったのか」「なぜそれが気になったのか」を考えてみてください。

その問いが、あなたのこれからの学びの出発点になります。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。