上智大学外国語学部ドイツ語学科|高校生活をどう活かすか
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「上智大学外国語学部ドイツ語学科|高校生活をどう活かすか」です。
高校生活は推薦入試の大切な材料になる
上智大学外国語学部ドイツ語学科の推薦入試を考え始めると、多くの高校生が不安になることがあります。
「海外留学の経験がない」「語学コンテストに出たことがない」「全国大会の実績もない」。そんなふうに感じている人もいるかもしれません。
しかし、推薦入試は実績の大きさだけで評価される入試ではありません。
もちろん、さまざまな活動経験は評価の一つになることがあります。しかし、それ以上に大切なのは、その経験から何を感じ、何を考えたのかという部分です。
上智大学外国語学部ドイツ語学科が見ているのは、特別な経歴を持つ人だけではありません。高校生活の中で興味や疑問を持ち、自分なりに考え続けてきた人です。
つまり、高校生活そのものが推薦入試の大切な材料になるのです。
活動の大きさよりも考えたことが大切
推薦入試という言葉を聞くと、どうしても華やかな実績をイメージしてしまうことがあります。
海外留学、大規模なボランティア活動、全国レベルの大会出場などを思い浮かべる人もいるでしょう。
もちろん、そのような経験がある人もいます。しかし、それだけが評価されるわけではありません。
例えば、毎日続けてきた部活動でもよいのです。文化祭の実行委員でも構いません。クラスでの役割や委員会活動も立派な経験です。
大切なのは、その経験から何を学んだのかです。
推薦入試では、「何をしたか」だけでなく、「なぜそう感じたのか」「その経験からどのような視点を得たのか」が見られます。
活動の大きさではなく、経験をどれだけ深く考えられているかが重要なのです。
部活動の経験は大きな強みになる
部活動は、多くの高校生にとって身近な経験です。
例えば、チームスポーツであれば、仲間と協力する難しさや意見の違いを経験することがあります。
文化部であれば、一つの作品や発表を作り上げる過程で、多様な考え方に触れることもあるでしょう。
こうした経験は、外国語学部で求められる力ともつながっています。
ドイツ語学科では、異なる文化や価値観を理解することが大切になります。そのため、自分と違う考え方を受け止める経験は大きな意味を持ちます。
例えば、「部活動で意見が対立した経験から、多様な考え方を理解することの大切さを学んだ」という経験は、異文化理解への関心につなげることもできます。
何気なく過ごしてきた部活動の中にも、志望理由のヒントはたくさん隠れています。
授業で感じた疑問を大切にしよう
高校生活の中で見落とされがちなのが、授業での学びです。
しかし、大学は学問を学ぶ場所です。そのため、授業を通して感じた興味や疑問は非常に重要な材料になります。
例えば、世界史の授業でヨーロッパ近現代史を学んだときに、ドイツの歴史に興味を持った人もいるかもしれません。
また、現代社会の授業で環境問題や移民問題を学び、ドイツの政策に関心を持った人もいるでしょう。
大切なのは、「面白かった」で終わらせないことです。
なぜ面白いと思ったのか。何に疑問を感じたのか。もっと知りたいと思ったのはなぜなのか。
そうした問いを持つことが、大学での学びにつながっていきます。
ニュースや本から生まれる関心も立派なきっかけ
志望理由のきっかけは、学校の中だけにあるわけではありません。
ニュース、本、映画、ドキュメンタリーなどを通して関心が生まれることもあります。
例えば、ニュースでドイツの環境政策について知り、日本との違いに興味を持ったとします。
あるいは、歴史に関する本を読んで、ドイツがどのように過去と向き合ってきたのかに関心を持った人もいるかもしれません。
そのような経験は決して特別なものではありません。しかし、自分なりに考えを深めていけば、立派な志望理由につながります。
推薦入試で大切なのは、どこで興味を持ったかよりも、その興味をどのように育ててきたかです。
小さな経験を軽視しないこと
高校生と話していると、「こんな小さな経験では意味がないですよね」と言われることがあります。
しかし、そのようなことはありません。
例えば、授業中に先生の話を聞いて疑問を持った経験、ニュースを見て気になったテーマ、友人との会話で考えさせられたことなども、大切な経験です。
大学側が見ているのは、経験の派手さではなく、その経験にどう向き合ったかです。
小さな疑問をそのままにせず、「なぜだろう」と考え続ける姿勢は、大学で学ぶうえでも非常に重要です。
推薦入試でも、そのような思考の深さは評価されるポイントになります。
推薦入試で見られているのは思考の過程
上智大学外国語学部ドイツ語学科の推薦入試では、専門知識の量だけが評価されるわけではありません。
むしろ大切なのは、問いを持つ姿勢や思考の深さです。
提出書類や面接で問われる志望理由でも、「ドイツ語が好きです」という結論だけではなく、そこに至るまでの過程が大切になります。
なぜ興味を持ったのか。その関心はどのように広がったのか。大学で何を学びたいのか。
こうした思考の流れを自分の言葉で伝えられることが重要です。
推薦入試は完璧な人を選ぶ試験ではありません。考え続けられる人を見ている試験なのです。
最後に
上智大学外国語学部ドイツ語学科の推薦入試では、高校生活の中での経験が大切な材料になります。
重要なのは、特別な実績や華やかな経歴ではありません。
部活動、授業、読書、ニュース、学校行事など、日々の経験の中で何を感じ、何を考えたのかが大切です。
今までの高校生活を振り返ってみると、自分でも気づいていなかった関心や問いが見つかることがあります。
ぜひ一度、「自分はどんなことに疑問を持ってきたのだろう」「どんなことに興味を感じてきたのだろう」と考えてみてください。
その問いを見つけることが、上智大学外国語学部ドイツ語学科への第一歩になるかもしれません。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


