上智大学 外国語学部 フランス語学科で学ぶこととは?学科の特徴や学びの内容をわかりやすく解説

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「上智大学 外国語学部 フランス語学科で学ぶこととは?」です。


フランス語学科は「言葉」を通して世界を知る学科

「フランス語学科」と聞くと、「フランス語を話せるようになる学科」というイメージを持つ人も多いかもしれません。

もちろん、フランス語を身につけることは大切な学びの一つです。しかし、上智大学外国語学部フランス語学科で学ぶ内容は、それだけではありません。

言葉を学ぶことは、その国の文化や歴史、人々の考え方、価値観、社会の仕組みまで理解することにつながります。

フランス語は世界中の多くの国や地域で使われている国際的な言語です。ヨーロッパだけではなく、アフリカやカナダ、カリブ海地域など、さまざまな文化圏で使われています。

そのため、一つの言語を学びながら、多様な文化や社会について幅広く学べることが、この学科の大きな魅力です。


高校の外国語学習との違い

高校では、英語を中心に文法や単語を覚えたり、長文読解をしたりする機会が多いでしょう。

一方、大学では「なぜこの表現が使われるのだろう」「文化によって考え方はどう違うのだろう」といった問いを持ちながら学びます。

例えば、日本では遠回しな表現が好まれる場面がありますが、フランスでは自分の考えをはっきり伝えることが重視される場面もあります。

こうした違いを知ることで、「正解は一つではない」という視点を自然と身につけられるようになります。

語学は暗記だけではなく、人と人とのコミュニケーションを考える学問でもあるのです。


フランス語学科で学ぶ内容

上智大学外国語学部フランス語学科では、語学力を土台にしながら、さまざまな分野を学んでいきます。

  • フランス語の読む・書く・聞く・話す力
  • フランス文学
  • フランスの歴史や社会
  • ヨーロッパ文化
  • フランス語圏の国々の文化
  • 異文化コミュニケーション
  • 翻訳や通訳に関する学び

授業では、フランス語で書かれた文章を読んだり、映画やニュースを教材として扱ったりすることもあります。

また、「この出来事はなぜ起こったのか」「文化の違いはどこから生まれるのか」といったテーマについて、自分で考え、仲間と意見を交換する機会も多くあります。


語学だけではなく「人」を学ぶ

フランス語学科の魅力は、人を理解する力を育てられることです。

例えば、日本では当たり前だと思っていた習慣が、海外ではまったく違う意味を持つことがあります。

逆に、海外では普通でも、日本ではあまり見られない文化もあります。

そうした違いに触れることで、「自分の常識だけで判断しない姿勢」が身についていきます。

これは将来どんな仕事に就いても役立つ力です。

企業でも教育現場でも、公務員でも国際機関でも、多様な人と協力する場面は増えています。

だからこそ、相手の立場を理解しながら対話する力は、大きな強みになります。


学校生活の経験も学びにつながる

フランス語学科に向いているのは、特別に語学が得意な人だけではありません。

例えば、部活動で後輩と接した経験や、文化祭で役割分担を工夫した経験、留学生と交流した経験なども、人との違いを理解するきっかけになります。

「相手はどう考えているのだろう」と考えた経験は、大学での学びにもつながっていきます。

普段の学校生活の中にも、異なる価値観に触れる場面はたくさんあります。

そうした経験を大切にしている人は、この学科でも多くの学びを得られるでしょう。


推薦入試ではどのような力が見られるのか

上智大学の推薦入試では、「フランス語が話せること」が求められるわけではありません。

それよりも、「なぜその学びに興味を持ったのか」「大学でどのように学びたいのか」を自分の言葉で考えられることが大切です。

提出書類や面接で問われる志望理由では、知識量よりも、物事を深く考えようとする姿勢が評価されます。

例えば、一つのニュースを見ても、「自分とは違う立場の人はどう感じるのだろう」「なぜその考え方が生まれたのだろう」と考えられる人は、大学での学びにもつながる力を持っています。

また、自分の考えだけを伝えるのではなく、相手の意見にも耳を傾けながら対話できる姿勢も大切です。

推薦入試は、完璧な人を選ぶ試験ではありません。

一つの答えを急ぐのではなく、問いを持ち続け、自分なりに考え続けられる人が評価される入試です。


まとめ

上智大学外国語学部フランス語学科は、フランス語を学ぶだけの学科ではありません。

言葉を通して文化や歴史、社会、人々の価値観を理解し、多様な視点を身につける学科です。

高校までの学習とは違い、「なぜそうなるのか」を考え続けることが大学での学びの中心になります。

フランスやヨーロッパに興味がある人はもちろん、人と関わることが好きな人、異文化に触れてみたい人、自分とは違う考え方を知りたい人にも、とても魅力的な学科です。

今すぐすべてを理解している必要はありません。

まずは身近な出来事に疑問を持ち、自分なりの考えを深めてみてください。その積み重ねが、大学での学びにも、推薦入試の準備にもつながっていきます。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。