上智大学 理工学部 機能創造理工学科を目指す人へ 探究テーマの見つけ方をわかりやすく解説

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学 理工学部 機能創造理工学科を目指す人の探究テーマの見つけ方」です。

「探究学習で何をテーマにすればいいかわからない。」

「理工学部を目指しているけれど、難しい研究をしないといけないのかな。」

そんな悩みを持つ高校生は少なくありません。

しかし、機能創造理工学科を目指すからといって、高校生のうちから高度な研究を行う必要はありません。

大学が期待しているのは、「身近な疑問を大切にし、自分なりに考え続けられる人」です。

今回は、探究テーマを見つけるための考え方や、推薦入試にもつながるテーマ選びのポイントについて紹介します。


探究テーマは「身近な疑問」から始まる

探究というと、何か特別なテーマを探そうとしてしまう人がいます。

しかし、多くの研究は日常の小さな疑問から始まっています。

例えば、「駅のエスカレーターはなぜあの速さなのだろう」「自転車はどうして倒れずに走れるのだろう」「最近の家電はどうして省エネルギーなのだろう」といった疑問も立派な出発点です。

機能創造理工学科では、このような疑問を技術や工学の視点から考え、社会に役立つ形へ発展させていきます。

まずは、「気になること」を見つけることから始めましょう。


「困りごと」に目を向けてみる

良い探究テーマは、「誰かの困りごと」から生まれることがよくあります。

例えば、高齢者が階段を利用しにくそうにしている姿を見たことはありませんか。

その経験から、「もっと安全に移動できる仕組みは作れないだろうか」と考えることができます。

また、暑い教室で「もっと効率よく涼しくできないかな」と考えることも、立派な探究のきっかけになります。

機能創造理工学科では、人々の暮らしをより良くするための技術を学びます。

そのため、社会や身近な人の困りごとに目を向けることは、とても大切な視点です。


好きなことと社会課題を結び付ける

探究テーマを考えるときは、自分の好きなことから発想する方法もあります。

例えば、スポーツが好きなら、「けがを防ぐ用具の開発」や「運動データを活用したトレーニング方法」について考えることができます。

ゲームが好きなら、「より操作しやすいコントローラー」や「VR技術の活用」について興味が広がるかもしれません。

好きなことと社会課題を組み合わせることで、自分らしいテーマが見つかりやすくなります。

探究は、無理に難しい内容を選ぶ必要はありません。

自分が興味を持てることの方が、長く考え続けることができます。


ニュースには探究のヒントがたくさんある

普段のニュースにも、多くの探究テーマが隠れています。

例えば、自動運転、自動配送ロボット、再生可能エネルギー、宇宙開発、AI、医療機器などは、機能創造理工学科とも深く関わる分野です。

ニュースを見たら、「便利そう」で終わらせず、「どんな技術が使われているのだろう」「まだどんな課題が残っているのだろう」と考えてみましょう。

そのような習慣が、自分だけの探究テーマにつながっていきます。


答えを出すことより考え続けることが大切

探究学習では、「正しい答え」を見つけることが目的ではありません。

むしろ、「もっと調べたい」「違う方法はないだろうか」と考え続けることが重要です。

例えば、「プラスチックごみを減らす方法」を調べた結果、一つの解決策しか見つからなかったとしても問題ありません。

そこから、「他にも方法はあるのではないか」と新しい問いを持てることが、大学での学びにつながります。

機能創造理工学科でも、答えが決まっていない課題に向き合う機会がたくさんあります。


推薦入試で評価される探究とは

推薦入試では、「難しいテーマだったか」よりも、「どのように考えたか」が大切です。

提出書類や面接で問われる志望理由でも、「なぜそのテーマに興味を持ったのか」「調べる中でどのような気づきがあったのか」を自分の言葉で説明できることが求められます。

大学が評価しているのは、知識量ではありません。

問いを持つ姿勢、思考の深さ、多面的な視点、他者への理解、そして対話しながら学び続けようとする姿勢です。

推薦入試は、完璧な研究成果を持つ人ではなく、大学でさらに成長できる人を見ています。


探究テーマに迷ったら自分に質問してみよう

テーマが思い浮かばないときは、自分自身に質問してみることがおすすめです。

  • 最近「なぜだろう」と思ったことは何か。
  • 普段の生活で不便に感じることはあるか。
  • ニュースで気になった技術は何か。
  • 誰かの役に立てるとしたら、どんなことをしてみたいか。

このような問いを繰り返していくと、自分の興味が少しずつ見えてきます。

探究テーマは、最初から完成している必要はありません。

考えながら少しずつ深めていくことが大切です。


まとめ

上智大学理工学部機能創造理工学科を目指す人にとって、探究テーマは特別なものを選ぶ必要はありません。

日常生活の疑問や社会の困りごと、自分の好きなことを出発点にしながら、自分なりの問いを育てていくことが大切です。

推薦入試で評価されるのは、テーマの難しさではなく、問いを持つ姿勢や考え続ける力です。

ぜひ普段の生活の中で、「なぜだろう」「もっと良くできないかな」という気持ちを大切にしてください。

その積み重ねが、大学での学びにも、推薦入試にもつながっていきます。

この記事を読んで、「自分も探究テーマを考えてみよう」「機能創造理工学科についてもっと知りたい」と感じてもらえたら嬉しいです。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。