こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科|多様性をどう志望理由に活かすか」です。
多様性は総合グローバル学部で大切な視点
上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科を志望する受験生にとって、重要なキーワードの一つが多様性です。
世界には、さまざまな文化や価値観があります。また、同じ社会の中でも、人によって立場や考え方は大きく異なります。
総合グローバル学部では、こうした違いをただ知識として学ぶだけではなく、なぜその違いが生まれるのか、どのように共に生きていくのかを考えていきます。
そのため、出願書類や面接で問われる志望理由でも、多様な立場を理解しようとする姿勢は大切な要素になります。
多様性とは何を意味するのか
多様性という言葉はよく使われますが、少し抽象的に感じる人もいるかもしれません。
簡単に言うと、多様性とは、人や社会の違いを理解しようとすることです。
たとえば、文化の違い、価値観の違い、社会制度の違い、宗教や生活習慣の違いなどがあります。
世界には多くの国や地域があり、それぞれに異なる歴史や社会の背景があります。
総合グローバル学部で学ぶうえでは、こうした違いを「自分とは違うから分からない」で終わらせず、「なぜそのような考え方が生まれたのか」と考える姿勢が大切です。
社会問題と多様性は深くつながっている
社会問題を考えるときにも、多様な視点は欠かせません。
たとえば環境問題を考える場合、自然を守ることは大切です。しかし同時に、企業の活動、政府の政策、市民の生活、発展途上国の経済成長など、さまざまな立場が関係しています。
一つの立場だけで考えると、問題の全体像が見えにくくなります。
それぞれの立場には、それぞれの事情があります。
だからこそ、総合グローバル学部では、複数の視点から社会問題を考える力が求められます。
志望理由で多様性を書くときの注意点
志望理由に多様性を入れるとき、難しい言葉を使う必要はありません。
むしろ大切なのは、実際の経験をもとに書くことです。
たとえば、学校活動で意見が分かれた経験、グループ活動で価値観の違いを感じた経験、ニュースを通して国や地域による考え方の違いを知った経験などがあります。
その中で、「自分とは違う考え方がある」と気づいたことがあれば、それは多様性への関心につながります。
「多様性を大切にしたいです」と書くだけではなく、「どのような経験からそう考えるようになったのか」を伝えることが重要です。
学校生活の中にも多様性はある
多様性というと、海外の文化の違いを思い浮かべる人も多いかもしれません。
しかし実際には、学校生活の中にも多様性はあります。
たとえば、文化祭の準備で意見が分かれた経験や、部活動で目標への考え方が違った経験などです。
「勝つこと」を大切にする人もいれば、「楽しさ」や「続けやすさ」を重視する人もいます。
その違いに触れたとき、「なぜ相手はそう考えるのだろう」と考えた経験は、総合グローバル学部での学びにつながります。
面接でも多様な視点は見られる
推薦型選抜の面接では、社会問題について意見を聞かれることがあります。
このとき、一つの立場だけを強く主張するよりも、「さまざまな立場がある」と理解しようとする姿勢が大切です。
たとえば貧困問題について話す場合でも、支援を受ける人、支援を行う国や団体、地域社会、政治や経済の仕組みなど、複数の視点があります。
総合グローバル学部では、多角的な視点で問題を考える力が重視されます。
面接でも、自分の意見を持ちながら、他者の立場を想像できるかどうかが見られています。
推薦型選抜で評価される姿勢
上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科の推薦型選抜では、専門知識の量だけが評価されるわけではありません。
問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者理解、対話姿勢などが大切に見られます。
多様性を理解することは、単に「いろいろな人がいる」と知ることではありません。
違いの背景を考え、相手の立場を想像しながら、自分の考えを深めていくことです。
その姿勢が、総合グローバル学部の学びとつながります。
最後に:違いに気づいた経験を振り返ってみよう
多様性は、特別に難しいテーマではありません。
ニュース、学校生活、日常の出来事の中にも、自分とは違う考え方に触れる場面はたくさんあります。
推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ています。
志望理由を書くときは、「どんな経験から違いについて考えるようになったのか」を振り返ってみてください。
そして、「なぜ相手はそう考えたのか」「別の立場から見るとどう見えるのか」を考えてみましょう。
その視点が、上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科で学びたい理由をより深いものにしてくれます。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。

