こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学経済学部経営学科|推薦型選抜で伝わる将来像の考え方」です。
将来像は完璧に決まっていなくてもよい
推薦型選抜では、出願書類や面接で「将来何をしたいのですか」と問われることがあります。
この質問を聞くと、「職業名まで決まっていないといけないのでは」と不安になる人もいるかもしれません。
しかし、高校生の段階で将来の仕事が完全に決まっている人は多くありません。大切なのは、具体的な職業名を無理に決めることではなく、自分がどのような問題に関心を持っているのかを考えることです。
将来像は、完成された答えではなく、今の関心から見えてくる方向性として考えていけば大丈夫です。
職業名よりも「関わりたい課題」を考える
将来像を考えるときは、「何の職業に就くか」だけでなく、「どのような課題に関わりたいか」を考えることが大切です。
たとえば、次のような方向性があります。
- 地域の活性化に関わりたい
- 新しい商品やサービスを生み出したい
- 人が働きやすい組織づくりに関わりたい
- 企業と社会のよりよい関係を考えたい
このような方向性があるだけでも、将来像は十分に伝わります。
推薦入試で見られているのは、完璧な将来計画ではありません。自分なりに社会とどう関わりたいのかを考えているかどうかです。
経営学科で学んだ先にある進路
上智大学経済学部経営学科で学んだ先には、さまざまな進路があります。
企業、金融、コンサルティング、公務員、起業、NPOなど、経営学の視点は多くの場面で活かすことができます。
なぜなら、経営学は企業だけでなく、組織や社会の仕組みを考える学問だからです。
人や情報、お金、時間などをどのように活かせば、社会に価値を生み出せるのか。その視点は、どの分野に進んでも役立ちます。
志望理由と将来像をつなげる
将来像を考えるときに大切なのは、出願書類や面接で問われる志望理由とのつながりです。
たとえば、「部活動でチームの意思決定に難しさを感じ、組織の動かし方に関心を持った」という人であれば、将来は人が力を発揮しやすい組織づくりに関わりたい、という方向性が考えられます。
また、「地域の商店街が元気をなくしていることに疑問を持った」という人であれば、地域の企業や小さな事業が持続的に成長する仕組みに関心がある、とつなげることができます。
このように、自分の経験、学びたいこと、将来の方向性が自然につながっていると、説得力が生まれます。
面接で将来像を聞かれたときの考え方
面接で将来像を聞かれたときは、無理に立派な答えを用意する必要はありません。
「まだ具体的な職業までは決まっていません」と伝えたうえで、「ただ、今はこういう課題に関心があります」と話すこともできます。
大切なのは、考えていないように見えないことです。
たとえば、「まだ職業名は決まっていませんが、アルバイト経験を通して、人が働き続けやすい職場づくりに関心を持っています。そのため、大学では組織や人材に関する学びを深めたいです」と話せれば、考えの方向性は十分に伝わります。
将来像は大学で変わってもよい
将来像は、一度決めたら変えてはいけないものではありません。
大学で新しい学問に触れたり、さまざまな人と出会ったりする中で、関心が広がることは自然なことです。
むしろ、学びながら考えを深めていく姿勢こそ、推薦型選抜で大切にしたい部分です。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
最後に:今の関心から将来を考えてみよう
上智大学経済学部経営学科を目指すうえで、将来像がまだはっきりしていなくても心配しすぎる必要はありません。
大切なのは、今の自分が何に関心を持っているのかを丁寧に見つめることです。
身近な経験の中で感じた疑問を出発点にして、「自分はどんな社会課題に関わりたいのか」「どんな組織や人を支えたいのか」を考えてみてください。
その小さな問いが、将来像を考える入口になります。ぜひ、自分の言葉で少しずつ整理してみましょう。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


