こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、「課題意識を持つとはどういうことか」です。

自己推薦書や面接では、

  • あなたの問題意識は何ですか?
  • 社会の課題についてどう考えていますか?
  • 関心のあるテーマの課題は何だと思いますか?

といった問いが出されることがあります。

このとき、

  • 課題意識とは何を指すのか分からない
  • 社会問題に詳しくないといけないのでは
  • 大きな問題を語らなければならない気がする

と不安に感じる人も少なくありません。

しかし、課題意識とは難しい知識や専門的な分析ではなく、「なぜだろう?」と疑問を持つ姿勢から始まります。

上智大学の推薦入試では、

  • 社会や身近な出来事への疑問
  • 物事の背景を考えようとする姿勢
  • 問いを持つ力

が重視されています。

今回は、「課題意識を持つ」とはどういうことかを解説します。


課題意識とは何か

課題意識とは、

✔ 違和感に気づくこと
✔ 「なぜ?」と疑問を持つこと
✔ 改善の必要性を感じること

です。

必ずしも解決策を持っている必要はありません。


課題意識は日常の中にある

社会の課題は、身近な生活の中にも存在しています。

  • 高齢者が買い物に困っている
  • 学習環境に地域差がある
  • 外国人住民とのコミュニケーションの難しさ
  • 地域の人間関係の希薄化

👉 課題意識は特別な場所ではなく、日常から生まれます。


「気づくこと」から課題意識は始まる

出来事

地域の高齢者が買い物に困っている

気づき

移動手段が限られている人が多い

疑問

支援制度はあるのに、なぜ利用されていないのだろう?

👉 ここに課題意識が生まれます。


課題意識が評価される理由

課題意識を持つことは、

✔ 問いを持つ力
✔ 思考の主体性
✔ 社会への関心

を示します。

これは大学での学びの出発点となる姿勢です。


「問題を指摘すること」とは違う

課題意識は、単に問題点を挙げることではありません。

❌ 表面的な指摘

少子高齢化は大きな問題だと思います。

👉 一般論にとどまる

✔ 課題意識がある例

高齢者支援の活動に参加する中で、制度があっても支援につながらない方がいる現状に疑問を持つようになりました。

👉 自分の視点がある


課題意識を見つける3つの視点

① 違和感に注目する

「なぜだろう?」と思ったことが出発点です。


② 背景を考える

問題が起きている理由や構造を想像します。


③ 他者の立場から見る

自分とは異なる状況にある人の視点を考えます。


課題意識が深まる問い

次の問いを考えてみましょう。

  • なぜこの問題が起きているのか?
  • 誰が困っているのか?
  • どのような背景があるのか?
  • 自分の経験と関係している点はあるか?

👉 問いが深まるほど、課題意識も深まります。


課題意識がある人の特徴

✔ 疑問を持つ習慣がある
✔ 表面的に受け取らない
✔ 背景を考えようとする
✔ 他者の立場を想像できる

👉 特別な知識より姿勢が重要です。


課題意識は志望理由につながる

課題意識は、学びたいテーマの出発点になります。

  • なぜその分野に関心を持ったのか
  • 何を明らかにしたいのか
  • なぜ学びたいのか

が自然につながります。


注意したいポイント

❌ 大きな問題を語ろうとする

→ 身近な疑問から始めて大丈夫です。

❌ 解決策まで無理に述べる

→ 問いを持つことが重要です。

❌ 他人の意見を借りる

→ 自分の視点が最も大切です。


まとめ

課題意識とは、難しい知識ではなく、「なぜだろう?」と疑問を持つ姿勢から生まれます。

意識したいポイント:

✔ 日常の違和感に注目する
✔ 背景や構造を考える
✔ 他者の立場から見る
✔ 自分の疑問を大切にする

課題意識を持つことは、学びの出発点であり、思考力を育てる第一歩でもあります。

もし自分の関心の中にどのような課題意識があるのか整理に迷う場合は、無料個別相談を活用する方法もあります。対話を通して、自分の中の問いを言葉にすることができます。

次回は、「問いを持てる人」が評価される理由について解説します。


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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。