
上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科|高瀬幸子准教授の研究紹介 多様な視点から人間理解を深める社会福祉学を考える
こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。
今回のテーマは、「多様な視点から人間理解を深める社会福祉学を考える」です。
社会福祉学ってどんな学問?
上智大学総合人間科学部社会福祉学科の高瀬幸子准教授は、社会福祉学を専門としています。高瀬准教授は、社会福祉学は「人間の生そのものに深く関わる学問」であり、人間の複雑さを理解し支えるためには、社会福祉学の枠にとどまらない多様な視点が必要だと考えています。上智大学の社会福祉学科では、他学科の授業も横断的に学べるカリキュラムが用意されており、こうした学際的な学びの環境が、人間理解を深めるうえで重要な役割を果たしています。
高瀬准教授は上智大学大学院で社会福祉学の博士号を取得し、日本学術振興会特別研究員としての研究活動を経て、帝京平成大学大学院臨床心理学研究科での専任講師・准教授を務めたのち、上智大学准教授として着任しました。臨床心理学の分野での教育経験も持ち、心理的な視点も踏まえながら社会福祉を研究してきた研究者です。
高校までの学びとの違い
高校までは、教科ごとに区切られた学びが中心で、複数の分野を横断して考える機会は少ないかもしれません。しかし社会福祉学では、心理学、社会学、法学、経済学など、さまざまな分野の知識を組み合わせながら、人間という複雑な存在を多面的に理解していきます。ひとつの視点にとらわれず、複数の角度から物事を考える力が、大学での学びの大きな特徴です。
具体的な学びの例
たとえば、友人や家族の悩みに対して、一つの理由だけでは説明できないと感じた経験はないでしょうか。人が抱える生活課題は、経済的な事情や心理的な事情、人間関係など、複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。社会福祉学では、こうした複雑な状況を、心理学的な視点も取り入れながら、多面的に理解していく力を養います。
また、高瀬准教授の臨床心理学での経験は、支援を必要とする人の心の動きを丁寧に理解する視点として、社会福祉の実践にも活かされています。制度やサービスだけでなく、その人の内面にも寄り添う姿勢が大切にされています。
一つの学問分野だけでは見えてこない人間の姿があります。高瀬准教授の研究は、複数の視点を組み合わせることで、人間という存在をより深く理解しようとする試みだといえるでしょう。
推薦入試とのつながり
上智大学の推薦入学試験(公募制)では、社会福祉学科の出願にあたり、「現代において社会福祉の果たす役割が重要になっている理由」についてまとめ、自分の考えを述べるレポート(A4用紙・約3,000字、専門的文献の明記が必要)が課されます。人の心と生活の両面から物事を考えることに関心がある場合、友人や家族の悩みに向き合った経験を、レポートの題材にしてみるとよいでしょう。
社会福祉学科の選考では学科試問が行われるほか、面接ではレポート内容についてB4サイズ程度のポスターを用いた3分以内のプレゼンテーションも求められます。学科試問や面接の具体的な評価基準は大学から公表されていないため、断定的な情報として扱うことはできません。出願を検討する際は、必ず上智大学公式サイトおよび最新の入学試験要項をご確認ください。
推薦入試に向けて意識したいこと
推薦入試では、知識の量よりも、一つの物事を多面的に捉えようとする姿勢が大切にされます。悩みごとの背景にある複数の要因について、自分なりに考えてみる練習をしておきましょう。
心の健康や生活困窮に関するニュースにも日頃から関心を持ち、自分なりの考えを言葉にする練習をしておくことも良い準備になります。専門用語が出てきても、自分なりに調べて理解する姿勢を大切にしてください。
また、面接では提出したレポートの内容をもとに、B4サイズ程度のポスターを用いた3分以内のプレゼンテーションが求められます。複数の視点をどう整理して伝えるか、図や言葉を工夫してまとめる練習もあわせて行っておくとよいでしょう。学科試問では社会福祉に関する基礎的な理解も問われる可能性があるため、日頃から新聞やニュースに触れておくことも大切です。
まとめ
社会福祉学は、心理学をはじめとする多様な分野の知識を組み合わせながら、人間という複雑な存在を理解していく学問です。一つの視点にとらわれない柔軟な思考は、これからの社会でますます求められていくでしょう。ぜひ、身近な人の悩みを多面的に捉える視点について、あらためて考えてみてください。多様な角度から人を理解しようとする姿勢は、どんな進路に進んでもきっと役立つはずです。
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※本記事は、記事作成時点の上智大学公式情報をもとに作成しています。最新情報や入試の詳細は、必ず上智大学公式サイトおよび最新の入学試験要項をご確認ください。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師
【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。
プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。
著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。


