上智大学 総合人間科学部 社会福祉学科|探究活動をどう深める?推薦入試につながる考え方を解説

こんにちは!KOSSUN教育ラボ教務担当(上智大学推薦入試サポート)です。

今回のテーマは、
「探究活動をどう深めるか」です。

「探究活動を進めているけれど、このままで良いのかわからない。」

「調べ学習になってしまっていて、自分なりの考えがまとまらない。」

このような悩みを持つ高校生はとても多くいます。

特に上智大学総合人間科学部社会福祉学科を目指す場合は、「社会問題について調べた」というだけでは十分とは言えません。

社会福祉学科では、人や社会について多面的に考え、問いを深めながら学び続ける姿勢が大切にされています。

推薦入試でも評価されるのは、完成度の高い研究成果ではなく、「どのように考えを深めてきたか」という過程です。

今回は、探究活動をより充実させるための考え方や、社会福祉学科らしい探究の進め方について紹介します。


探究活動は「調べること」がゴールではない

探究活動を始めると、多くの人が最初にインターネットや本で情報を集めます。

もちろん、知識を得ることは大切です。

しかし、それだけでは探究は終わりません。

例えば、「子どもの貧困について調べました」「高齢化についてまとめました」という内容だけでは、調べ学習になってしまいます。

探究では、その情報をもとに「なぜこの問題が起きているのだろう」「別の方法はないだろうか」「自分はどう考えるだろう」と問いを深めることが重要です。

社会福祉学科でも、このように自分自身で考え続ける姿勢が求められています。


一つのテーマをさまざまな立場から考える

社会問題には、一つだけの見方はありません。

例えば、高齢者の孤立というテーマを考える場合でも、高齢者本人だけではなく、家族、地域住民、行政、医療機関など、それぞれ異なる立場があります。

「誰が困っているのか」だけではなく、「なぜその状況が生まれているのか」「周りの人はどう感じているのか」と考えることで、探究はより深まります。

社会福祉学科では、このような多面的な視点を大切にしています。

一つの答えを探すのではなく、多様な立場を理解しようとする姿勢が、大学での学びにもつながります。


自分の経験と結び付けて考えてみよう

探究活動は、身近な経験と結び付けることで、より自分らしい内容になります。

例えば、学校でグループ活動をしたとき、「意見を言えない人がいた」「役割が偏ってしまった」という経験はありませんか。

その出来事から、「誰もが安心して参加できる環境とは何だろう」と考えることもできます。

また、部活動で後輩との関わり方を工夫した経験や、アルバイトでさまざまな年代の人と接した経験も、人との関わりを考えるきっかけになります。

社会福祉学科では、こうした日常の経験から社会全体へ視野を広げることを大切にしています。


「なぜ」を繰り返すと探究は深まる

探究活動で迷ったときは、「なぜ」という問いを繰り返してみましょう。

例えば、「高齢者が地域活動に参加しにくい」というテーマなら、「なぜ参加しにくいのか」「なぜ地域によって違いがあるのか」「なぜ支援が届かない人がいるのか」と考えていきます。

このように問いを重ねていくことで、表面的な理解ではなく、背景にある課題まで見えてきます。

大学では、このように一つのテーマを深く掘り下げながら学ぶことが多くあります。

高校生のうちから「なぜ」を大切にする習慣を身に付けることは、大きな力になります。


人と話すことも探究の一つ

探究というと、一人で調べるイメージがあるかもしれません。

しかし、人と話すことも探究を深める大切な方法です。

先生や友達、家族と話をすると、自分にはなかった視点に気付くことがあります。

例えば、自分では「こう考える」と思っていたことでも、別の立場から意見を聞くことで、新しい疑問が生まれることがあります。

社会福祉学科では、授業でもグループワークや議論を通して学びを深める機会があります。

対話を通して考えを整理する力は、高校生のうちから育てておきたい力の一つです。


推薦入試で評価される探究活動とは

推薦入試では、「どれだけ難しいテーマを扱ったか」が評価されるわけではありません。

提出書類や面接で問われる志望理由では、「探究活動を通して何を考えたのか」が重視されます。

例えば、「最初は制度だけに注目していたが、人とのつながりの大切さにも気付いた」「調べるうちに、自分とは違う立場の人の考え方を知った」というような学びの変化は、とても大切です。

推薦入試は、知識量を競う試験ではありません。

問いを持ち、思考を深め、多面的な視点を持ちながら学び続けられる人かどうかを見ています。

社会福祉学科でも、その姿勢は大学生活の中で何より大切になります。


高校と大学では探究の進め方が変わる

高校では、探究活動にも一定のテーマや進め方があります。

一方で大学では、自分自身で課題を見つけ、資料を読み、議論しながら学びを深めていきます。

社会福祉学科では、一つの社会課題をさまざまな学問分野から考える機会も多くあります。

だからこそ、高校生のうちから「答えを見つけること」ではなく、「考え続けること」を意識して探究に取り組むことが大切です。


まとめ

上智大学総合人間科学部社会福祉学科を目指すなら、探究活動では調べるだけで終わらず、自分なりの問いを深めることを意識してみましょう。

身近な経験や社会問題を結び付け、多面的な視点で考え続けることが、大学での学びにもつながります。

推薦入試でも評価されるのは、知識量ではなく、問いを持つ姿勢、思考の深さ、他者を理解しようとする姿勢、そして対話を通して学ぼうとする姿勢です。

ぜひ今日から、「なぜだろう」という疑問を大切にしながら、自分だけの探究を少しずつ深めてみてください。

もし一人で整理するのが難しいと感じたら、KOSSUN教育ラボの無料個別相談も活用してみてください。


KOSSUN教育ラボでは、上智大学の推薦入試対策に特化した 上智大学合格プロジェクト を完全定員制(先着10名限定)にて設け、専門性の高い個別サポートを行っています。


限られた時間の中でも本気で上智大学合格を掴み取りたい方は、今すぐ 無料個別相談会 にお申し込みください。



※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

川又ヒトミ(KOSSUN教育ラボ プロ講師)

川又 ヒトミ(かわまた・ひとみ)
KOSSUN教育ラボ プロ講師

【略歴】
お茶の水女子大学卒業後、私立高校に入職。進路指導部長を務め、大学入試改革や新学習指導要領、ギガスクール構想など変化する教育現場にて指揮を執る。 プロ講師に転向後は、上智大学をはじめ、難関大学に毎年多数の合格者を輩出。最新情報を駆使した戦略的な指導に定評がある。塾生はもちろん、保護者、講師からも一目置かれ、「合格請負人」の異名を取る人気講師として知られる。 著書に『総合型選抜・推薦型選抜で「凡人」が難関大に合格る本』(ビジネス実用社)。