
上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科|岡知史特別契約教授の研究紹介 政策から臨床実践までを学ぶ社会福祉を考える
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「政策から臨床実践までを学ぶ社会福祉を考える」です。
社会福祉学ってどんな学問?
上智大学総合人間科学部社会福祉学科の岡知史特別契約教授は、社会福祉学を専門としています。岡教授は、上智大学の社会福祉学科の特色として、制度や政策といったマクロな視点から、一人ひとりへの臨床的な支援というミクロな視点まで、幅広く学べる教育内容を挙げています。福祉の仕組みを大きな視点で理解することと、目の前の一人に丁寧に向き合う力の両方が、社会福祉を実践するうえで欠かせません。
岡教授はカーディフ大学(英国)でソーシャルワークの博士号を、大阪市立大学で修士号を取得しています。ジョージ・メイソン大学(米国)での客員教授や、メルボルン大学での客員研究員としての経験もあり、国際的な視点から社会福祉を研究してきました。2005年から長く上智大学教授を務め、学科長も歴任したのち、現在は特別契約教授として教育・研究に携わっています。
高校までの学びとの違い
高校までは、社会の仕組みと、一人の人への支援は、別々のこととして学ぶことが多いかもしれません。しかし社会福祉学では、制度や政策がどのように一人ひとりの生活に影響するのか、逆に、現場での実践がどのように政策づくりに反映されるのかという、両方向のつながりを学んでいきます。大きな視点と小さな視点を行き来しながら考える力が、大学での学びの大きな特徴です。
具体的な学びの例
たとえば、ニュースで福祉制度の見直しが話題になったとき、それが実際に困っている人の生活をどう変えるのか、想像してみた経験はないでしょうか。社会福祉学では、こうした制度と現場のつながりを、政策論と実践論の両面から学んでいきます。岡教授が強調するように、上智大学の社会福祉学科では、少人数のクラスをベテランの教員が直接指導する体制がとられており、実践的な力を丁寧に育てる環境が整っています。
また、岡教授の国際的な研究経験からは、日本とは異なる国の福祉制度や支援のあり方を比較することで、日本の社会福祉が抱える課題をより客観的に捉える視点も学ぶことができます。
制度を知ることと、人に寄り添うことは、決して別々の力ではありません。両方を行き来しながら学ぶことで、より実効性のある支援を考えられるようになります。
推薦入試とのつながり
上智大学の推薦入学試験(公募制)では、社会福祉学科の出願にあたり、「現代において社会福祉の果たす役割が重要になっている理由」についてまとめ、自分の考えを述べるレポート(A4用紙・約3,000字、専門的文献の明記が必要)が課されます。制度と現場のつながりに関心がある場合、ニュースで見た制度の変更が身近な人の生活にどう影響するかを考えた経験を、レポートの題材にしてみるとよいでしょう。
社会福祉学科の選考では学科試問が行われるほか、面接ではレポート内容についてB4サイズ程度のポスターを用いた3分以内のプレゼンテーションも求められます。学科試問や面接の具体的な評価基準は大学から公表されていないため、断定的な情報として扱うことはできません。出願を検討する際は、必ず上智大学公式サイトおよび最新の入学試験要項をご確認ください。
推薦入試に向けて意識したいこと
推薦入試では、知識の量よりも、制度と一人ひとりの生活とのつながりを、自分なりに考えられるかどうかが大切にされます。福祉制度に関するニュースを見たときに、その影響を身近な生活に引きつけて考える練習をしておきましょう。
社会保障政策に関するニュースにも日頃から関心を持ち、自分なりの考えを言葉にする練習をしておくことも良い準備になります。専門用語が出てきても、自分なりに調べて理解する姿勢を大切にしてください。
また、面接では提出したレポートの内容をもとに、B4サイズ程度のポスターを用いた3分以内のプレゼンテーションが求められます。政策と実践のつながりをどう図で表すか、わかりやすくまとめる練習もあわせて行っておくとよいでしょう。学科試問では社会福祉に関する基礎的な理解も問われる可能性があるため、日頃から関連するニュースに触れておくことも大切です。
まとめ
社会福祉学は、制度や政策という大きな視点と、一人ひとりへの支援という小さな視点を行き来しながら学ぶ学問です。両方の視点を持つことは、これからの社会でますます求められる力になっていくでしょう。ぜひ、制度と身近な生活とのつながりについて、あらためて考えてみてください。大きな視点と小さな視点を行き来する力は、どんな進路に進んでもきっと役立つはずです。
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※本記事は、記事作成時点の上智大学公式情報をもとに作成しています。最新情報や入試の詳細は、必ず上智大学公式サイトおよび最新の入学試験要項をご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


